5cmF2沈胴レンズ
久野幹雄氏の「レンジファインダーニコンのすべて」は近年出版された洋書「The Complete Nikon Rangefinder System」と共に確度の高いデータを持ち資料としてとても重宝しています。
下の画像はそのレンジファインダーニコンのすべての中で5cmF2の初期に出ていた沈胴レンズを紹介した部分です。
四十年史によると昭和21年9月出図(P.535)、試作は昭和22年、量産品完成が昭和23年8月(P.609)となっている説明がありました。
この量産品完成が上画像にあるガラス不足による設計やり直し結果を挿しているのかもしれません。
また、初期の出図などの説明も同史P.527~8にあります。ただ、この時期に出荷されていたレンズは検査設備が整っておらず、光軸検査のみであった記述が見られました(P.608)、戦後はチャート撮影など総合的なものになっています。
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