ニコンFシステム一覧
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下はニコンフォトミックFTnが出る少し前の時期のニコンFカメラケースの種類とボディに着けて収納できるレンズを示したものです。
この中のCTSとCTT、CTZとCTTZは収納可能なレンズが同じで、ケース正面から見た場合もほとんど同様に見えますが、後ろから見ますと、CTSやCTZはホックが1つ、CTTやCTTZは2つとなり、後者が後期型となります。
また、アクションファインダーが出てACTというアクションファインダー付ニコンFが収められるセミソフトケースも出ましたが、この表の時期より少し後になります。
BCTという型番?で消音ケースもアクションファインダーが出た頃にはありましたが、こちらはレンズがケースから出てますので、上の表のような収納可能レンズの制約はありません。
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タイトルの超望遠域までカバーするこのズームレンズは、1976年2月に発売されました。(受注生産)
EDレンズ採用としては割合早い方で、これは赤外域までの色補正がなされてますので、赤外指標はありません、赤外フィルム使用時にもピントの修正は不要です。
ただ、まだ、Ai以前ですので、仕様にもありますように、開放F値がF8と大きく、測光は絞込みとなってしまいます。これはオートレンズを使用されている方はご存知でしょうが、爪付レンズを使って開放測光をする旧来のFマウントニコンカメラ用レンズはF5.6の位置にその連動用の爪が設けられています。開放測光ではレンズの開放F値情報をボディに伝える際、その爪からレンズの開放値までの回転角を利用して行っています。従って、開放値がF5.6より明るいレンズのみ開放測光が可能と言うことで、これは、テレフォトズーム時代からの暗いレンズの泣き所でもありました。
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下の図はニコンFマニュアルに載っていたニコンF時代のフォーカシングスクリーンのサイズを記した図です。(A型)
ニコンF2とも互換性がありますので赤文字のスクリーンもほぼそのままの寸法だと思われますが、実寸を測ってませんので、もしかしたら若干の変更があったかもしれません。
特にスクリーンを押さえている金具の留めネジは初期の小さな物を使っていた時の図のように見えますので、近いうちに赤文字スクリーンのサイズなどを実測してこちらに追記しようかとおもいます。
さて、これを見ると分かるかと思いますが、コンデンサレンズの頂点は枠から出ています、また、マット面側の中央のスプリットイメージ用プリズムやマイクロプリズムもマット面より出ていますので、取り扱いには注意してください。
そのままデスクなどに置いて(ケース内でも)強く擦れてしまうような状況になりますと、割合簡単にスレ傷ができてしまいます。
追記:赤文字の枠寸をノギスで測りましたらおよそ横で38.85mmから38.9mm、縦が30.85から30.9mmと誤差の範囲内?と思われる程度大きくなってました。また、ビスの頭の径も大きく、取り付け位置も変更になってビスの頭が枠から僅かに出るようになりました。以前紹介しましたニコンF/F2 A型スクリーンの画像を参照してください。
ネジの小さな初期タイプは両側に切り欠きの有る最初期から片側のみでネジの小さなタイプの物までこの図の寸法より僅かに小さく、横が38.65mm程度、縦が30.65mm程度となってました。
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9月22日のニコンサイトのニュースにはAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gの発売とFマウントニッコールの生産累計が4500万本を達成した記事の2件が掲載されました。
Fマウントレンズの累計が4500万本とのことですが、今年はニコンF誕生から49年です、少々中途半端ですねぇ、来年50周年に5000万本と行って欲しいところですが、うーーーん、無理でしょうか。
標準レンズのAF-S化は嬉しいのですが、時代の流れに多少逆行しますが、出来ればGではなく、AIの露出計連動ツメ(カニの爪)まで付いた絞り環付きで、以前AI化した時のような互換性を重視した設計でやって欲しかったところです。なんて言ったってスタンダードレンズですから。
また、開放F値1.2でと言いたいところですが、後玉の径が大きくなりますので、接点やレバー類の余裕が無いでしょうから仕方が無いでしょうね、Fマウントの泣き所でしょう・・・
