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ニッコールオート85mmF1.8

このレンズは1964年8月に発売されました。
85mmf181a
85mmf182a
カタログにありますように、ニッコールオート85mmF1.8は、長焦点レンズとしては標準レンズに近い事もあり、自然な遠近感とすなおなボケで使ってみると使い勝手の良いレンズなのですが、当時は高価な趣味のひとつであった写真の交換レンズをそうそう沢山揃える事は出来ませんでした。
その為かいろいろな本でレンズを揃える場合、標準レンズのほかに28mmと135mmとか24mmと105mmを揃えると良いなどのアドバイスを当時は良く見かけました。
そんな中では中途半端な焦点距離にうつりがちだったようで、近年ほどは人気が無かったように思います。(あくまで私の主観です。)

当初はレンズネームがアタッチメントリングの内側に刻印されてましたが、文字の写り込みが有る為か割合早い時期に外側に変更されました。

85mmf18a3

前期型の内表示タイプレンズです。(スキャナのガラスが汚れています。)

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ニコンマクロユニットNB-1

1968年10月のフォトキナにて発表された拡大撮影装置です。当時はまだ「Nikon」の商標がドイツでは使えなくてこちらも「Nikkor」で出ていたようです。
Macrounit_nb1a
数倍~十数倍まで撮影倍率を容易にかえる事が出来る物で、特徴は4面の各45度に設置されたペリスコープ状のミラーが対にあり、光軸に対して直角に曲げて再び戻す光路を採っています。
その直角に曲げたミラー間をスライドさせる事によりレンズとカメラの距離を調節でき、ミラーの移動量の2倍の伸長量が得られますので大倍率が可能となり、しかも、レンズとカメラの距離は一定に保てますので自動絞り機構も組み込め、絞り操作も容易になると言うことでした。
また、焦点調節は本体下部の移動台で行い、撮影倍率が使用レンズに対しスケールで表示されています。
専用マクロニッコールレンズには28mmF1.8~11(8.2~15倍)、50mmF3.5~22(3.3~7倍)、80mmF5.6~32(1.7~4.1倍)、150mmF9~45(0.4~1.7倍)の4本が用意されていました。

仕様
伸長:157mm~347mm
移動台の可動量:64mm
大きさ:134mm×174mm×102.5mm(NB-1本体)
     128.5mm×162mm×183.5mm(NS-1載物台)
重さ:1.5キロ(本体) 450グラム(載物台)
載物面の移動量:上下・左右12mm 90度回転可能
アクリル板とND板載物面交換可能

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ニコンの洋書

今回はニコン関係の洋書(英語版)で私が参考にしている物を紹介します。

まずは、数年前にUli Koch著のNikon Fです。
ただ、この本少々高いのですが、米国アマゾンでは送料を含めても約40%安いうえに新品が手に入るので私はこちらをお勧めします。
3分冊となっており、ニコンF関係の本としては内容が濃く、ドイツ語ではなく英語なので一般的に理解しやすいのが良いです。
Nikonfbook

他にはComplete Nikon System: An Illustrated Equipment Guideや右欄で紹介しているNikon Pocket BookNikon: A Celebrationがお勧めです。これらの本はレンジファインダーニコンからAF機種に至るまでのカメラ、レンズ、アクセサリーが広く掲載され、資料としてはこれらのうち一冊有るだけでもかなりの事を調べられます。

他にはThe NIKON RANGEFINDER CAMERAがS系ニコンについて参考になると思います。

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ズームニッコールオート80~200mmF4.5

このレンズは1970年5月に発表、9月に発売されました。
それまで出ていた報道関係などの用途で主に使われていた高価なテレフォトズーム85mm~250mmと比べて随分軽量コンパクト低価格でより一般的になり、43~86mmオートズームとの2本で準広角から望遠200mmまでがカバーできるようになりました。
発売当初の価格は79000円でしたが、マルチコート化され価格が改定し85000円となりました。
80200f45c1a
80200f45c2a

1970年9月当時43~86ズーム\32,300と80~200ズーム\79,000、普及モデルのニコマートFTn\32,000のセットで\143,300ととても高価でした、今ですと中級デジイチのレンズセット付き価格程度ですが、物価や貨幣価値が随分違いますので、現在のD300と18~200ズームのセットを買うより大変だったと思います。

