« ニコマートEL系カタログ表紙一覧 | トップページ | ニコンFM後期カタログ »

ニコレックス35II型とニコレックスズーム35

昭和38年ころのニコン総合カタログの1頁です。
Nikkorex352a

ここに掲載されているニコレックス35II型と同ズーム35ですが、仕様を見比べていただくと分かると思いますが、ボディは同様品です。ニコレックス35II型は昭和37年4月登場で38年6月終了、同ズームは昭和38年2月で昭和40年8月終了ですので、短命のニコレックスシリーズでしたが、ボディ自体は約3年間作られていた事になります。

さて、この両者ですが、価格差はほぼレンズの価格差とも言えそうです。
そこで、このニコレックスズーム1台にするか、35II型とコンバージョンレンズ2種を揃えて使うか、焦点距離や明るさ、合計額など条件はいろいろ違いますが、あなたならどちらにしますか?


*余談ですが、個人的にはこのカタログ左上のニコンS3Mが非常に気になっていたりします・・・

|

« ニコマートEL系カタログ表紙一覧 | トップページ | ニコンFM後期カタログ »

Nikon Camera」カテゴリの記事

コメント

私だったらニコレックス35Ⅱだけですね。
私はニコンS2用のレンズを使っていた関係で、ズームファインダーの初期型を使っていたのでで、ズームレンズ付きのニコレックス・ズームは手に入れなかったと思います。

あの時代の日本人の収入ではニコレックスを選ぶか、トプコンもレンズシャッター式の一眼レフを出しているしなので、ニコンS2がなければ、ものすごく悩んだと思いますね。購入を検討している人たちにとっては。

投稿: ガタピシ | 2009年4月15日 (水) 10時55分

ニコンS3Mのカタログにはやはりあの時代の日本を感じますね。S3Mはモータードライブとの組み合わせが前提のカメラなのですが、モータードライブが出ていません。
この時の技術ではモータードライブの取り付けはメーカーに持ち込み、ボディーとの調整が必要だったので、モータードライブは割愛だったのでしょうか?
モータードライブとボディーがメーカーで調整して取り付けなくてもよくなったのは、同じ年に登場しているキヤノンの旧F-1、ニコンF2まで待たねばならなかったのですから。

東京オリンピック前年のカタログだから、出ていたのでしょうか?
翌年開催の東京オリンピックでは、いまでもそうですが、日本の新聞社で最も有力な報道陣をかかえる朝日新聞のカメラマンでもニコンFは支給されていても、モータードライブ付きのものは支給されていなかったりで、ライフの専属カメラマンがニコンFモータードライブで、トライXの空き箱の山を築いて撮影しているのにライバル心を持った。と、当時若手の朝日のスポーツ担当カメラマンが回想していたのを読むと、このカタログのS3Mを見ると、やはり気になります。

私はニコンS3Mのボディーの実物を見ているのですが、モータードライブは付いていないものばかりだったのを思い出します。

投稿: ガタピシ | 2009年4月15日 (水) 16時58分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ニコレックス35II型とニコレックスズーム35:

« ニコマートEL系カタログ表紙一覧 | トップページ | ニコンFM後期カタログ »