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ニコンF2高速モータードライブカメラの番号

ニコンF2高速モータードライブカメラは785万台の初めのほうにまとまってます。
具体的には78500**辺りから78505**辺りに見られます。ただ、これらの番号はF2と重複するのか、あるいは他のF2と連続しているのかはもう少し番号を調べてみないと判りません。
たとえ重複していたとしても、通常のF2ではクロームボディですし、これら高速モーターモデルではシリアル番号の上に「H-MD」という刻印があり、外装もチタンの外板で黒のレザートーン(縮緬)塗装ですので、F2派生の別機種という位置付けで問題は無いという認識なのでしょう。

また、これと組み合わされるMD-100ですが、こちらの番号はMD-1、2、3とは別の番号帯で785***と本体の一桁少ない番号となっています。
これらモデルには各ボディにそれぞれ専用に調整されたMDを付けるようになっています、その為裏ブタの内側にボディナンバーとMDのナンバーの刻印が入っています。
一桁少ない番号がMDに付けられていると書きましたが、ボディの下3桁とMDの下3桁は一致せず、例えば、本体がH-MD F2 7850**1としますとMDはMD-100 785**2となるなどバラバラの数字でした。

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コメント

以前から不思議なのですが、どうしてカメラボディとMDを固定しなかったのでしょう?固定した方が、精度も強度も向上できるように思うのですが、分離可能にすることによって、何かメリットがあるのでしょうか?

投稿: スポック | 2009年1月29日 (木) 20時38分

ニコンF2高速モータードライブカメラのボディには通常のF2と同様に巻き上げレバーも巻き戻しノブも付いていますから、MD一式を外して軽量な単体としても使えますね(F3Hも同様)。
メーカーのF2H在庫放出の終末期だったと思いますが、新品と思われるF2Hをボディ単体でも出したカメラ店もありました。

ファインダー像消失がないハーフミラー固定のカメラですから、その特徴を生かした高速撮影以外の用途も色々と考えられます。
又、それ程高速巻き上げが必要でない場合は通常のMD-2+MB-1バッテリーを装着して使うこともできるでしょう。

理屈の上ではMDを固定式にした方が、精度も強度もより向上できるとは思いますが、ニコンはS型ニコンのMD以来の伝統を重んじて分離型に拘ったものと思います(精度や強度も分離型で十分実現)。
分離型の方が修理、メンテナンス等でも有利でしょうし、ユーザー側にとってもフレキシブルな使用や携帯、運搬が可能で、総合的に固定型とは比較にならないほど分離型のメリットが大きいと思います。

「どうしてカメラボディとMDを固定しなかったのでしょう?」というご意見は、初めて目にしましたが、逆に固定式にした場合にユーザー側にとって何のメリットがあるのでしょうね。

MD固定式は、ミノルタのSR-MやX-1モーターくらいしか思い浮かびませんが、いずれも固定式であることのデメリットの方が大きかったと思います。
X-1は、私も好きな一眼レフなのですが、ファインダーとスクリーンは着脱式なのに裏蓋は固定式でモータードライブの装着機能はなく、MD固定式で裏蓋着脱式のX-1モーターをずっと遅れて発売することになってしまいました。
X-1も最初からMD着脱式で出していれば、中途半端なシステムカメラにならずに商業的にももっと成功していただろうと残念に思います。

投稿: MARK12 | 2009年5月29日 (金) 22時51分

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