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ニコン・ステレオカメラ

以前にステレオ写真装置の項でステレオニッコールの広告と共に少し紹介しました写真測量用のステレオカメラを取り上げます。
ステレオカメラTS-120とTS-20が在りこれらと地上写真図化機プロッタTR-2を使い平面図や立面図を作り三次元の測定をする為の物です。これらシステムは各警察本部が交通事故処理用地上写真測量機材を導入するにあたり、昭和45年3月頃関係機関と日本光学が共同開発したと聞いております。

Ts20a
こちらは0.9m~6m程度の範囲内の目標や物体を三次元測定するためのステレオカメラです。


Ts120a
5m~30m程度の現場や物体を撮影するための写真測量用カメラです。


Tr2a
上図のカメラを使い、一対の写真乾板を作り、こちらのプロッタにより原版と等倍、もしくは2倍の図化が可能で、平面図及び立面図化し、形状や寸法の測定をする物です。

カメラ間の間隔(基線長)は型番の数字と同じでTS-20は20cmの間隔、TS-120は120cmの間隔となります。

レンズは以前少し紹介しました「Geo- Nikkor」でf=60mm1:11、画角94度、歪曲収差が全画面で5μm以内、9m位置で固定され被写界深度は5m~50mとなっています。
カメラの使用フィルム(乾板)や画面サイズ、シャッターに何が使われているかなど分かりませんでした。

Ts120a
上は警察が実際に使用している画像です。


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ウルトラマイクロ・ニッコール

ウルトラマイクロニッコールはIC用フォトマスク製作専用レンズとして開発されました。
A

75年史によりますと、昭和36年に開発に取り組み始め、使用光e線(546.1nm)単色、撮影倍率1/30、画面サイズ20mm角をカバー、解像力500本/mm以上の仕様で進められ、これに基づいて完成したのが画像上のウルトラマイクロ・ニッコール105mmF2.8だったそうです。
これは昭和37年8月に完成しました、ただ、初期の仕様には及ばなかったものの400本/mmの解像力が得られたとあります。

その後、昭和39年11月、顕微鏡の40倍対物レンズを元に画像下のf=29.5mm 1:1.2 Ultra-Micro-Nikkorが完成しました。
こちらは、多層膜コートを初めて採用し、撮影倍率1/25、e線単色仕様、画面サイズ2mmで1260本/mmの世界最高の解像力(当時)を持った物でした。
当時、これら一連のマイクロ・ニッコール、ウルトラマイクロ・ニッコールは脇本善司氏の設計とのことです。

他のウルトラマイクロ・ニッコールには、
30mmF1.2(3mmφ 1/25倍 1000本/mm)
28mmF1.8(4mmφ 1/10倍 700本/mm)
55mmF2(12mmφ 1/4倍 500本/mm)
125mmF2.8(28mmφ 1/25倍 400本/mm)
155mmF4(80mmφ 1/10倍 200本/mm)
が有ったそうです。

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ニコマートFT初期型の特徴

下の画像はニコマートFT前期型のカタログの1ページです。
Fta
これを見ますと判るかと思いますが、フィルムカウンターの飾り環が無い事、フィルム巻き取りスプール部の外筒が透明(カタログ中16番の説明)になっている事が初期型の特徴といえます。(これらは以前紹介しました)
中でも後者のスプール部は、透明素材から割合早い時期に乳白色不透明の素材に変ってしまいました、理由は破損(割れ)し易い素材だった為と言う事らしいです。
この透明のスプール外筒付きのFTは少ないので、もし見つけられたら是非捕獲してあげましょう。

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ニコレックスズーム35

当時としては、使える標準ズームとしてロングセラーとなった「ズームニッコールオート43~85mmF3.5」は元々は廉価なズーム付き一眼レフ「ニコレックスズーム35」専用のレンズとして登場したとの事です。
35a_2

今回はそのニコレックスズーム35の詳報の画像を掲載します。(写真工業1963年3月号より)
発売は1963年2月で価格は本体39500円、革ケース2500円でした。
在庫払底は1965年8月で2年半の販売期間の間に31000台が売られました。
35a


