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潤滑油・接着剤一覧

これは80年代のニコンカメラ修理指針に入っていた潤滑油・接着剤の一覧表です。(いくつかの機種に共通で入ってました。)
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70年代はグリスなど日本光学での社内調合品がいくつか指定されてましたが、この頃は各油脂会社品や光学関係会社品で、ニコンでの社内調合品はなくなりました。(70年代は下参照)

今では販売されてない油脂類が多々あると思いますが、それに倣った物は今でも手に入ると思います、ジャンク品などを趣味で修理している方はこれら参考になるのではないでしょうか。
光学グリスもネットで検索すると見つかりますし、量も適当な物が販売されているようです。
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映像の歴史を創るニコン

新ニコンの世界に掲載されていた、いわば近年のニコン神話といえそうな、ニコンカメラのタフさをの一面を紹介した記事です。
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4年間海中に没していた箱から出てきたニコノスがそのままの状態でほぼ使用可能だった話などは有名ですが、その時のカメラが掲載されているので今回紹介させていただきました。

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ニコンF3の全パーツ

F3a

画像はナイスショットに掲載されていたニコンF3を構成する部品をディスプレイしたものです。
F3は初期品で、まだ、防滴性向上の為のシール品は追加されてません。
シャッターダイヤルのB(バルブ)もオレンジ色で8秒と同じ色となっています。
右下のカラフルな線はリード線で、ディスプレイ用で実際の長さとは違います。

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終戦時の生産能力と実績

1945年8月終戦時の日本光学工業の生産能力とその前1年間の実績を記した表です。(四十年史より)
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終戦直近は物資の余裕もなく、当然なのかもしれませんが、民生品はなく、全て軍需品ですね。
この中の多量生産品に以前紹介しました九三式4倍双眼鏡の具体的な生産数が出ています。
最大で月産7500台の生産能力とありましたが、実際は物資の都合でしょうか年産で15000台強だったようです。
以前記しましたが、これほど多量に作られていた物としては、割合見かけないので、もしかしたら亡くなったおじいさんの遺品としてタンスの中に眠っていたり、終戦後返納してつぶされたりしたのでしょうか。

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カメラ修理のABC 増補版 【復刊書籍】

カメラ修理の本はあまり多くはありません、ニコンカメラに関する修理本は大関さんのものが分かりやすくて良いのですが、ハードカバーで高価ですし、私の場合頻繁にページを捲るという本とはなってません。以前出ていた中訓一著「カメラ修理のABC」は教科書的なものとして人気が有り、私は持ってなかったので興味があり探してましたが、古本で出てきても高価でした。
それが復刊ドットコムにより「カメラ修理のABC 増補版」として新たに加筆されて復刊されることになりました。
アサヒソノラマが無くなったので、ほとんど諦めていたものだけに、復刊決定され早速注文してしまいました。

とはいえ、発送は10月上旬で暫く後になります、ただ、発行部数もどの程度か分かりませんがこれを書いている時点での在庫は72冊とあり、探していた方は早めに注文した方が良いのかもしれません。

復刊と言えば、やはりニコンファンとしては資料として一級品の日本光学社史類、「光とミクロと共に ニコン75年史」や「日本光学工業株式会社50年のあゆみ」、「日本光学工業株式会社四十年史」、「日本光学工業株式会社二十五年史」を是非復刊して欲しいと思います。
(非売品なので難しいかな?、因みにまだリクエストは上げてません)

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ニコンSP ファインダー構成図

これはニコンSPの修理指針にあるファインダー光学系や距離計、フレームの部品構成をあらわしたものです。
Sp

以前にSPの解説記事の載った写真工業の表紙やそれより前にニコンSP紹介冊子などを紹介しました、その中にある記事の光学系要領図や距離計ファインダー機構要領図と上の図は同じ物を使っています。(番号などの引き込みは適宜変更されています。)

修理指針にあるイラストは、実物と照らし合わせる事により、機構を理解するのに好適な場合が多いですね。
ただ、F2までと違い、それ以降ではカメラの造りの合理化が進み、ユニット部品化が顕著になり、修理なども部組品単位での交換や、更に電動化、電子化が進み私の弱い頭ではますます理解できなくなってしまいました。

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赤い「C」マーク

ニコンマウント(S)のレンズはモノコートですが、コーティングが施されていることを示す赤い「C」の文字が入ってます。
しかし、後期のおそらくニコンF発売以降に出た新レンズからと思われますが、そのコートを示す赤いC文字が省かれるようになりました。
下の画像の物は(埃も払わずスキャナに乗せたので汚れてはいますが)、一応Cの文字が残っている最後のほうの標準レンズ(下)と無くなった後期の標準レンズ(上)です。

5cmf14ca

カメラ用写真レンズはこの頃(ニコンF発売の頃)は既にコーティングが施されているのがごく一般的になってましたので、表示もされなくなったのだと思います。
ニコンF用の方は、発売当初からこの「C」が入ってなかったことからもそれが伺えます。
しかし、ニコンFマウントでは、マルチコートの時代になってから、文字の色は変えてありませんが、またこの「C」の文字が復活しました、ただ、これも、ご存知のようにニューニッコールの頃になると一般的になり表示はなくなります。


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ニコンEM3兄弟のスクリーン枠

ニコンEMやFG、FG-20はニコンカメラの上級機のようにはファインダーのスクリーンを交換することは出来ません。

しかし、下の図(FG-20の場合)のように実はレンズマウント側からのビス(738番)1本を外す事によってスクリーン枠の部組品ごと取り外すことができます。
Fg20a
先日FG-20の新型Kスクリーンへの変更の紹介をしましたが、部品が手に入ればこれへの交換もそれほど難しいものではないと思います。
これはEMからFG-20までほぼ同様ですので、他の同一の厚みのスクリーンをサイズを合わせることにより入れ替える事も可能ではないかと思われます。
ただし、私自身は試みたことはありません、情報として知人よりの伝聞ですので、実施される方は自己責任で行ってください。とはいえ、実は、ミラーボックス内のモルトプレンだけはこのスクリーン枠ごと外して張替えしたことはあります。
蛇足ですが、ミラーがすぐ近くにありますので、脱着の際に傷をつけないよう細心の注意を払って作業を行うようにする必要があります。

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大型双眼鏡

下の画像は1970年代初めの頃の双眼鏡カタログ内の大型双眼望遠鏡を紹介した部分です。
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このサイズの双眼望遠鏡はロングセラー商品で、創立当時既に「千里鏡」という名称で12cm(20倍3度)と8cm(15倍4.7度)などが発売されていて、その後もドイツ人技師による設計(所謂ドイツ式光学設計)の大型双眼鏡が12cm(20倍3度、15倍4度)や8cm(15倍4度)作られ、更に種々改良が加えられ戦中制式採用に至るなどした物が原型とのことです。(初めは藤井レンズ製造所以来の設計が元になっていたが、ドイツ人技師招聘後はドイツ式に設計しなおし、それが後まで続く原型になっているということです。)


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桜電子工業株式会社

桜電子工業株式会社、見慣れない会社名ですね、社名を聞いただけでは日本光学と関連があるとはなかなか想像がつきませんが、じつは多くの写真用のニッコールレンズはここから出てました。


ここは、元は富士重工業株式会社の系列会社であったのですが、当時(昭和38年頃)業種の転換を行うことになったのを機会に、、業績が好調で、日本光学の各工場施設が手狭になった為の打開策として買収し、カメラ部門の製品を生産する工場として再発足させたのが日本光学との関わりの始まりとの事です。


私がここを知った時は1970年代の半ばで既に社名が「株式会社栃木ニコン」となっていて、当時は冒頭のようにレンズを作っている会社という認識でした。
現在は栃木ニコン栃木ニコンプレシジョンに事業分割して前者はニッコールレンズなどを、後者はステッパー関連を生産しています。
下は2004年時の栃木ニコンの沿革などです。
A


