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'80年代に向けての一眼レフ2機種 「ニコンF3」および「ニコンEM」の発売について

下の画像は、表題のプレス向け発表資料の1頁目と2頁目です。この資料は25頁にわたる物で、各機種の概要や特徴、当面の月産数などの文字情報やカメラの画像が載っていました。
F31a
F32a

これを見ますと、F3はスペースシャトル計画に使われることや、ニコンEL2やF2とは併売されない事が分かるかと思います。(EL2は発表前年1979年11月に払底しており、また、F2は1980年6月に在庫払底しました。)


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NikonF3」カテゴリの記事

コメント

F3はエフスリーとよむのが正しいようですね。はずかしながら初めて知りました。ということはF2はエフツーにということになりそうですね。この頃は電子シャッターを上級機に入れるか否かで論争があった時期に重なると思うのですがこのF3が出たときは正直プロカメラマンはどうおもったのでしょうか。

投稿: igay | 2009年3月20日 (金) 01時38分

igayさん、F2はエフツーですよ。
ニコンF3が出たとき私はニコンが完全な電子シャッターAE機かよと思ったクチですね。
とはいえ、F3新登場のカタログを手に入れているのですから、気になっていたのは確かでしたね。
F2とF3はジャンルによって評価は違っていたような気がします。igayさんは以外に思うかもしれませんが、モータードライブ使用時のタイムラグはF3の方が短かったんですよ。

ニコンEL2は商売的に投売りしなくても済むように販売して在庫を払底させたのでしょうが、F2はいまでも新品のボディーを持っているカメラ屋があるくらいですから、F3なんてニコンのフラッグシップ機なもんかってカメラ屋が仕入れして在庫していた形跡が見られます。

ニコンEMは実に不思議なカメラですね。フィルムで撮影する人にはいまも人気があり、しかも美品が少ないとゆうぐらい使われたカメラなのですから。

投稿: ガタピシ | 2009年3月20日 (金) 13時42分

ニコンEL2のFEまでのつなぎ的な意味合いは、開発当初からあったようです。この辺は執筆者であり、開発に携わっておられた豊田氏の「ニコンファミリーの従姉妹たち」に“「EL2」の短命は最初からわかっていたのである。”とあります。ただ、在庫の払底時期がここまで延びてしまったのか?見通しより早く売り切れてしまったのか?は分かりませんが・・・

F3の電子シャッターでの登場はアマチュアの間でも賛否が有りましたが、私は容認派でした。
また、F一桁機の呼び名ですが、F2登場時の日本カメラショーなどではちゃんと数字を英語読みしてましたから、それが正式名なのだとは分かっておりましたが、私はえふに、えふさん、えふよん、えふご、えふろくと呼んでいますし、ライカも、えむに、えむさんなどと呼んでいます。

確かF2発表時にもこのような報道資料にちかい物が黄色っぽい紙に印刷されて、カタログの代わりに届いたのです、今、何処かに仕舞い込んで所在不明なので、出てきたらまた紹介したいと思います。

投稿: MARU0 | 2009年3月20日 (金) 15時04分

ガタピシさん、MARUO様、こんにちは。
やっぱり「エフツー」ですか。僕自身もF2はそう呼んでいましたが不思議なことにF3については「えふさん」と呼んでいました。でも正直これは自分の呼びやすいほうで呼んでもいいのではないかと思います。
ガタピシさんのコメントの中のモードラ使用時のタイムラグについてですが僕はびっくりしました。F2自体のタイムラグは結構短いのでモータードライブ使用時も短いと思っていたのですが・・。メカで信号を送っているF2に対してF3は電気で信号を送っている分有利な点があるのでしょうか。

投稿: igay | 2009年3月20日 (金) 15時50分

igayさん、F2のモータードライブの作動はメカで信号を送るのではなく、メカでボディー底部にある作動軸にあるシャッターボタンをメカで押して作動させるように造られています。巻き上げてこの作動軸の中にある部分を押すとシャッターが切れます。
F3は電気信号で作動させるので、メカのタイムラグと電気信号のタイムラグを比較してみれば電気信号の方が短いことは自明の理です。

遠隔操作して撮影する時は電気信号で制御できる方が使い勝ってはいいでしょうから、スペースニコンがF3が選ばれたのは、納得のゆくことですね。

投稿: ガタピシ | 2009年3月22日 (日) 11時00分

ガタピシさんこんにちは。
すみません、信号という言葉が少し分かりにくかったかもしれません。ガタピシさんの言うとおりボディ底のシャッターボタンを押してレリーズするというのが正しいですね。なので信号という言葉は意味が違いますね(汗)。これは伝達すると言ったほうがよいのでしょうか。
たしかに電気信号にすればタイムラグも減りメカの機構の分のスペースが少なくて済みコンパクトになりますね。でも僕は電気回路もいいとは思いますがメカの伝達の方にも魅力を感じてしまいます。だからこそF2やFMが好きなのかもしれません。

投稿: igay | 2009年3月23日 (月) 00時32分

igayさんもかなりマニアックなと書いてしまうと、失礼になりそうですが、FMが好きだとゆうのがかなりのニコン好きを感じます。
FMだとAiレンズもしくはAi改造を受けられないレンズも使えますからね。
FMがニコンらしいと思うのは、この当時よく売れていたキヤノンのAE-1と違って個体による品質のばらつきがないとゆうことです。AE-1には多少品質のばらつきがあり、何度修理に出しても故障してしまう個体があることをいまもフィルムの現像とネガのプリントを頼んでいるショップの親父さんから聞きました。

投稿: ガタピシ | 2009年3月25日 (水) 11時56分

ガタピシさんこんにちは。
いえいえ、自分はまだ入り口にすら入れてません(笑)。FMが好きになったきっかけは小学校5、6年生の頃に通っていた理科実験教室(いまは文系の自分ですが(笑))の先生がある日レンズの実験にもってきた一台のブラックのFMをみせてくれたことでした。切れのよいシャッター音、機械式セルフタイマーの作動音、巻上げレバーの軽さと音、初期型に彫られている後ろのNikonの文字。自分のいままで見てきたチャチなコンパクトカメラとの差に衝撃を受け思わず感動してしまったのです。この後しばらくしてキャノンA-1を手に入れつかっていたのですが巻上げがゴリゴリしているのとカチョッというシャッター音がなんともFMと比べて劣ったように感じてしまいそのうち自分もFMを使いたいと思ったのです。いま思えばあの実験教室の先生がFMをもって来なければここまで好きにはなっていなかったかもしれません。
キャノンのAE-1の精度にばらつきがあるのはもしかするとまだ生産の自動化のシステムがしっかりしていなかったからでしょうか?

投稿: igay | 2009年3月25日 (水) 23時40分

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