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ニコンF2 フォトミックファインダー

フォトミックファインダーDP-1では摺動抵抗の耐磨耗化の変更が行われた事は以前紹介しました。
その番号帯はおそよ523000番~536000番辺り以降から始まったようです。
ただし、まだ、526000番台では露出計のメーター形状はアンプルタイプにはなってませんでしたので、メーター変更時期とは同時期ではなかったようです。
メーター変更が始まった番号帯はもう少し調べてみないと判りません、皆さんの情報をお待ちしております。

また、以前にF2の変更箇所もいくつか紹介しましたが、もれていた部分がありますので追加します。
電池ボックス内のプラス接点が初期717万台くらいまでは無く、電池蓋が接点になってましたが、720万台くらいから接点が追加されました。

2008/02/01追記
先日入手しましたDP-1では、525***番で耐磨耗対策は施されてませんでした、また、別のDP-1(5266**)が対策済みでした。

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光三九 15m測距儀

戦艦大和と武蔵に搭載された15mの巨大な測距儀は日本光学が製造した事は広く知られています。

75年史には「設計、製造を受注した」との記述が見られますが、小倉磐夫著「カメラと戦争」や「国産カメラ開発物語」にはこの辺のエピソードもいろいろ綴られてまして、「カメラと戦争」によりますと旧海軍の光学技術者の設計、具体的には「日本の光学工業史」より横須賀海軍工廠光学実験部部長北川茂春大佐が設計、その後任責任者として開発の詰めを青木小三郎海軍大佐が行ったとあります。
「国産カメラ開発物語」では詳細設計と製造を日本光学が受注した・・という文言も見られますので基本設計は海軍により行われ、製造の為の詳細な設計は日本光学が行ったというところでしょうか?

下の画像は75年史に掲載されている15メートル測距儀と光学配置図です。
15ma

制式名は「三九式倒分像立体視式15m二重測距儀」と称するそうです。
性能
基線長:長15.72m
     短15.28m
対物鏡:120mmφ
端反射鏡:140mmφ
倍率:30倍
視界:1°30′
ひとみ径:4mm
測距範囲:5,000~50,000m
外筒の外径:600mm
操作員:三九は7名、四八は5名
当時の価格:40万円(75年史によると「今日の数億円に相当する」とあります。)

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ニコンS2カットモデル

画像はニコンS2と10.5cmF2.5、バリフォーカルファインダーのカットモデルです。

S2a
カットの仕方が凝っていますが、その割りに判る部分というのは二軸式のシャッター巻き取りドラムくらいですので、「労多くして実少なし」という感がないでもありません。
尤も、この画像は暗部がつぶれて細部が判らない為ですので、実物を見るとカットの仕方を工夫した理由が判るのでしょうね。

さて、このカメラから等倍ファインダーが採用されましたがその構造をあらわしたのが下の図です。
S2a_2

これを見ますと等倍の光学系や距離計が意外とシンプルな構造であった事がわかると思います。
この辺のところが判るカットモデルがあれば面白いと思いますが、イラストでしか表現できてないと言う事は、実際は難しいのでしょうね。


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満州光学

皆さんは満州光学工業株式会社をご存知でしょうか?おそらくニコンの社員の方でも大方は知らないと思います。
大雑把には、満州工学は満州に有った日本光学といったようなイメージで良いとおもいます。

50年史によりますと、日本光学は昭和12年陸軍より満州国に光学工場建設の指令を受けたとあります。
現地に担当役員を派遣し、関東軍との協議により、独立した現地法人を作る事を決定、それが満州光学でした。

昭和13年6月16日の同年2回目の発起人総会により満州光学工業株式会社が設立され、発起人も新会社の役員も全て日本光学の重役または部長で占められ、出資も全額日本光学であったと記されています。
1a

会社設立後は昭和13年10月操業を目指し工場建設に取り掛かったが満州現地での作業者の能率が悪く、物資の現地調達も集まらず、内地から輸送し、まがりなりにも操業が開始されたのは昭和15年5月と大幅に遅れたとあります。

当初はオリオン6倍双眼鏡の製造と関東軍からの修理が相当数有りそれらが主な事業でしたが、満州人の作業能率は極めて悪く、旧正月や節句などは10日も15日も欠勤する始末でなかなか成績を上げることは困難だったようです。

