最新の小型ストロボ(1953年頃)
写真工業1953年7月号に掲載された当時発売されることになった小型ストロボに関する記事の冒頭部分です。
今から半世紀以上も前の製品です。
記事には、ストロボは登録商標がなされて、他社は使えない事が早くから記されていました。
写真は近日発売の国産スピードライトで、当時としてはポータブル用として、大きさ、重量などがかなり小型化された物だったようです。
この頃日本光学ではBCB-II型などのフラッシュガンしか用意されていませんでした、これの大きさと記事にある最新スピードライト本体との大きさはさほど変わらないように思いますので、確かに小型なのでしょう、しかし想像するに、当時の報道カメラマンは積層電池などを担ぎ、スピードグラフやニコンを駆使し、とても大変だったでしょうね。
これを見ると、約1ヶ月ほど前に紹介しました、カコストロボ(この商標はOKなのですね)の小型品がすごく現代的に見えてきてしまいます。とはいえ、私なんて(使いこなせず)何も考えないで使ってますが、今のニコンのライトはそれの何倍も高機能で高性能ですね。
余談ですが、スピードライトのシンクロ接点はX接点と言いますが、これはスピードライト放電管に使われているガスのクセノン(Xenon/キセノン)の頭文字からきています。
| 固定リンク
「Nikon Accessory」カテゴリの記事
- ニッカ複写器II型(2014.09.24)
- 幻のニコン新型ユニバーサルファインダー(2014.09.20)
- 日本光学の新製品3(2014.08.20)
- ニコンS2用近接撮影装置(2014.08.05)
- ニコン複写器(2014.07.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント