当て革
上の画像は何だと思いますか?
1970年代半ば過ぎまでのニコンカメラに使われていた物です。
実は、カメラ本体とストラップ金具が接触して本体にキズが付くのを防ぐ為の革なのです。
正式名?は部品表によると「当て革」で当初は本革が使われていましたが、70年代半ば頃から合成皮革へと変更になりました。
その後下の画像のような合成樹脂製の物になり、名称も「三角環保護カバー」となりました。(部品表より)
これはアイレットに三角環を通したあと、三角環の中にはめ込むタイプでした。
これも取り付けの利便性や効果向上の為の変更があり、下のような形状へと変わりました。
こちらは本体へ三角環を付けた後、環の外に一部を被せるタイプです。
皆さんのニコンカメラにもこれらが使われていると思います。
私がはじめてこの三角環と本体への保護の類で当て革を使い出したのはニコンF2でした。
確認していませんが、日本光学が本格的に採用しだしたのが、このF2からだったように思います。
この当て革はニコンF2本体に付属していたのか、CF-1に付属していたのかちょっと思い出せないのですが、私の場合、使い出した当時、F2本体にCF-1を付けて使用していましたので、本体へのストラップ取り付けは必須で、この当て革はとても良く考えられていると思ったものでした。(CF-1に革ストラップAN-1が付属していたのは覚えています)
また、当て革が本革から合成皮革へと変わった理由ですが、革のケバ立ち防止の為の措置という事です。
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