昭和19年から20年にかけては米軍の空襲に備えて工場の疎開が必要になり、満州人の寮に機械工場の一部を移転したが、戦局の劣勢が明確になった事による動揺で現地人の欠勤が急増しました。軍の斡旋による挺身隊の導入も効果は薄く、そんな折にソ連軍の進行もあり、事態は急変、8月15日の終戦と共に工場の物資は全てソ連軍により持ち去られ7年の短い期間で満州光学工業株式会社は消滅し、一切の努力は水泡に帰したと言う事です。

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アクセサリーシューアダプター

Nikomat_accessory_shoe_adapter1_2

上の画像はキャラメルくらいのサイズの小さなアクセサリーを正面から見た物です。

一体何だと思いますか?

これはニコンF(とF2)のアクセサリーシュー用に作られたファインダーやフラッシュを通常のシューに着けられるようにするアダプターです。
いわばガンカプラーAS-2のご先祖様といったところでしょうか?

でも、これ、欠点がありまして、プラスチックの足を持った初期の2.1cm用ファインダーなどは着けられません。

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F3&F4試作品

かつてグッズプレスに「ニコンFシリーズのすべて」という特集記事が掲載されました。
それをニコンが95年にF4販促のカタログの1つとして出していました。
その中にニコンF3とF4の試作モデルの画像などが割合詳しく出ていますので紹介します。
F3f4a

F3がボディ内測光ではなく、74年試作のF3のファインダーロゴがニコンFやSPと同様で少し違和感がありますが、F2そっくりさんのようなフォトミックファインダー形式だったら、はたしてF3AFは出せていたのでしょうか?

F4は85年試作の物が金属外装で出ていていたら、デザインやNikonの書体も含め私の好みに合っていたので、より魅力的に感じていたと思います。


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画角220度の映写機用魚眼レンズ

1970年の大阪万国博覧会に世界初?の全方向性3次元映像が公開されました。
概要は世界の博覧会映像で紹介されてますのでそちらを参考にしてみてください。

その時の映写機用レンズは日本光学製なのですが、情報に乏しく調べ切れませんでしたので僅かに判っていることだけ記します。
レンズ銘:プロフィッシュアイ・ニッコール [Pro Fisheye-Nikkor f=2mm 1:1.5]
焦点距離:2mm
口径比1:1.5
画角:220度
15枚構成でいわゆるプロニッコールは映写機用のレンズですが、エレメント構成図など含め情報もなくあまり一般には知られてない産業用レンズの1つだと思います。
220度の画角のフィッシュアイレンズとして、前年に発売されたニコンF用6mmF5.6がベースになっているのかもしれません。
また、私は72年に出た同F用フィッシュアイニッコール6mmF2.8のベースに、プロフィッシュアイニッコールがなっているのかもしれないと考えてしまいます。本当のところはどうなんでしょうね?

確認が取れてませんので曖昧ではありますが、たぶん、これが日本光学製NIKKORでは最も短い焦点距離のレンズではないかと思っています。

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長寿アクセサリー

ニコンFの頃から続いている長寿アクセサリーには定番商品としてフードやワイヤレリーズなどが有ります。
しかし、これらは途中から型番が振られマイナーチェンジを受けたりしています。(因みに最初のアクセサリーの1つ3.5cm用フードは現在もHN-3として売られ続けています。)

それらとは別に、惜しくも2年近く前に在庫が払底してしまいましたが、型番が無く40年以上も販売され続けた長寿アクセサリーが存在しました。

それは何だと思いますか?

答えは長尺マガジン巻取り器(と長尺マガジンスプール)です。

価格も詳しくは調べないと判りませんが、当初は9730円、69年には11500円、遅くとも73年~74年6月までは13000円と細かく改定されてましたが、74年11月以降、在庫払底まで20000円で改定される事無く販売されていましたので、31年程は変わってなかったのです。
Fmda

Mf4a

上の画像はニコンFのMD用アクセサリーカタログの1ページです、その下の画像はニコンF3用MF-4のカタログの1ページです、これらの巻き取り器をみますと変更されたようすはありません。
しかし、1996年頃に無垢の1枚板でできていた本体が合板製に変わってしまいました。
巻き取り器の機械部分は変更される事は無かったので、それが唯一のマイナーチェンジと言えます。、