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昭和28~9年頃の35ミリフォーカルプレンカメラの価格

昭和28年末ころの35ミリフォーカルプレンシャッター付きカメラ価格です。

ニコンS 5cmF1.4付き(ケース付き) 79040円 (ニッコールレンズ)
   同  5cmF2付き(ケース付き) 59280円
キヤノンIVSb 50mmF1.5付き(ケース付き) 85000円 (キヤノンレンズ)
   同    50mmF1.8付き(ケース付き) 74500円
キヤノンIID  50mmF1.8付き(ケース付き) 58000円
   同    50mmF3.5付き(ケース付き) 45000円
ニッカ IV型 5cmF1.4付き(ケース付き) 79000円 (ニッコールレンズ)
ニッカ IIIS型 5cmF1.4付き(ケース付き) 73500円
   同    5cmF2付き(ケース付き) 52000円
ニッカ IIIA型 5cmF1.4付き(ケース付き) 67000円
   同    5cmF2付き(ケース付き)  47000円
   同    5cmF3.5付き(ケース付き) 37500円
ミノルタ35・II 45mmF2.8付き(ケース付き) 49000円 (スーパーロッコールレンズ)
レオタックス・S 5cmF1.5付き(ケース付き) 63400円 (シムラーレンズ)
   同     5cmF3.5付き(ケース付き) 37500円
タナック35           (ケース付き) 24500円 (タナーレンズ5cmF3.5別?)
アサヒフレックス(ケース付き)        23000円 (タクマーレンズ50mmF3.5別?)

タナック35とアサヒフレックスI型の価格は、本体のみなのか、レンズ付きなのか分かりませんでした。

因みに同時期のライカではIIIfがズミタールF2付きで160000円、エルマーF3.5付きで130000円、ズマリットF1.5付きが185000円でした。ズミクロンも出た頃でしたが、価格はちょっと分かりませんでした。

コンタックスではIIa型が、こちらはテッサー50mmF3.5付きが134000円、ゾナー50mmF2付きで179000円、同F1.5付きが194800円でした。
IIIa型はテッサー50mmF3.5付きが154900円、ゾナー50mmF2付きで200700円、同F1.5付きが215700円でした。

日本で当時ライカやコンタックスを手に入れるには、ニコンの倍以上の負担が必要だった訳です。


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ニコン メガネフレーム

ニコンがメガネレンズを手がけたのは古く1946年にポインタールが初めです。
しかし、メガネフレームはそれより30年近くも遅く1975年になってからでした。(実際の活動はその2年ほど前からになります)
下の画像はその際に販売店などへ配布した資料の中の1ページです。
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日本人の骨格に合わせたオーソドックスなデザインのものが8モデル計36種ほど発表されました。
その後最近までにサングラスなども含め多彩な製品が出されました、そんな中、以前にメガネフレーム「ニコンF」が新発売されたときそれを紹介しましたが、2008年3月にニコンはメガネフレーム事業から撤退してしまいました。
今後のことは分かりませんが、私は、もう、ニコンはメガネフレームを出さないのではないかと思っていますので、もし、店頭にある流通在庫の中から気に入ったニコンのメガネフレームを見つけたら、是非購入しようと思っています。


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ニコンF モータードライブ関係アクセサリー

これは1969年3月時点でのニコンFのモータードライブ関係のアクセサリーなどを紹介したカタログの一部です。
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F36catalog2

この頃は、F-36用の直結バッテリーケースが出てそれほど経ってませんので、バッテリーケースのニコン文字が斜体でグリップ部のネジもありません。

また、ニコンFが発売されてほぼ10年経った頃ですが、モータードライブ本体と裏ブタとの接合部の角2箇所の補強もされてないことが分かります。

既にF2の開発も始まっていた時ですが、ニコンFのモータドライブ関係の物は案外と改良のペースが遅かったように感じています。

アクセサリーにマイクロスイッチ付きグリップとグリップ用コードがあります、このコードの方ですが、普通のピストルグリップや同2型と直結バッテリーケースを併用して、マイクロスイッチ付きグリッププラス付属のバッテリーケースと同様の撮影ができます、バッテリー容量では負けますが、グリップ用コードを使う方が個人的にはスマートで使い勝手も勝っていると思います。

