100万人のニコン ニコレックス35
ニコレックス35はニコンF発売の翌年、1960年3月に発売されました。
このカメラのエピソードなどは「ニコンファミリーの従姉妹たち」を読んで見てください。
カタログコピーを見ますと、「Nikonの日本光学が生んだポロミラーシステム一眼レフ」とあります。
この「Nikon」とは、勿論ニコンカメラの事で、ニコンS系レンジファインダー機やニコンFといった高級カメラをさします。
これまで、日本光学はニコン銘以外のカメラは出していませんでしたが、これ以降普及機や8ミリに「NIKKOREX」を使い出しましたので、上のようなコピーになったのでしょう。
裏面のコピーでは「世界初」の文字も見られ、また、「100万人のニコン」という文字まで見られます。
今みますと、あまり売れなかったカメラなのに、随分と大きな風呂敷を敷いたものだと思ってしまいます。
当時、100万台売る意気込みだったのでしょうか?
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コメント
コピーを読むとその意気込みはあったのでしょうが、意気込みとは裏腹に空転してしまった感はいなめませんね。
レンズは当時の新種光学ガラスの登場によりテッチータイプの標準レンズのF値が2.8になったのをニッコールとゆうことで高級感を出すためにF2.5にした感じですね。
後のニコレックスズームの43~86がニコンFマウントになったのと同じようにFマウントになっていたらとゆう興味がありますね。
投稿: | 2008年11月26日 (水) 15時56分