光三九 15m測距儀の検査規格と検査結果
戦艦大和や武蔵に搭載された光三九 15m測距儀は以前に少し紹介しました。
日本光学四十年史にはその「光三九」15m測距儀の検査規格と結果が掲載されています。
しかし、それらは極秘兵器であった為正確な記録は残されていなかったとあります。
とはいえ、当時はまだ、製作に携わった関係者が残っていましたので、恐らくはその関係者からの情報と思われる内容が記されています。
三九式倒分像立体視式15m二重測距儀の制式名がありますが、上の記述には三重測距儀の文字があります。
これは組み込まれているステレオインベルト式1組と、単眼合致式2組の三聯装を意味するのか、誤植なのか分かりませんでした、というか、検査の内容自体私にはほとんど理解できません。(汗)
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コメント
大和級に搭載されたこの測距儀はかなり軍事機密が強かったようで、ペンタプリズムを使用したとの記述が多いですが、この測距儀の設計に従事した技術者の昭和30年代の「丸」に掲載された文章には、この人はペンタプリズムを使用しなかった日本海海戦に使用されたバー・アンド・ストライド社の技術で設計していたようで、全容を知っていたのは主任技術士官のみが知っていたようですね。
投稿: | 2008年11月16日 (日) 20時36分