大井工場(現・株式会社ニコン大井製作所)
下はニコンの聖地?日本光学大井工場の四十年史にあった昭和5年当時の配置図です。
配置図は北を下に描いてありましたので、180度回転した状態にしてあります。
現在および、昭和22年時、昭和38年時の航空写真画像を下のURLで見られますので、この配置図との違いを確認してみてください。終戦時以降の変化が伺えます。
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E139.43.42.130N35.35.56.300&ZM=12&from=mapb
+の建物は213号館で、当時からの調整棟のあった位置ではないかと思われます。これは205号館として昭和47年まで使われていました。当初は測距儀の展望調整に使う為の物だったとのことです。
昭和22/38年時の航空写真にも写っている、道路を隔てて北側のE型に見える高層建築物は、1号館(現101号館)で、昭和8年4月の竣工ですので、先の配置図には載っていません。また、1号館は翌年から上方へ増築(4階から5階へ)が行われ昭和10年に完成したとのことです。この建物は関東大震災クラスの倍の地震に耐えられる強度の建物ということで、現在も使用されているのでしょう。
また、現在小野学園女子高になっている所の一部は昭和14年ころにはメッキ場や反射鏡工場がありました。
こちらは50年のあゆみにある大井(第一)工場の画像です。いつのものか分かりませんが、おそらく調整棟からの撮影と思われます。
この画像の奥中央に見える建物が配置図の事務所棟にあたり、右側の2階建てが倉庫、右端の画像が切れている建物が検査棟ではないかと思います。
私には大井工場(製作所)は101号館の印象が強いので、これが建て替えられる時はきっとかなり寂しく思うでしょうね。
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コメント
毎日楽しみに拝見しております。いやぁニコンの聖地、歴史を感じますね。私としては大井製作所の一角に資料館を設け、年に何回か一般に公開し、そのなかで限定グッズやようかんなどのお土産を販売してほしいのですが、いかがなものでしょうか?
投稿: 42-86大好きさん | 2009年3月 4日 (水) 16時25分
42-86大好きさん、こんにちは。
大井に一般公開可能な資料館を作るって話は良いですね。
お土産の販売ですが、ようかんなどは生協で購入できるようですが、これらもそこで販売するっていうのも賛成です。
他に個人的には、ニコンのPR映画が過去にいくつか作られていますが、それらのDVDでも販売してくれると嬉しいです。
投稿: MARU0 | 2009年3月 7日 (土) 18時38分