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複写装置PF型

今回も複写装置の紹介です。
ニコンFを使用して複写がやりやすいよう考えられた複写装置の使用説明書です。
Pf1a
Pf2a

A4版を2つに折った物で表紙を入れて4ページの簡便なものでした。
これは蝶ネジを緩めてカメラの角度を90度と45度の角度に変えられるようになっていますが、6図では40度と誤植があります。また、最終ページにはマジックインキで一文が消されています、ここに何が書かれていたのかは分かりませんでした。
印刷時期と思われる数字で59とありますので1959年と考えられ、使われているカメラは初期の物640万台のFではないかと思われます、レンズも5cmF2ですが、そのレンズに関係する一文が書かれていたのかもしれません。

この装置は別に支柱を固定する台板、もしくはテーブルクランプ、または格納箱兼用台のいずれかを用意する必要がありました。それぞれの価格は台板が2380円、クランプが1400円、箱が6000円、PF型装置が23800円となっていました。また、発売時はPF型となってましたが、1969年か70年頃からPF-1と型番が振られるようになりました。

接写用リングですが、馴染みの深いKリングではなく、その前身の記号がABCDとなっている物が載っています。
以前に紹介しましたように、これはサイズ的にはKリングと変わっていませんので、そのままKリングの該当品と読み替えても問題はないようです。

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