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この型番はモータードライブ関係の電源接続やレリーズ関係の物がありました。(数が多いのでとりあえずMC-20番までとしました。)
MC-13と19は分かりませんでした。こちらの情報や訂正箇所の指摘などのコメントをお願いします。
少し変り種は先日紹介しましたMC-9でSB-6とF-36との接続用で、ニコンF関連の専用アクセサリーとしては最も遅くにでた物ではないかと思います。
また、F3関連ではMF-17が少ないので、外部電源接続用のMC-15が割合レアな物ではないかと思われます。
MC-1:S-Cコード(MD-1、2用)
MC-2:接続コード(MD-1、2、3用)
MC-3:グリップコード(ピストルグリップ2型、MD-1、2、3、4、11、12など)
MC-3A:グリップコード(ピストルグリップ2型、MD-1、2、3、4、11、12、15、F-301、F4Sなど)
MC-4:リモートコード(MD-1、2、3用)
MC-4A:リモートコード(MD-1、2、3、4、11、12など用)
MC-5:接続コード(MT-1、MW-1とMD-1、2、3、4、11、12など用)
MC-6:シグナルコード(MF-10、11用)
MC-7:MBコード(MD-1、2、3用)
MC-8:接続コード(ML-1とMD-1、2、3、4、11、12など用)
MC-8A:接続コード(ML-1とMD-1、2、3、4、11、12など用)
MC-9:F用電源コード(SB-6とF-36)
MC-10:リモートコード(MD-1、2、3、4、11、12など用)
MC-11:外部電源コード(MA-4とMD-4など)
MC-12:リモートコ-ド(MD-4用)
MC-12A:リモートコ-ド(MD-4、11、12、15、F-301、MB-21など用)
型番なし(MC-13の代わり?):バッテリーグリップコード(MD-1、2、3、ピストルグリップ2型とMA-3用)
MC-14:シグナルコード(MF-4用)
MC-15:外部電源コード(MF-17用)
MC-16:接続コード(MT-2用)
MC-16A:接続コード(MT-2用)
MC-17:接続コード(MD-4とMD-4、12、15などを接続、3M)
MC-17S:接続コード(MD-4とMD-4、12、15などを接続、0.4M)
MC-18:接続コード(MW-2用)
MC-19:
MC-20:リモートコード(F90系など用0.8M)
型番なし:ラジコン接続コード(初期のラジコン式ワイヤレスコントロール装置とMD-1、2用、F-36のリレーボックスとの接続用もあり)
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ニコンI型が発売されていたのは昭和23年春から24年夏頃まででした。
この間に発売されていた交換レンズは5cmF3.5、5cmF2、13.5cmF4、8.5cmF2、3.5cmF3.5の5種です。
この頃は番号の頭何桁かの捨て番はレンズの出図時期と関連は深いと言われています。
例えば、5cmF2のごく初期は609**がレンズの番号でしたが、このレンズの出図時期は昭和21年9月で、西暦に直すと、1946年9月ですので、194609となり、その下3桁の年月が捨て番となっているとのことです。
(この西暦の説のほかに、戦前の日本光学は軍部と深い関わりがありましたので、捨て番に皇紀を使っていたと言う説があります、皇紀は西暦の紀元前660年から始まってますので末尾の数字は同じになります。)同じように以前に紹介しました「昭和32年35ミリ判用カメラレンズ出図時期」に他のレンズを当てはめてみますと8.5cmは“712”になる筈ですが、なぜか1ヶ月ほどズレて、“801”が製品に見られる捨て番となっています。同じように1ヶ月ほどのズレが見られる物に13.5cmF4もあり、こちらも四十年史の出図時期からでは“610”となりますが、実際は“611”です。
四十年史のデータは出図時期だけではなく、設計開始、あるいは検討前の基本設計完了の時期と混同しているのではないかと思えてきますが、実際のところは分かりません。
3.5cmの場合は最初期の捨て番が“612”ですが、こちらは鏡胴の設計完了年月との事です。
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ニコンFシステムのグリップタイプストロボ(スピードライト)としては、2代目にあたる、このSB-5は1975年9月に発売されました。