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受光素子の特徴

カメラの測光に使われている受光素子には古くはセレニウムを使ったセレン光電池式の物からCdS(硫化カドニウム)を使った物が主流になりました。

セレン光電池の特徴は分光感度特性が比視感度特性に近い事、起電力が小さく電力確保と測光範囲を広くするには受光面積の拡大が必要、電源が不要、セルの形状は自由度が高い、反応が遅い、複眼レンズが必要、生産性が悪い、経年劣化が大きいなどがあります。

CdSの特徴は入力対出力の直線範囲が広い事、安価、可視域での感度が大きく分光感度も良好、低輝度での反応が遅い、入射光が弱いと特性の温度変化が大きい、経年劣化が大きい、光履歴特性(暗黒中に長時間放置した場合反応速度が遅くなる)がでるなどです。

その後CdSに替わって主流になったのはSPD(シリコンフォトダイオード)でした。また、それより少し遅れてGPD(ガリウム砒素リンフォトダイオード)も登場しました。

SPDの特徴ですが、直線性がよく応答速度が速い、入射光のダイナミックレンジが広い、暗電流(雑音)が小さい、分光感度特性が赤から赤外に感度が高く(900nm付近)人の目やフィルムの感光特性とズレがある為視感度補正(フィルター)が必要、光履歴特性、クリープ特性が無く安定している事です。

GPDは直線性・応答性が良くほぼSPD同等です、また、人の視感度曲線に近い分光感度特性なのでフィルターは不要ですが、先に出たSPDとはコスト的にも大差が無く、これといった差別化できる特徴に薄く、また、毒性の強い砒素が使われている事もマイナス要因に働いたのか、ニコンではFMに使われましたが、後のFM2ではSPDになってしまいました。

その後AFカメラなどはCCDが使われだし、F5以降では3D-RGBマルチパターン測光で被写体の色を認識し露出決定しています。

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ニコンカメラ試作1号機

前回にハンザキヤノンを少し紹介しましたので、今回はニコンI型でいこうと思います。
とは言っても、私のような若輩者ではたいした情報や資料は持ち合わせておりませんので、せめて6091の画像を載せてお茶を濁しておきます。(汗)

6091a

このドンガラのニコンI型が出てきた状況など伝え聞くところによりますと、古い資料や機材を整理する際に偶然発見されたような話でしたが、この辺の経緯をご存知の方居られましたら情報をいただけないでしょうか。

こちらはニコンカメラ(I型)のカタログ(第二バージョン)の裏面画像です。標準レンズ一覧に幻の5cmF1.8が紹介されています。
Nikon1catalog


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ニッコール5cmF3.5黒マスク

ハンザキヤノンに付けられたニッコール5cmF3.5が、ニッコール銘のライカ判写真用民生品としてはおそらく最初のものと思われます。(昭和11年)

下の広告ではキヤノン標準型(ハンザキヤノン)と共に使われているニッコールレンズの優秀性がアピールされています。
A

このレンズの子孫にはLマウントの5cmF3.5や最初期のエルニッコール5cmF3.5があります。
日本光学よりハンザキヤノンにはその他にファインダー、距離計の光学系を開発したとのことです。

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ニコマートシリーズの見分け方

ニコマートFT系はほぼ同じ外観をしてますので慣れないと(汗)見分けがつけ難いかと思います。同様にEL系も軍艦ペンタプリズムカバー部は「EL」表示で外観もほぼ同じでこちらも見分けがし辛いですね。
一応簡単な見分け方として以下の部分を確認していただければ大丈夫だと思います。

