ファインダースクリーンの秘密を探る
画像は写真工業1990年3月号の特集「ファインダースクリーンの秘密を探る」内にある各種マット面の顕微鏡写真です。
これを見ますとニコンFの物はスリガラス状、明るいと言われていた後年のAF機などの物は規則正しくプリズムやレンズ状の起伏が付けられているのが分かります。
個人的にはF2時代の物やF3のスクリーンがプレビューの際の深度と実際の深度が近い感じがし、また、明るさとのバランスも良いと感じています。
この記事の出た時、刺激を受けてF2の枠にF4のBスクリーンを入れて使ってみましたが、確かに明るくなりましたが、何か「素通しに近い」という第一印象で、当時はまだ、AF機を所有しておらず、こういったスクリーンに馴染みが無かった為で、結局、すぐに別のF2用Jスクリーンを入れてしまいました。
さて、この写真工業の特集にはこのマット面の違いによる像の鮮鋭さ、拡散特性と明るさ、明るさとピント精度などを解説、他に当時のフラッグシップ機キヤノンEOS-1とニコンF4のファインダースクリーンの比較などが掲載されています。
参考記事:ファインダースクリーンの秘密を探る(前編)
ファインダースクリーンの秘密を探る(後編)
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