初代はマニュアルストロボでしたが、SB-5になって自動調光が可能に、光量はGN32(28ミリ広角レンズ画角カバー)となりました。
下はそのカタログの仕様などのページです。
SB-5はニコンF3システムに開発されたTTL調光可能なSB-11と代替わりするまでグリップタイプの主役でしたので、F2システムやニコマート系、Ai化後のF2A系、やFM/FEまでが主に使用想定されたカメラでした。
その中にあって、FM登場時のアクセサリーMD-11(後継機MD-12にも)には一部初期のSB-5用ブラケットSK-3は取り付けられない物がありました。その場合はサービスステーションなどでネジ穴の位置の加工を無料でしていただけたそうです。
MD-11開発時SK-3との組み合わせでの検証はしていたでしょうが、スペースの都合からか取り付けネジの位置は変えられず、このような処置になってしまったのでしょう。
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SB-6はニコンF2時代の後半に発売されたリピーティングフラッシュ(マルチストロボ)です。
以前にF3時代のSB-6カタログのページなどの紹介をしましたのでご存知の方も居られると思います。
当然なのですが、これの新発売当時はニコンF2とFを想定してマルチ発光の説明がされてました。
下はその説明書の1部のページです。
説明書によりますと、F2の場合1/8の光量で秒3.8コマ、200枚まで同調が可能でした。
また、ニコンFでは1/8の光量で秒2.5コマ、200枚までの同調発光、ただし、ミラーアップをすると秒3コマまで可能と、ニコンF2より随分低い速度になってしまいました。
因みにSB-6のガイドナンバーですが、フル発光ではGN45、1/2発光でGN32、1/4でGN22、1/8でGN16、1/16でGN11、1/32でGN8となってました。
AC電源ユニットSA-3からMD用電源の供給を受けたSB-6とMDをつなぐコードMC-2はF2用MDの電源コードとして結構長期に渡り発売されてましたので見つけ難くはないのですが、ニコンF用MDのコードMC-9は数も少なくめったに見かけません。
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ニコンF2のモータードライブMD-1及びそれにMF-1着けた場合の寸法などを記した図です。
生憎初期の試作?モデルの時の図ですが、寸法はほぼ同じと思われます。
MD-1も初期型ですので、巻き戻しノブを押し上げてから、巻き戻しレバーを右に倒す操作のみで動作するようになってますが、こちらは割合早い時期にその横にボタンが設けられ、それを押しながらレバーを倒す動作へと変わりました。(この図はそのボタンがありません、ボタン無し仕様は数千台程度ですが、こちらも後からツーアクションでの操作仕様へとメーカーでの改造が可能でした。ただし、後からの改造の物はボタンではなく、レバーが不用意に倒れないようにロックするタイプでした。)
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ニコンサイトに公開されたニコンの企業広告活動紹介のページです。
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/about/ad/index.htm
この中の屋外広告では海外各都市の屋外(というかほとんどが屋上)広告が見られます、私はついつい全部見てしまいました。
*先日紹介しました「人類の夢とNikon」もあります。
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下は先月書類を整理していた時に発掘(笑)したもので、私が随分前に問い合わせた時頂いたニコンカメラ発売時期などのデータです。
昭和60年時の現行品やディスコンになっていた一眼レフカメラ、レンズシャッター機、ニコノスのみでS系のレンジファインダーカメラのデータはありません。
発売時期は割合知られてますが、販売中止による販売終了時期はあまり知られてはおりませんので、参考資料になるかと思います。
ただ、私が別の時期に問い合わせた時の資料では在庫払底の時期が記されているものもあり、その場合とは少し時期にズレがありました。
*以前私が記したものの中には在庫払底時期を採用しているものが多いので、これとは違いのある場合もあります。
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1960年代末頃のニコンの双眼鏡カタログの一部です。
双眼鏡の一般知識などの説明部分とその下は当時のニコン双眼鏡の仕様表です。
