以前に参考資料として割合入手しやすいものを紹介しました。
今回はそれにも触れていましたが、日本光学が出したもの、あるいは同社技術者が監修したり技術資料を執筆している、信頼出来る資料を紹介します。
ニッコールレンズ読本やニコンの世界、ナイスショットは古書店やネットを検索しますと割合安価に見つかる場合もあると思います。これらの日本光学が出した物は多数の版があり、時期により掲載されているカメラ・レンズなどに違いがあります。また、ニコンの世界は版により表紙の色合いが変えてあります。ニコンナイスショットは時期により副題が変わり、表紙の画像も違っています。(他にEMイメージがあります。)
この辺りは以前にニコンの書籍として初版の時期など紹介していますので、参考にしてください。
写真工業から出ていたニコンのシステムとメカニズムやニコンテクニカルマニュアルも時期により掲載されている機種が異なっています。
以下掲載されている代表的な機種です。
1968年6月臨時増刊ニコンのシステムとメカニズム:ニコンF、フォトミックTn、ニコマートFTn
1971年5月臨時増刊最新版ニコンのシステムとメカニズム:ニコンフォトミックFTn、ニコマートFTn
1972年7月別冊・増補版ニコンのシステムとメカニズム:ニコンフォトミックFTn、ニコマートFTn、ニコンF2フォトミック
1974年5月臨時増刊ニコンテクニカルマニュアル:ニコンF2フォトミック、ニコンフォトミックFTn、ニコマートEL、ニコマートFTn、ニコノスII、R10/R8スーパーズーム
1981年3月別冊ニコンテクニカルマニュアル:ニコンF3、ニコンFE、ニコンFM、ニコンEM、ニコンF2、ニコンF(FTn)、ニコノスIV-A
1982年10月別冊・増補版ニコンテクニカルマニュアル:ニコンF3、ニコンFE、ニコンFM、ニコンEM、ニコンF2、ニコンF(FTn)、ニコノスIV-A、ニコンFM2、ニコンFG
共立出版のニコンFマニュアル、ニコンFニコマートマニュアルは割合高価に取引されていますが、近年は買い求めやすい価格でも見つかるようになってきました。こちらは付属品などアクセサリーの使い方を調べるのにも重宝な書籍です。
右下の「日本光学50年のあゆみ」は、いわゆる社史ですが、従来の社史とは違い、分かりやすい表現と図版で読み物としての性質が強いものになっています。安価に見つけられたら、是非、手元に置いておくことをお勧めします。
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