FT、FS、FT2、FT3は製造番号の前にFT3100226(ニコマートFTの場合)などのようにそれぞれ表示されています。

しかしFTnの場合は製造番号の前にFTの表示がありそれだけではFTと区別がし辛いですが、露出計指針窓の上部にNの表示がありますので、そちらで判断してください。

ニコマートELはペンタプリズムカバー部にELの表示があります。

ELWもペンタプリズムカバー部の表示は同じですが巻き上げレバー手前下の製造番号の前にWの表示がありますのでそれで見分けるのが一番簡単で確実です。

ニコンEL2はペンタプリズムカバー部の表示は同じ「EL」ですが銘板が「Nikomat」ではなく「Nikon」となってますのでそれで判断できます。

他に製造番号で判断も出来ますがこちらは覚えるのも煩雑で忘れがち(私だけ?)ですので今回は割愛させていただきます。

余談ですが75年頃から各ニコンカメラのブラックボディとクロームボディは製造番号の頭二桁の奇数偶数で区別するようになりました。(ELやFTnは75年以前のニコンF2同様に区別がされてないようです。)
ニコンF2などが良く知られていますがFT2や、FT3、EL2も同様に偶数がクローム、奇数がブラックとなっています。
もし、上記機種をお持ちで興味を持たれましたら、番号を確認してみてください。

例:FT2 5000028はクロームでFT2 5128841はブラックなど

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ニコンカメラの日本名と海外名

ニコンカメラは国内向けと海外の一部で輸出向けに名称や一部仕様を変えて出している場合がありました。
古くはニコンFがドイツ向けにニッコールとなったり、ニコンオート35が輸出用はニコレックスオート35などです。

一応思いつく範囲で列記してみます。(コンパクトカメラは除外してます。)

NikonF系→NikkorF(主にドイツ向け)
NikonAUTO35→NikorexAUTO35
Nikomat系→Nikkormat
Nikonos→Calypso/Nikkor
EM/FG系やFM/FE系は国内と海外同一名称でした。
F-301→N2000(北米)
F-501→N2020(北米)
F-401→N4004(北米)
F-401S→N4004s(北米)
F-401X→N5005(北米)
F-601→N6006(北米)
F-601M→N6000(北米)
F-801→N8008(北米)
F-801S→N8008s(北米)
F50系→N50(北米)
F60系→N60(北米)
F70系→N70(北米)
F80系→N80(北米)
F90系→N90(北米)
F100系→N100(北米)
NikonU→F65/N65(欧州/北米)
NikonUs→F55/N55(欧州/北米)
NikonU2→F75/N75(欧州/北米)

*間違いなどを指摘してください。

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ニコンカメラハードケース

以前にCF型番のセミソフトケースを少し紹介しました。
今回はCH型番のハードケースの紹介です。

CH-1 F2用 牛革 標準用 下ケースにストラップ固定
CH-2 F2用 牛革 43-86付き 下ケースにストラップ固定
CH-3 EL/ELW 合皮 標準用
CH-4 F2用 牛革 標準用
CH-5 F2用 牛革 43-86付き
CH-6 ニコマートFT系用 標準用
CH-7 ニコマートFT系用 43-86付き
CH-8 EL/ELW 合皮 43-86付き
CH-9 EL/ELW(ワインダーAW-1付き)合皮 標準用
CH-10 EL/ELW(ワインダーAW-1付き)合皮 43-86付き
CH-11 F2用(DS-1,2,12付き)牛革 43-86付き 下ケースにストラップ固定

CH型番のハードケースですが、F2時代のCH-11まででそれ以降は出てないのではないでしょうか。
下ケースにストラップ固定されている、SやF時代から続いている古いタイプのケースは、F2中期頃に終わり、その後は、ストラップ付属や別売りで本体に着けて使用するものに代わっていきました。
このタイプの方が一般的ですが、私はMDを着けない時は、下ケースを着けて使用する場合が多いので、本体にはストラップを着けず、下ケースにストラップ固定のケースを好んで使ってました。

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DP-12の適正露光範囲

ニコンF2フォトミックASのファインダーDP-12は+○-で露出状態をファインダー内に表示します。
このうち○のみ点灯の時は取り説によりますとプラスマイナス1/5段以内の適正露出と記してあります。
しかし、テレビ画面を撮影する場合は+○-全て表示されている時が適正値でこの場合はプラスマイナス1/2段以内でこの表示状態になるとありました。
これは、SPDの反応速度が速いためこのようになると理解してます。(液晶画面などではこのような状態にならず○のみ表示されます。)
DP-12の仕様を下に載せておきますので参考にしてください。
Dp12a
Dp122a