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ニコンFE2展開図

修理指針に載っているニコンFE2の総展開図です。

Fe2a

かなりの部品が組部品で扱われてますので、この展開図では細かな部品までの番号はあまり示されていません。
番号のB***という表示のものは組部品となっているものです。
実際はそのアッセンブリーにもスモールパーツの組み合わせで複数個の部品と番号が振られている場合が多いです。それらの中にはFM2と共通の物も結構含まれています。


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ニコマートのポスター

Nikomat_a

これは亀倉雄策氏デザインのニコマートのポスターです。

当時、店頭で、このようなポスターを見た記憶がないのですが、おそらく印刷枚数もそれほど多くは無く、営業所やサービスステーション、ショールームといった所などに貼られていたのではなかったかと思います。

で、このようなデザインポスターとしては亀倉雄策氏が手がけた日本光学向けのものではニコマート用が最後だとの事です。
とはいえ、ニコンとの関わりが無くなった訳ではなく、他の製品パッケージのデザインなどは後年まで続いてます。


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FG-20 新Kスクリーン

ファイルを整理していたら、下のような紙が出てきました。
Fg20_ka
1984年12月に出されたFG-20の技術情報ですが、K型フォーカシングスクリーンの変更なんてされていたんですね。
当時、この英文の紙切れに全く気にもかけてなくて、20数年後の今知りました。(汗)

スクリーンの変更では、とかくマット面の変更に意識がいき勝ちで、ほとんどの場合、話題も明るさとかボケ具合などになります。
F2の現行時代に、確かKスクリーンのマット面の変更があり、それを話題にしたこともありました。
おそらく、他の機種からのフィードバックでしょうが、今回のは、もっと地味?な中央部のスプリットプリズム部の改良です。
ファインダーの中央部のカゲリは案外気になりますので、こういった改良は地味ながら好感が持てます。

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ニコンフィルターの分光透過率

貴方はレンズに保護フィルターを普段付けていますか?
それとも、極力レンズの前には余分な物を付けないほうでしょうか?

私は、過去にいろいろな失敗をしたことから、現在は保護の為にフィルターを付けて使用しています。
前に一度少し紹介したかもしれませんが、撮影に夢中になりレンズ先端を水没させてしまったり、前玉を被写体に接触させてしまうなど特に接写の時の失敗が多かったように思います。

さて、そのフィルターですが、現在はマルチコートが当たり前となりましたが、そのフィルターの透過率は思ったほど高くはないのです。
下のグラフはニコンフィルターのカタログの抜粋ですが、これを見ますとおおよそ各フィルター最高で90%そこそこであることが分かるかとおもいます。
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人の可視域は大体380nmから780nm(ナノ・メートル)ですので、L37Cがほぼ常用に向いていることが伺えるかと思います。
私はプロテクター兼用としてL37CやL38、L39を使うレンズの時代に大体合わせて付けています。
他にL1BCなどの所謂スカイライトフィルターを常用にしている方がソコソコいるのか、中古で買ったレンズに結構付いて来たりします。

                                                


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Ai135mmF2S

したの画像はニッコールAi135mmF2のデータなどを記したものです。
Ai135mmf2sa

ニッコールの望遠レンズのF2クラスの中でも200mmF2や300mmF2は高価でなかなか手がでませんが、この135mmならなんとか手に入ると20年以上前に民謡などの舞台撮影用に無理して買ったのを覚えています。
結局、その後はあまり出番がなく、いまだに防湿庫の奥に眠ってますが、組み込みのフードは少し物足りなくて、番号は忘れてしまいましたが(確かNo5くらい)コンタックスの物を使ってました。

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FBとNB?ガゼットバッグ

ニコンカメラ用のガゼットバッグは割合古くから型番が振られてました。
以前に紹介しましたFB-*といったニコンF時代のガゼットケースは良く知られてますが、上面にNikonの型押し、蓋は3面の周囲上部をファスナーで留めるタイプの物が何タイプ?かでていたようです。

で、それらの中にはNB-3といったような番号がショルダーストラップの根元の見られる物があり、もしかして、ニコンF登場後にレンジファインダーニコンカメラ用として(ニコン用がNB、ニコンF用がFBといった具合に)区別する為につけられた物ではないかと考えています。
これは割合見かけるB型と言われるバッグに近いのですが、収納内容に若干の違いが見られますので、改良版として新たなアクセサリーに対応させて出たものではないか?というのがそう考えた元になっています。


詳しい方のコメントなど情報を待っていますので、宜しくお願いします。

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特集ニコンSP

画像は写真工業の1957年11月号でニコンSPが表紙になっています。
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ニコンSPが発表間もない時に刊行されたもので、特集としてグラビア8ページにわたり掲載されています。
これは以前に「ニコンSP 紹介冊子」として紹介しましたものの元になっている記事で内容は全く同じものです。

表紙の写真とその冊子の写真も同じものと思われますが、ニコンSPの書体は冊子の物は亀倉氏デザインのSPと倣った?ものとなっています。

これらの内容についてはこちらを参考にしてください。

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ニコンSP & S2広告

ニコンSPが発売された翌々月のニコンカメラの広告です。
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ニコンSP発売時のこの広告では価格が出ておりませんが、当時F1.1付き(ケース付き)で139500円、F1.4付き(同で98000円、S2はF1.1付き(同)124500円、F1.4付き(同)83000円、F2付き(同)68500円でした。
因みにほぼ同じ時期、ライカM3はドイツ本国で1130マルク(当時の日本円で約90000円)でしたので、ニコンSPにF2付き(新発売当時設定はなかったようですが)が83500円で、母国どうしでの比較では、あまり価格差がなかったのです、私はもっと価格差があると思ってましたので意外に感じました。

*ニコンSPですが、2年後(ニコンF発売時)には13000円ほど価格が安くなっています。

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ニコレックス35

日本光学が初めて普及型のレンズシャッター一眼レフを手がけた時のモデルがこのニコレックスでした。
「ニコンファミリーの従姉妹たち」の第1回にも取り上げられてますように商業的にはうまくいかなかったようで、その後II型へと改良、変更されました。
このニコレックスのレポートが写真工業1960年12月号に3ページにわたり掲載されています。
この中にあらゆるオートマチック一眼レフ一般の問題というかたちで苦言が記してあります、内容は耐久性に関するもので、何かニコレックスの故障の多さを示唆しているように思えてしまいました。
詳しい内容はこちらにあります。
販売台数は以前ニコレックス広告の紹介の際記しましたが、およそ23000台との事です。
当時の日本光学のニコンカメラの評判から期待して初めて買ったカメラがニコレックス35でトラブル続きであったなら、私なら、二度と日本光学のカメラは買わなかったかもしれません。

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ニコンF2フォトミックの弱点?

ニコンF2を多数見てきましたが、結構な割合で特定の場所が破損している物を見かけます。
それは、DP-1などに代表されるフォトミック系ファインダーの接眼部で、擬革が貼られていますのであまり目立ちませんが、上部や下部に縦にクラックの入っている物を見かけます。
原因は知りませんが、組みつけの際のネジの締め込み加減のストレス(歪み)と携行時・使用時の衝撃によるものではないかと推測しています。
アイレベルファインダーではそのような状態の物を見たことがないので、素材自体の形状や強度的なものも関係しているのかもしれません。

また、本体のフィルムカウンターカバーの長円形の透明プラスチックも割れているものも結構見かけます。

使用上、これらが割れていても特に撮影に支障が生じる部分ではないので、そのまま使い続けている方が多いのも、見かける割合が多い原因だと思います。

これらの補修用部品はメーカーには在庫が無いようです、ただし、ニコン認定修理店などではまだ部品を持っているところも有るかと思います。

少し形状は違いますが、ニコンEMのカウンターカバーがなんとかF2に代用できそうですが、実際に確認した訳ではありません。もっとも、こちらの部品の調達も今は難しそうですが・・・

そういえば、F2用モータードライブMD-2の後期型とMD-3のカメラの位置を決めるための黒いプラスチックのガイド部品も割れてしまっている物を多く見かけますが、こちらも既に部品は払底していましたね。

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免税

消費税が導入される前は所謂贅沢品などには物品税が課せられてました。

カメラやレンズもそれに含まれ、1970年頃は十パーセント強から十数パーセント程度の課税だったようです。

ただし、海外からの旅行者や海外への渡航者、学術、教育などの特殊用途に使用する場合は所定の手続きなどを行えば免税の価格にて購入が出来たようです。
下の画像は、それを販売店向けに簡単に説明したものです。
A

カメラやレンズはほぼ物品税の課税対象品ですが、それらの中でも非課税品があり、その基準がどのようなものだったのかしりませんが、例えばフォトミックファインダー系単品は課税品目に含まれ、アイレベルファインダーやアクションファインダーなどその他のファインダーは非課税でした。
レンズもFマウントレンズほとんどが課税品でしたが、なぜかフィッシュアイニッコールは非課税となってました。
モータードライブは非課税、リピーティングフラッシュは課税、スピードライトも課税、リングライトは非課税、メディカルニッコールは課税対象品などよく分かりません。

当時、ニコンはほぼ定価での販売でしたので、医師や一部の教授などが免税価格でカメラやレンズを購入できたのがとても羨ましかったのを覚えています。

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ニコンF3AF専用アクセサリー

ニコンF3AFには専用のレンズが80mmと200mmの2本しか用意されませんでした。
その為、既存のレンズを利用してAFで使うことのできるようにと専用のテレコンバーターTC-16Sが用意されました。
ただし、このテレコンバーターも使用には制限があり、使うレンズは開放F値が2.0以上の明るいものでなければいけませんでした。
このTC-16Sのデータシートは以前に紹介しましたので、そちらを参考にしてください。

さて、このテレコンTC-16Sですが、写真工業1984年4月号に「メカニズム最前線」として、2ページに渡り解説記事が掲載されています。興味のある方はこちらを見てください。

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ミラー切れ

ニコンFのファインダー視野率はほぼ100%といわれています。
正確には99.8%でプラスマイナス0.2%との事です。

しかし、ニコンFのミラーでは超望遠レンズを使うとミラーによるケラレが生じ、所謂ミラー切れになってしまい実画面とファインダー像が一致しても望遠レンズを使う場合、それが生かしきれませんでした。
それはニコンF開発当初はほとんどのメーカーの一眼レフでミラー切れが生じ、あまりそれが問題になるとは考えられていなかった事が大きな原因の1つだそうです。
その後、東京オリンピックに合わせて超望遠レンズがいくつか開発されるにつれ、この問題が欠点としてのウエイトが大きくなっていきました。
その後継モデル、ニコンF2ではミラーが2mm長くなり跳ね上がり機構の工夫もあり、ミラー切れの欠点をほぼ克服しましたが、これはカタログなどに記載されてますので、皆さんご存知のことだと思います。

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F2広告

下の画像はニコンF2の初期の頃の広告です。
F2a

ただ、この広告は日本カメラ増刊「ニコンシステムの使い方」雑誌の裏表紙にのみ使われたと思われるもので、おそらく他には掲載されてないと思います。(他に掲載されてましたら情報をお願いします)
この「ニコンシステムの使い方」もニコマートEL発売後は追補版となり、その裏表紙の広告はニコンF2の物でも、他の雑誌にも掲載されている汎用の広告?となってしまいました。

この広告、シルバーのF2とブルー系のバックで実にカッコ良くまとめられていると思いませんか?
私はこの広告と以前に紹介しました、写真工業のニコンF2の特集号の新発売広告と表紙のF2が好みです。

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F-36取り説誤植

画像は中期頃のニコンF-36モータードライブの使用説明書の一部です。
F36a
一部がマジックインキによる黒塗りがされています。
その部分は何が記されていたと思いますか?ちょっと興味がありませんか?

