ニコンF3 貴重?な使用説明書
ニコンF3の使用説明書の初版1980年1月版と2版同年4月版の変更箇所の画像です。
違いは底にある電池蓋の開閉時の画像のみで、使われているコインが25セントから100円硬貨へと変わっています。
この25セントの画像が使われている日本語版はおそらくこの初版のみだと思われます、また、4月出荷分では既に2版へと変わってしまって、実質1ヶ月強ほどしか添付されていない事になります。
初版の説明書が添付されているのは、本体の番号ではせいぜい120~121万台あたりまでのF3くらいでしょうか。
なぜ、写真を入れ替えたのか理由は判りませんが、F3の説明書でもF2時のように多数の版が存在し、発売年である1980年だけでも、11月までに5版の数字が見られます。2~3ヶ月ごとに版が進んでいたようです。また、横幅が数ミリ短くなり、後の版では端の余白がほとんどなくなってしまいました。
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コメント
F2Photomicの外国用のマニュアルは電池蓋を開ける写真には25セントコインらしきものが使われてますけど、同じマニュアルでDP-1のF5.6にセットする(メーター用のカニ爪の無いレンズ使用のため)写真では100玉が使われてます。多分ここまで代えるのに気がつかなかったのかも(笑)。
投稿: koji | 2009年2月 4日 (水) 10時09分
kojiさん、コメント有難う御座います。
電池蓋の開閉の画像は英語版も日本語版も縦横のレイアウトの違いはありますが同じものですね。また、絞込み測光の為の操作の画像も同じ物を使っています。しかし、なぜかフォトミックSの説明書だけは絞込み測光の説明部分ではコインを使わず、つめで直接押している画像が使われていました。
F2の時ではコインの種類に拘っている?様子は伺えないのに、F3ではなぜわざわざ写真を入れ替える必要があったのかがホント分かりません。特別な理由があったのでしょうかねぇ。
投稿: MARU0 | 2009年2月 4日 (水) 14時14分