この頃はガリレオ式のスポーツグラスを除き、全てがポロプリズム式で、まだ、所謂直筒の現代的なダハプリズム式はありませんでした。
因みにこの3倍スポーツグラスの価格は本体3550円、ケース250円の計3800円でした。
ミクロン5×15は本体6310円、ケース490円の計6800円でスポーツグラスの倍近い価格差がありました。
7×15はケースを付けて7900円でした、現在のブラックのミクロン7×15はアイレリーフが長く若干仕様が違いますが価格は32000円で40年ほどの年月の開きを考えると決して高い物では無い気がします。
また、ニコン7×50トロピカルは現行品もありますので、そちらで比較しますと、当時ケース共で19800円、現行品は62000円ですので40年で3倍強のアップ、先のミクロンは4倍強でしたので、こちらは優等生と言えそうですね。
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ニコンの一眼レフシリーズでは初めてNikon文字を斜体にしたのがF-401だったと記憶しています。
で、このカメラからペンタ部にスピードライトも組み込まれはじめました。
ニコン内製AM-200型AFモジュールを使いソコソコ使える普及版AF一眼レフという印象です。
台数はF-401と同QD合わせて(海外モデルも含む)494000台ほどの出荷でした。
同じくF-401S系は504000台、F-401X系は308000台ほどとなっていますので、普及モデルとしてはそれほど多くは売れなかった方だったのかと思います。
これらモデルのグリップ部にもNikonの斜体ロゴが入ってますが、見方によってはこれが直立のNikon文字に見えます。
ニコンサイトにあるデジタルアーカイブスの該当モデルの写真を見てるとF-401Sはそれが顕著に感じられます。
これはそのロゴ部分を90度寝かせたものです。
こういった例はニコンFM3Aのカタログ表紙やニコンエキスプレスにも見られ、発表された当初は少し違和感を感じました。
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下は写真工業160号に掲載されたニコンFフォトミックTの技術資料の1ページ目の冒頭部分です。
冒頭では、ファインダー交換システムの利点を活かして従来品にも新しい技術を導入できることを記しています。
(以前フォトミックT新発売広告を紹介したとき少し触れましたように、ファインダーがそのまま着けられるように事前に対応していた為、この中にあるように「今までのニコンFボディに対してはフォトミックTがそのまま取付くようになっている。 」と記載されています。)
このあと測光方式や交換レンズとファインダースクリーンとの関係、構造の解説など6ページに渡って解説されています。
この技術資料に興味のある方はPDFにまとめてありますこちらを見てください。
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下のグラフ・表はニコンのあるカメラのシンクロに関するデータなどです。
カメラ名は何でしょうか?
真ん中のグラフの縦軸は24ミリになってますので、縦走りのシャッターと分かります。
また、イナズマ様のマークでは1/125~Bとなってます。電球様のマークでは速度に応じて2箇所のコンタクト位置があり、下の表よりFP級、MF級では全速同調することが分かります。答えはニコマートELです。
ミラーレリーズから先幕走行まで28msとなってますが、これがニコマートFTなどはおよそ30msといわれてますし、幕速も7msですのでニコマートFTやFTnも近いグラフになると思われます。
しかし、これがFT2やFT3はシンクロのタイミングをニコンF2同様にシャッター速度による自動切換えとなっていますので、FP級では全速使えず、Xである1/125や1/60は同調しません。
このデータはELの販促カタログからのものですが、このようなデータはニコンでもF一桁クラスでしか見ないので、ELはニコマート銘の中でも別格の扱いだったのかもしれません。
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ニコマートELwの頃にファインダースクリーンがA型スプリットイメージとJ型マイクロプリズムにK型スプリット・マイクロプリズム式が追加になり、マット面も若干明るい物となりました。
識別しやすいように巻き上げレバーの軸蓋部分にシールが貼られていましたので、現行時や中古で並んでいて、見かけた方も居られるかと思います。
