Ai-Sレンズでプログラム制御露出可能カメラ
前回の表にある第二世代のオートフォーカス(ニュータイプ)のうち2番手にニコンF-501が上げられています。
ミノルタα-7000から遅れること1年半近くで相当水をあけられてましたが、このF501って案外捨てた物じゃない面もあります。
まず、ニコンF3AF用のレンズがちゃんと使えますし、数少ないAi-Sレンズ使用時のPモード露出が可能なことです。しかもニコンオートフォーカスカメラとしては唯一のものでした。
ほかにAi-Sレンズ使用時にPモードが使えるのはF4以前のマニュアルフォーカスカメラがほとんどで、FA、FG、F-301とこのF-501だけだったと思います。
(F4ではタイムラグの大きさから採用されませんでした。)
*因みにニコンF-501は89年12月に在庫払底するまでに491000台が出荷されました。
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コメント
F501 よく出来たカメラですよね。
私もお散歩カメラとして、MF、AFレンズ色々装着して未だに現役で活躍してます。
スナップ程度の撮影ならAFも必要にして充分ですし、2スピードプラグラムなど機能も現在に通用するものがありますね。
ただ、F4同様樹脂製ボディは個人的に残念でなりません。
投稿: take9 | 2008年3月16日 (日) 20時37分
いつも楽しく拝見させていただいております。FAやF-501など機械連動でプログラムモードを搭載するなどニコン技術陣は良く頑張っていたと思います。確かにタイムラグが大きくなるのは致し方なかったですが、それでも広範なレンズ互換性を意識して瞬間絞り込み測光方式を採用したのもニコンらしい選択ですね。
投稿: ふみとパパ | 2008年3月16日 (日) 23時20分
銀塩カメラは今とても安いですが、F-501もご多分に漏れず買い易いですね、それでいて案外壊れないのでさすがはニコンカメラの面目を保っていると思います。
まあ、エンプラは時代の流れで仕方が無いのかもしれません。
ニコンF時代のTTL測光機のニコマートFT、AF黎明期のニコンF-501、どちらも普及機でしたが何か似た境遇というか位置づけに感じませんか?
投稿: MARU0 | 2008年3月17日 (月) 18時03分