Bigサイズ MFズームAi80~200F2.8S
今はこの全域F2.8と、このレンジのズームレンズはレンズメーカーの物も含め、写真を趣味にしている方の仲には所有されている率は随分増えているように思います。
しかし、表題のマニュアルフォーカスのAiズームニッコールED80~200mmF2.8Sは大きく、重く、高価で、このスペックを必要とするプロ向けのレンズでした。
発売は1982年12月で、その少し前に行われた当時のフォトキナかその直前に発表されていたと記憶しています。
下の画像のスペックを見ますと分かりますが、アタッチメントサイズ95mm、重さ1900グラム、全長約231mmというビッグサイズでした。
その後AF時代に出た、AFズームニッコールED80~200mmF2.8Sはアタッチメントサイズ77mm、重さ1200グラム、全長約185mmとダウンサイジングが進み、重量も2/3以下になりました、しかも価格は、MFが420000円に対し、こちらは、119000円と1/3以下になりました。
下はMFとAFレンズカタログの一部(データシート)を並べたものです。
上の画像のレンズ構成図などを上下に並べましたので寸法などを比べてみてください。(*縮尺は違います)
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コメント
いつも楽しく読ませていただいております。
最近、友人がネットオークションでこのレンズを落札しました。
このレンズが発売された当時、私はスポーツ新聞社で仕事をしていて何度も使ったことがありました。
大きさ・重さを私は知っていましたが、友人は驚いていました。
最短撮影距離は2.5mだったりで現行のレンズより使い勝手は多少悪いものの、素晴らしいレンズだと思います。
私も欲しいのですが、滅多に見つからないですね。
投稿: しゃむじゅり | 2009年2月18日 (水) 12時00分
このレンズの回転三脚座の縦位置横位置を変更する際に、回転位置を固定する止めネジのツマミの取り付け位置が発売当初の製品と後期の製品では違うようです。
発売当初のものは、カメラを撮影時に保持した方向から見て右側に3時の位置にあったためMD-4を装着したF3のグリップをホールディングしたときに撮影者の右手中指に当たってしまい使いにくいものでした。
後期の製品では、止めネジのツマミの取り付けが10時の位置に変更されたため使いやすくなったようです。
私が今年になって入手したレンズは初期型で回転式三脚座のツマミがモータードライブを握った右手中指に当たりストレスを感じます。
投稿: Sammy | 2009年6月 5日 (金) 08時08分