その後Ai化されたニコンEL2の時にはそれがK型のみに整理されて発売されましたが、実は補修部品と入れ替える事によりニコンEL2でもA型やJ型も使用可能でした。
まあ、この辺は容易に想像できますし、A型に実際に交換されたカメラが流通しているのを見たこともあります。
しかし、これ以外にも実はB型の全面マットのスクリーンもEL2の時期には用意されてましたが、知られてなかったのでほとんど見かけません。
下の画像はニコマートELのパーツリストのスクリーンが載っているページです。
この頃はJ型(部品番号G2)とA型(同G102)のみでした。
下はニコンEL2が出た頃のニコマートELwの同様のページです。
新たなスクリーンとしてK型(同G202)とB型(同G302)が追加されていることが分かります。
実は一時期このB型の付いたEL2を探してましたが、とうとう見つけられず今は諦めています。
レアなバージョンですが、純正でも改造品ということでおそらくはそれほど高価にはならないと思います。
これがFのクイックミラーアップモデル等だと同じような改造品でも、もう少し扱いが違ってくるところが人気の度合いを示しているように思います。
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これはニコノスユーザーへのアンケート結果をニコノスIV-A新発売時の販促資料用にまとめたものです。
当然発売前に行われたものですので、対象の製品はニコノスIII型購入者及びそれ以前のモデルの所有者となります。
ニコノスは4型以降は自動露出や裏ブタの開閉など一般用カメラに近づいた為、初心者でも案外と使えるカメラとなりましたが、それ以前はフィルムの装填や露出の決定など初心者には敷居が高かったように思います。
ですので、それを購入する層はそれなりの知識や経験がある方々と思われますので、アンケート最後の項目の説明の「マニア度の高いヘビーユーザーが多い」というのも容易に想像がつきます。
因みに私がニコノス(II型を中古で購入)を初めて買った時の目的はプールなどでの子供の撮影やスキー場での撮影がしたい為でした。
ただ、私の使っていた露出計は防水では無かったので、ネガのラチチュードの広さを利用した感露出(汗)が多かったですね。ヘビーユーザーとは程遠いものでした・・・・
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テーマ「人類の夢とNikon」とするニコンの企業CMが先日公開されました。
CMは宇宙編、IC編、医療編に分けて構成されています。
こちらに入り口がありますので、興味のある方はよって見てください。
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画像は昭和29年頃の35ミリ判用フィルム価格の一覧表です。(アルスカメラ選書5より)
54年前の一般に手に入るフィルムの種類と価格を記したものです。
この中に日中装填用と暗室装填用がありますが、日中装填用はパトローネ入りを示します。
暗室装填用はなじみがありませんが、当時はフィルムのみを適宜のサイズ(長さ)でカットされた物が包装され
ていて、それをマガジンやパトローネに暗室内で装填するようになっていた物のようです。
その他にも100フィート巻きの缶入りが有り、これは今日でも同様品が見られますのでご存知かと思います。
因みに昭和29年の大卒公務員の初任給(上級)が8700円とのこと、写真撮影の趣味は機材(例昭和28~9年頃の35ミリフォーカルプレンカメラの価格)とフィルム、DPEなどすべてに金銭的負担が大きい趣味だった事が分かるかと思います。
私の感覚では、昭和29年頃の写真趣味は、金銭的には、非常に大雑把ですが、現在の新卒者が200万円クラスの乗用車を購入し、都内で駐車場を借りて維持するイメージに近いのかなと思っています。
*四十年史には日本光学の(平均年齢は分かりませんが、)従業員の基準内賃金平均額は昭和29年1月組合交渉の結果18350円になったとあります。
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この時期、日本光学ではまだクリップオンタイプどころかグリップタイプのSB-1もまだ発売されてません。
このストロボは小型を宣伝していますが、確かに当時としてはかなり小さな部類だったのでしょう、ハーフカメラに最適とのコピーが見られます。ガイドナンバーやマニュアルとオートの違いはありますが、この数年後に出た日本光学のSB-2はサイズ40×110×104と前面の大きさはほぼ同じ、奥行きは19mmまだ大きいのです。ストロボを小さく出来なかった大きな要因の1つにコンデンサがあります、当時は小型高性能な物が無かったのでしょう。日本光学の製品の場合、当初からシリーズ方式を採用していたのも関係しているのかもしれません。
