ファインダー包み
下はニコンF用中期型ウェストレベルファインダーを包んでいた布です。ファインダー底のリーフスプリングの当たった跡が残っているのが分かるかと思います。
日本光学のいわゆる光学マークが金箔押しされた、細かい毛足のベルベット調のおよそ16センチ角、濃い緑色の布です。
この頃は既にフォトミックファインダーなどの為にプリズム底のカバーが用意されていましたが、ウェストレベルファインダーには付属せず、皮ケースに納めていた都合からでしょうか?この布で包まれていました。
カメラやレンズ、アクセサリーが高価だった為でしょうか、このようなファインダーや視度補正の接眼補助レンズを入れていた箱なども当時はコストを掛けていたように思います。
これが、F2用DW-1と同様の後期型になりますと、ユーザーの意見を取り入れた結果なのか、コスト削減なのか分かりませんが、底カバーの付いた状態で出荷され、革ケースや布は省かれるようになりました。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント