あと塗り
私は自分で使うカメラはなるべくオリジナルに拘りたいと考えてますが、それでも、お遊びでの非オリジナルのカメラもいくつか所有していたりします。
例えば、ニコンFM10のハーフサイズカメラとか、ペンFTのライカマウントカメラなどです。
何年か前に雑誌に蛍光ピンクやグレーといったオリジナルには無い塗装を施したカメラがいろいろと取り上げられていた事がありました。
そんな中、後塗りのカメラ、それもオリジナルに近い仕上がりの物は、時が経つにつれ、いつ間にかオリジナルとして一人歩きしてしまう可能性もあり、私はあまり歓迎しません。
とはいえ、現実にはそれらの需要があり、流通していますので少しややこしい事が起こりうる心配があります。
で、それら後塗りのカメラなどをニコンに持ち込んだ場合の対処はどうなるでしょうか?
確か、10年以上前の話で現在はわかりませんが、非オリジナル塗装を施したものの正規の保証や修理については、塗装による本体の仕様及び性能への影響、修理の際の分解、組立、調整に影響がなければ、正規の製品と同様に問題なく取り扱うという、至極まっとうな見解でした。
ただ、非オリジナル塗装を施した部品の交換などが生じた場合、色が変わってオリジナル品になってしまうのは承諾しないとNGだったようです。
皆さんは後塗りのカメラをどのようにお考えでしょうか?
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コメント
カメラの外装に関してはやはりオリジナルが一番かと思います。
傷やスレの一つ一つにその時の思い出等があると思います。
しかしながら、余りに醜い傷等は気にならないと云ったら嘘になりますね。
後塗りについては個人的には否定的ではありません。
私も後塗りのF2を有しています。(敢えてオリジナルとは異なる仕様で塗装しました。)
OHについてもメーカーにて快く受けてもらいました。(ネジなど場合によっては傷が付く事は事前に説明を受けました。)
後塗りすることで、そのカメラが延命できることも在るでしょうし、場合によっては新鮮になれる気もしますが、本質は機関の機能が最優先でプラスαで外装まで出来ればといったところですね。
MARUOさんが仰る様に後塗りされたモノが問題になるのは、あたかもオリジナル、また珍品として不当な金額で取引する販売者や購入者(この場合騙される事が多いのでは)の市場が在るということではないでしょうか?(有名な販売店でもその様な怪しいモノをオリジナルと称して高額な値札を付けているのを見たことがあります。)
また、○○塗りと称して、高額な塗装を有難がるマニアもいけないのかもしれませんね。
高額な物、人気の在るものになればなるほどその傾向が強くなるように感じます。
クライアントの絡みが在るとはいえこの様なことを公にするメディアが無い事が残念でなりません。
投稿: take9 | 2008年7月30日 (水) 12時14分
「あと塗り」に関しては御意見様々で、個人の趣味だけで済んでいれば良いと思いますが、皆さん御心配されているように「オリジナル珍品」として本来あるべき姿を超えてしまい暴利の種になるのは残念至極ですし、メディアも事実ありのままを伝えて欲しいなと思います。
自分自身はあまり否定的ではありません。正直オリーブ色は好きではありませんが、F3などレンズと共に濃い小豆色(マルーン)に塗ってみたら格好いいのでは無いかとか思いますし、また、傷ついたクロームボディの帯の部分を黒色で後塗りすると見た目も良くなるでしょう。F4などテカテカになってしまうのも寂しいですし、D2Hsの塗装が剥げると灰色の地金?が出て、昔の黒塗りカメラみたいに「なんで金色とか黄色ではないの?」と思い、後塗りしたい気持ちもなるほどと思います。でも、実際保有しているカメラで再塗装したものはありません。
ファインダースクリーンの交換は行いますが、傷があっても外側はオリジナルの姿が一番いいのではと思います。
投稿: ふみとパパ | 2008年8月 1日 (金) 11時40分