Fという名のカメラ コニカF
ニコンFと同時代には日本光学以外にもFを冠したカメラがいくつかありました。
有名なところでの1台は表題のコニカFで、もう1台オリンパスペンFといったところでしょう。
そのコニカFですが、当時の一眼レフとしては初めてシャッター速度と絞りに連動した露出計を内蔵したカメラでした。因みに、ニコンFではまだ後付けのニコンメーター(I型)のみで、フォトミックファインダーは出ておりませんでした。
写真工業の1960年1月号に35ミリ一眼レフの露出計連動機構という特集が組まれており、その中で今回紹介するコニカFの連動機構の解説記事が掲載されていました。2頁という紙面の都合でしょうか図版も小さく、解説も多少簡略気味ではありますが、コニカFという割合珍しい機種の資料としては貴重なものだと思っています。
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コメント
この頃は35ミリ一眼レフよりも、コニカだったら中判のパールが人気があった頃ではないでしょうか。
フィルムの性能の関係で、中判でいまの35ミリのモノクロフィルムと比べると若干劣っていたかもしれませんね。
余裕があればコニカのカメラとレンズ、欲しいですね。
まだネオパンSSが高感度フィルムで、トライXは出ていましたが、まだISO200だった時代だったような気もします。
まだ国産ネガカラーがこの年か翌年に発売されるようになり、現像料金込みで発売されていたと思います。
投稿: ガタピシ | 2009年5月13日 (水) 09時40分