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幻のズームニッコール80~200mmF2.8ED

1978年のフォトキナで発表された開放F値2.8の80~200mmズームです。
80200f28edprotoa(Complete Nikon Systemより)
このレンズはフォトキナ'78後の写真工業などカメラ誌でも新製品として発表されていましたが、発売日や価格は未定で、結局発売には至りませんでした。
画像のように距離環とズームリングは別々になっていて、三脚座も装備されていて、実用的には十分ではなかったかと思われます。
また、1982年12月発売の距離環とズームリングが一体の直進式の物はフィルター径も95mmと大きく、また、重量も1900グラムと、このプロトタイプの物より大きく重い物だっただけに、発売に至らなかったのが少し残念に感じられます。
この理由は何だったのでしょう?描写性能が悪かったのでしょうか?この辺の経緯をご存じの方居られませんでしょうか。

<仕様>

焦点距離:80mm~200mm
最大口径比:1:2.8
画角:30度10分~12度20分
レンズ構成:9群12枚
最短撮影距離:2.5m
絞り:自動
最小F値:32
ズーミング回転角:141度
へりコイド回転角:215度
フィルター径:86mmφ
大きさ:91.5mmφ×204mm
重量:1700グラム


*仕様は写真工業1978年12月号によります


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コメント

●MARUOさん、いつも貴重な情報をブログで御紹介いただきありがとうございます。今日は、午前中は息子の入っているサッカークラブの練習試合の撮影(サッカーゴール手前での至近距離撮影では80-200ズームが重宝します)に、午後は息子とお友達のスナップにと使用したところで、余りにタイムリーな記事にビックリです。
●販売された直進式のAI80-200/F2.8S*EDもWEB画像で見ただけで、現物は拝見したことがないのですが、大柄でクリックストップもついているプロの道具という印象です。
シリーズE70-210/F4と較べてコーティングが厚かったAI80-200/F4S自体、開放から使い物になる良い写りをしていましたから、F2.8ではEDガラス使用で「明るさ」「更なる高画質」に相当こだわっていたのではないでしょうか?
●写真で拝見するに相当商品価値が高く、かつ完成度の高いレンズに見受けられます。それだけに何故発売されなかったのか、やはり品質保証部あたりが「値段に見合ったプロ納得の画質」に拘り、販売ストップになったのかも知れませんね。

投稿: ふみとパパ | 2009年4月12日 (日) 22時50分

AFの80~200のF2.8が出る前に発売された、MFの同じ仕様のズームと比べるとコンパクトで使いやすそうに見えますが、なぜ発売されなかったのでしょうね、私も不思議です。
受注問い合わせが多く、ニコン側で供給するのにEDガラスの製造技術がネックとなったのかもしれませんね。

投稿: ガタピシ | 2009年4月13日 (月) 11時19分

こんなレンズ、開発されてたんですね。
知りませんでした。
販売されたレンズの方はたまに見ますが
...。大きすぎるのと距離リングのゴムが
劣化しているのが多くて手にする気がし
ませんね(でもいつかは、とフードだけ
確保している私です)。

投稿: 22 | 2009年4月16日 (木) 12時32分

こんなレンズが試作されてたのを初めて知りました。

最近私は、1982年発売のAiED80-200/2.8Sをヤフオクで入手しました。
前から欲しかったレンズでしたので満足していますが、実用面で最短撮影距離が長いのが困ります。

しかし、この時代のレンズにそれを言っちゃいけないですよね。
ばかデカいレンズですけど存在感のある面白いレンズでした。


この試作モデルは2リング式ズームですが、最短撮影距離が2.5mなのは同じようですね。

投稿: Sammy | 2009年4月21日 (火) 20時34分

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