Nikon銘
ニコンFの左トップカバーシャッターボタン前には刻印があります。発売当初から暫くはNippon Kogaku Japanのプリズム?とレンズを模したいわゆる光学マーク、途中からNikonの刻印に変わりました。
時期的には昭和41年秋ころからで、番号としては675万台後半か676万台に入る頃のようです。
ただ、バイヤーよりの指定によりNikon銘ではなく、光学銘の左トップカバーを使用した事があるそうで、676万台より大きな番号でも光学銘のニコンFがいくつか存在するとのことです。
たまに光学銘のトップカバーを持つニコンFを初期型と称して販売している物を目にしますが、個人的には初期型は2本バネの旧型のミラーボックスの物をイメージしています、それ以後赤点以前が前期型、ニューF以前までを中期型、ニューFが後期型としています。ですので、光学マークだからといって初期型という表示を見ますと何か違和感を覚えることがあります。
*ニコンFカメラに於いて、右、左の区別はレンズマウント側から見てのことで、右は巻き戻しクランク側、左はシャッターボタンや巻上げクランクがある側になります。
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コメント
こんにちは、いつも楽しみに拝読させていただいています。今回の記事につきまして、是非是非、お教えいただきたいことがあります。
> Nippon Kogaku Japanのプリズムとレンズを模したいわゆる光学マーク
> ニコンカメラに於いて、右、左の区別はレンズマウント側から見てのことで
これらのことは、ニコンが正式に、そのように表現したのでしょうか?もしそうなら、是非とも出典をお教えいただきたいのです。私は両方とも「推測」程度の話しか知らず、ニコンの公式見解を知りたいと思いながら、未だにそれらしい資料を見つけることができていません。厚かましいお願いですが、どうかよろしくお願い申し上げます。m(__)m
投稿: スポック | 2008年5月22日 (木) 22時48分
光学マークについては、正式には社マークとして規定はされていたようですが、通称名などはなかったように思います。ただ、呼びにくいのでこういった所謂通称名が自然発生したのではないでしょうか?
もし、正式に「このマークは○○と言います」といったような呼び名が判れば、またこちらに書き込みしたいと思います。
カメラの左右はニコンのパーツリストなどを参照すると、部品名として「Top Cover(Right)」などと表示されていますので、確認は簡単です。ただ、これは、ニコンFに関してのみのようで、これがF2以降は全く逆になっています。どのような経緯で逆になってしまったのかまでは分かりませんでした。現在では巻き上げ側、巻き戻し側といった表現での部品注文などが行われているようです。(そのような理由で今回はニコンFのパーツリストからの名称ですので、F2以降とは逆の表現になっています。紋切り型の表現でしたので、訂正させていただきました。)
投稿: MARU0 | 2008年5月23日 (金) 14時03分
お教えいただきまして、ありがとうございました。
> 正式に「このマークは○○と言います」といったような呼び名が判れば、
マークの呼び名につきましては、とりあえず「社標」ということになっているらしいのですが、私がお尋ねしたかったのは「プリズムとレンズを模した」の方でした。世間で耳にする話で、尤もらしい説に「富士山」と「プリズム」の2通りありまして、そのことについて、ニコンから正式な見解が出ているのなら、是非お教えいただきたいと思って質問させていただきました。
> 部品名として「Top Cover(Right)」などと表示されていますので、
なるほど、そうなのですか。それなら明確ですね。ありがとうございました。
投稿: スポック | 2008年5月24日 (土) 01時20分
「プリズムとレンズを模した」の部分ですが、私は問われてみて、今まで気にもかけていなかった事に気づき(汗)、検めて調べてみました。結果、何かからの見聞だったような気がしただけ?なのか、うーん、確かに富士山マークと称す方も居られますし?、いろいろな雑誌記事などからの刷り込みが大きいのかな?何れにせよ正式な文言は今のところ見つけられませんでした。
調べている過程で、戦中末期頃から戦後の定款なども見てみましたが、昭和29年の定款に英文称号では角ゴチで「NIPPON KOGAKU K.K」と表す旨の記載は見られましたが、マークに関する部分は見当たらず、振り出しに戻ってしまいました。今後も調べていこうと思います。
投稿: MARU0 | 2008年5月24日 (土) 19時01分