50mmF2クラスレンズの解像力
写真工業1979年12月号「カメラレンズの画質は向上したか」-50mmF2レンズの変遷-記事中にあった同レンズ類の解像力の一覧です。
これを見ますと近年のレンズでもそれほど解像力は上がっているようには思えません。
それは、昭和30年代頃までは解像力を割合重視し、近年はレンズ評価でMTFを重視している為と思われます。
しかし、フジカ35SEのフジノンレンズの中心部解像度はすごいですね、この記事を読んだ当時、古いコンパクトカメラを見直すきっかけになりました。また、ズミクロンに刺激を受け?いわゆる放射能レンズにも興味を持ち、タクマー50mmF1.4などを集めたりもしました。
ニッコールオートS5cmF2やS系ニコンマウントの5cmF2のデータなど知りたかったところですが、この記事では生憎コントラストのデータは有りませんでした。
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コメント
フジカ35SEをジャンク発掘して最初に上がりを見たとき,こりゃ標準だけでいいならライカ要らないわ,とまじめに思いました.流石に画角が少し広いのでSummicron50よりは周辺コマが大きいのですが,その他は一歩も引けを取っていません.ただし220本も280本も実用フィルムを使う限りは表面に出ないので用途によっては宝の持ち腐れですが,コピーフィルムの真価を発揮できる貴重なレンズでしょう.
私がテストした限りでは50mmf2級はContarex用のPlanar f2/50が,各種のズミクロンを明らかに凌いで開放の分解能に最も優れていましたが,手抜きが無い機種の性能はほぼ団子なので,AiNikkor50/1.8が大幅に劣るわけではないとも思っています.
投稿: lensmania | 2009年1月 9日 (金) 17時43分