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ニッコールオート300mmF4.5

ニッコールオート300mmレンズは1964年7月に発売されました。それまでは、ニコンマウント(S)の35cmや25cmをN-Fリングを併用して使うなどでしたが、このレンズの発売で自動絞りが使えるようになりました。
しかも、典型的な望遠タイプで焦点距離より大幅に全長が短くなって、それを説明にも設計の主眼として記されています。
案外知られていませんが、このレンズも設計の変更が行われ、5枚から6枚構成になり1969年1月に発売されました。
下はその構成などの画像です、比較しやすいように並べてあります。(右が旧タイプ)
300mmf45autoa
これを見ますと、前玉を2枚構成に改良し、主に色収差の改善をしているのではないかと思われます。
その為、レンズ全長もおよそ4ミリほど長くなり、200ミリを超えてしまいました。

望遠レンズとして端正なデザインで、私が若い頃は憧れのレンズの1つでした。

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