その部分を拡大したのが下の画像です。
F36up

クリックしますと少し大きな画像が現れますので確認しやすくなります。
よく見ますと「またはニコマート」と読み取れます。

もしかして、ニコマートもモーター対応が検討されていたのでしょうか・・・・
構造的にちょっとF-36を共用するのは無理があると思われるのですが・・・

たぶん、単純なミスだと思いますが、開発段階のニコマートはF-36の共用化が検討されていたとしたら面白いなぁなんて空想を抱いてしまいました。


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昭和42年時のニコン製品一覧

下の画像は50年のあゆみに掲載されていた当時の日本光学製品一覧です。
50

以前昭和32年当時の生産品同様に、この中にも所謂光学兵器という範疇になる物がいくつかあります。
特殊機器が主にそれで、潜望鏡や砲隊鏡、車上測距儀などの品目に該当品が含まれてます。

また、産業用レンズにはF値が1.0や0.9といった物がみられます。こういったレンズは、めったに市場に出てきませんし、もし、出てきても、撮影には一般的では無いので、価値が低い物として安価に流れるか、海外のオークションサイトなどで珍品として高価に取引されるかなどの両極端な場合が多いように感じています。とはいえ、近年は産業用レンズの注目度も上がってきているようで、安価にという事は稀ですが。

ニコンカメラの方では、ニコンFアクションが出ています、当時、これも1枚ものの専用パンフレットがニコンFのカタログに挟み込まれていましたように、アイレベル付きやフォトミック系ファインダー付きと同様に、初めからアクションファインダー付きで販売がされていた時でした。ケースも専用品が出てました。そういえば、F2にもアクションファインダー付き収められるセミソフトケースCF-2が出てましたが、当時関心が薄かったので気にもしなかったので知らないのですが、F2にも初めからアクションファインダーDA-1付きのF2が売られていたのでしょうか?
ご存知の方が居られましたら、コメントいただけないでしょうか?
(少なくとも、専用のカタログ・パンフレットの類は用意されては無かったと思います。)

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ニコンのアフターサービス

先日、ニコンのサイトにあるニュースで知りましたが、日経ビジネス誌「2008年アフターサービス調査」のデジタルカメラ部門で満足度第1位になり、その結果が4年連続となったそうです。

私は永年オーバーホールや修理、質問などでサービスステーションや客相などにお世話になっていますが、いつも対応にはほぼ満足してましたので、この結果は納得のいくものでした。

ただ、数年前に地方の多くのサービス拠点が整理されてしまい、地方の方にとって、窓口の方との直接のやり取りといったコミュニケーションの機会が減ってしまったのは、当時の台所事情があったとはいえ、少し残念に思ったものです。

話は少し横にそれるのですが、私が以前、仕事中に使っていたあるニコンのカメラを紛失(盗難)した時、サービスに問い合わせた事がありました。結果は分からなかったのですが、その時に伺った話では、盗難や事件などに絡んだ物に関する情報は多少なりとも持っているということです。ただ、それをどのように扱っているかは教えてはいただけませんでした。

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最後発のニコンF2専用アクセサリー

ニコンF2用のアクセサリーとしては最も遅くに発売されたアクセサリーは何だと思われますか?

発売年はなんと1979年でF2が発売中止になる前年です。

それは、セミソフトケースの上カバーCF-3で、Aiズーム35~70mmに対応したレンズカバー部の長い物でした。

私は生憎持ってませんが、あまり数が無いと思われますので、機会があればこれも入手したいと思っています。

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