ニコン チルチングレベルE型
下はニコンの土木・建設などの分野で広く使われていたチルチングレベルE5/6型の1983年のカタログです。
これの原型は昭和22年から製造がはじまったE型ですが、ほぼ今の物になったのは実はE2型からのようです。
原型の初代E(1)型は望遠鏡が倒立像で、倒立像は近年でも高精度の1級や2級の水準測量などでは割合そのようなレベルは使われていたようですが、そこまでの精度を必要としない用途では当時から正立像の物が一般的であまり歓迎されなかったということです、そこでE2型は倒立像を正象とし、昭和24年から作られるようになりました。因みに初代は望遠鏡も21倍40ミリ口径でしたが、E2型からはこのカタログモデルと同じ25倍40ミリとなっています。
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