私が写真を始めた学生の頃はまだストロボが高価で、フィルムも高価でしたので、BC-7型のフラッシュガンを使い1枚1枚を大切に写真を撮ってました。その後ソリゴールの安価なマニュアルストロボが発売されてやっとそれを購入したのを思い出しました。(ニコンのSB-2は高価で、私の場合、バイトをしても2か月分をつぎ込まないと買えませんでした。)
今ではデジカメや携帯で撮影し需要が激減していますが、使い切りのレンズ付きフィルムでさえフラッシュ付きが当たり前になっていますので、この広告を見ますと隔世の感は否めません。
ニコンSPに付けるとこんな感じになります。結構大きいですね。
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ニコンFマウントマニュアルフォーカスの35mmF2.8レンズはニコンF発表当初から予定されていたレンズで7枚構成の物は以前にその初期の物とその後の改良版を紹介しました。
で、この開放値F2.8のレンズ、マニュアルフォーカスの物は1959年に出た物が5群7枚、1963年に出た物が6群7枚(上の画像)、1975年に出た物が6群6枚(下の画像)、AI化後改良版として1978年に出た物が5群5枚となり、それがAi-S化されて続きましたので、都合4度の設計変更を経ました。
説明文にありますように、構成枚数は減りましたが、収差補正は後者の方が良好で、特にカラーバランスはこちらの方がより私の好みに合っていて一時多用してました。
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数年前に買ったフラッシュガンBC-7用の電池がまだ使えるかを確認する為に、昨日久々にフィルムの入っているニコンフォトミックFTnにFP級の6Bを着けて撮影してみました。
しかし、同調速度などすっかり忘れてしまい、慌てて取り説を取り出しました。で、これをセットする為には一度フォトミックファインダーを外さないといけません。
ニコンFを使う場合、ほとんどアイレベルファインダーを付けた物を使ってますので、こんな事まで忘れていて、歳はとりたくないものだと思った次第です。
下はそのBC-7型フラッシュガンのシンクロセレクターのセット説明ページです。
テスターで電圧を測ると一応は15ボルトを維持してましたし、実際の撮影でも使えはしたのですが、ニコンF2でのシンクロセレクトはどうだったか?を考えてしまいました。
確かFP級バルブの場合、ほぼ全速で使えた筈だと思いつつ取り説を見てみました。
F2はシャッター速度に応じて同調のタイミングを変えてますので、ダイヤルにあるX接点の赤い線と1/60は使えず、それ以外はOKでした。
F2はフォトミックファインダー付きがデフォルトですので、ニコンFのようなセレクターではセットが面倒だったこともあり、このような仕組みにしたのかもしれませんね。
*今度フォトミックFTnにストロボを着けて使うとき、シンクロセレクターのセットを忘れてしまいそうなので、早々にFX位置に戻しておきました。(汗)
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フォトキナにてライカM3が発表された時、日本光学はニコンS2をほぼ完成させ発表の時期を待つ程度までになってました。
しかし、M3が発表され、その完成度の高さなどから急遽各部の見直しが行われ、巻き上げレバーへの変更などの後に発表されました。当初の発表予定より数ヶ月遅れてしまったと言われています。
下はライカM3の詳報として北野氏がフォトキナの当地から送ってきた写真工業25号のレポートのトップページです。
この記事の中で北野氏は等間隔目盛りの一軸不回転シャッターは褒めてますが、「レバー巻き上げはコンタックスより一歩前進であるが、レチナには及ばず、ライカビットの方が更に進んでいる」と評すなどのほか、巻き戻しノブやファインダーも意外に評価は辛いものとなっています。
最後に「今こそキヤノン、ニコンがこれまでの経験を活かしながら、ライカの後を追わず、奮起一番方向転換をして新基軸を出すべきではあるまいか。」と結んでいます。多くの日本のメーカーはこのあと一眼レフカメラへの移行をしたのは周知のとおりです。
この記事の中で使われている画像はカタログの転載でとても若い番号700026のM3がいくつか出てきます。
記事はこちらにありますので参考にしてください。
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