ニコノスRSと外国為替及び外国貿易管理法
ビューファインダー付きのニコノスは水深50mまでの水圧に耐えられ撮影ができます。
SLRのニコノスRSはその倍の水深100mでも撮影が可能でした。
しかし、その性能の為故に「外国為替及び外国貿易管理法」の輸出規制品に該当してしまい海外での販売地域が限定された事もあり、以前記したように販売台数は僅か5000台程度でした。
5000台という数字は39万円と価格設定したのカメラを開発し製造するには少なすぎてpayはできなかったものと推察しております。
また、日本国内で購入し海外の海での撮影の為に持ち出すにも積戻条件付輸出許可証の申請や再び日本へ持ち帰った事を証明する必要があるなど結構煩雑な申請処理があったようです。
しかし、1996年9月13日に外国為替及び外国貿易管理の一部が改正され輸出規制からはずれる事になりましたが、その時には皮肉な事にニコノスRSは製造が終了していました。
因みに規制対象から外れた理由は「150mを越える水深まで使用できるように設計または製造されたもの」と規制値が変更となったためです。
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