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日本光学 九三式(4倍)双眼鏡

日本光学が昭和7年から終戦の頃まで生産し続けた、最も多く作られた双眼鏡の1つにこの九三式双眼鏡があります。
下の四十年史の記述のように、満州事変以後分隊長クラスの下士官への双眼鏡の必要性が高まり、安価で多量生産可能なこのガリレオ式双眼鏡が選ばれたそうです。

これは、第二次世界大戦末期頃は硝材不足ながら代用品を使い月産7500台作っていたとの事ですが、案外と市場では見かけません、現存数はそれほど多くは無いのでしょうか・・・

これの原型は大正10年に8人のドイツ人技師が来日、その後ドイツ流に修正された双眼鏡とともに新たに設計された3×24小型のII型オペラで、これは対物レンズ2枚張り合わせ、接眼レンズ2枚張り合わせだったものを接眼レンズ1枚に改め4×40で設計したものとの事です。

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これの面白いところは、視野内に目盛り(スケール)が見えるようになっていて、通常のプリズム式の双眼鏡なら、接眼が凸レンズなのでその焦点位置に目盛板を置くのですが、凹レンズのガリレオ式ではそれは出来ず、画像のように対物レンズに目盛りがふってあり、接眼レンズの4分の1に凸レンズを張りつけてあるのです。目標に目盛りが重なるように眼の位置を適当に動かし対象物との距離を測る事ができるもので、説明にありますように特許となっています。


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