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ニコンマクロユニットNB-1

1968年10月のフォトキナにて発表された拡大撮影装置です。当時はまだ「Nikon」の商標がドイツでは使えなくてこちらも「Nikkor」で出ていたようです。
Macrounit_nb1a
数倍~十数倍まで撮影倍率を容易にかえる事が出来る物で、特徴は4面の各45度に設置されたペリスコープ状のミラーが対にあり、光軸に対して直角に曲げて再び戻す光路を採っています。
その直角に曲げたミラー間をスライドさせる事によりレンズとカメラの距離を調節でき、ミラーの移動量の2倍の伸長量が得られますので大倍率が可能となり、しかも、レンズとカメラの距離は一定に保てますので自動絞り機構も組み込め、絞り操作も容易になると言うことでした。
また、焦点調節は本体下部の移動台で行い、撮影倍率が使用レンズに対しスケールで表示されています。
専用マクロニッコールレンズには28mmF1.8~11(8.2~15倍)、50mmF3.5~22(3.3~7倍)、80mmF5.6~32(1.7~4.1倍)、150mmF9~45(0.4~1.7倍)の4本が用意されていました。

仕様
伸長:157mm~347mm
移動台の可動量:64mm
大きさ:134mm×174mm×102.5mm(NB-1本体)
     128.5mm×162mm×183.5mm(NS-1載物台)
重さ:1.5キロ(本体) 450グラム(載物台)
載物面の移動量:上下・左右12mm 90度回転可能
アクリル板とND板載物面交換可能

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