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海外のF2カタログなど

海外向けの日本で印刷されたニコンF2時代のカタログ表紙の一部を紹介します。
サイズは左上から2番目がA4サイズで、上半分に1番目のカタログを重ねていますので下半分のみを掲載していますが、左上と左3番目から4番目(カメラに添付されていた物のようです)、右上と2番目まではA5版です。

右3番目は少し大きくB5版くらいあります。
その右3番目のカタログは英語版の第2版の物ですが、こちらではDP-2+EEコントロールアタッチメントのモックアップモデルを付けたF2を表紙に堂々と載せてしまっています。
現地の販社が独自に出したカタログではなく、日本光学が出している物で試作品段階以前の物?をカタログの表紙にもってきているのは珍しい事かと思います。
因みにその下はそのシステム図(部分)ですが、そちらにも絞りリングとのカップリング部分が無い構想段階?のDS-1が掲載されていたりします。(最下図右ページ8参照)

F25a
その全体画像です。
F23

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見えない世界を見に行こう。

2006年10月から11月頃にかけてニコンのイメージ広告が雑誌や新聞などに掲載されました。

Photo

ニコンが多方面において活躍していることを紹介するイメージ広告だと理解しています。
さて、この広告など含め、販売がイメージ戦略などにも力を入れたのも、翌2007年後半はデジイチ部門でキヤノンの販売数を凌ぐほど売り上げが伸びた理由の1つではないかと思っています。

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ニコンカメラ一色

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これはニコマートFTn初期のカタログ中ほどに載っているもので、ニコンカメラがプロに多数使われている事を示し宣伝しているものですが、この中の中央やや右の赤い服の方は初期のテレフォトズーム付きニコンF+F36+ピストルグリップを手持ちで撮影に使っています。

私はこの操作性の悪いズームを手持ち撮影で使い、記事に載せる写真を撮ることは到底できないでしょう。
さすがにプロフェッショナルだと関心させられました。

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F&S アクセサリー

画像は1963年のニコンカメラ総合カタログの最終ページのアクセサリーの一部を紹介した中の写真部分です。
A

この中の物、今の私には欲しいものばかりですが、目を引くのはモータードライブ用のバッテリーケースが単2電池6本用と8本用が併売されていた事です。
この事からニコンF用が出て数年を経てますが、この頃まではニコンS系のモータードライブもまだ初期のタイプだったと思われます。
S-36も最後期になりますと、本体正面左にある丸い飾りの銀色のキャップ様の物が省略されてF-36と近い物になっています。

さて、F用とS用が混在していますが皆さんはこの中の物いくつ判ったでしょうか?

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ニコン10cm屈折赤道儀

画像はニコンの天体望遠鏡としてはハイアマチュア向けの製品として出されていた、10cm(F12)屈折赤道儀のカタログ見開き3ページ部分です。
10cma
カタログ表紙や製品名には、初期の頃は正式にはEDの表記は使われてませんが、上の説明のようにEDレンズを使ってますので、星をやっている方々には「ニコンED10cm(屈折赤道儀)」で通っているようです。
発売は1980年で価格は下のように本体セットのみ決まっていたようです。
10cma_2
私は星をやってませんので詳しくは知りませんが、当時他の同等クラスの物と比べて高価だったようで、欲しくてもすぐには手に入れられず、そのうち購入しようと思っていたが、価格も何度かの改定で大幅に高くなり、1990年頃に販売が終わってしまい、結局手に入れられなかった、というお話をたまに聞きました。
製造数も10年ほどの間に多くても4~500台程度ではないかと聞いていますが、確かな事は知りません。

しかし、赤道偽架台とスタンドがほぼ同じ重さとは、、、組み立て・分解がネジを緩めるだけで出来るような説明がありましたが、扱う物が重量ありますし、温度や結露対策などいろいろあって、山へ持ち込んでの観測は大変なのでしょうね。

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ニコン物語のカバー

画像は荒川龍彦著「ニコン物語」のカバーです。
A

私はこのデザインが好きで、今まで読んでいた手擦れの多い痛んだ本の他に割合綺麗な初版を見つけ、カバーの為だけに購入してしまいました。

さて、このバックの図ですが表紙側はニコンカメラの製造に関する要領などが記されているようです、裏表紙側は青焼き図面の一部を反転してあるのではないかと思います。

この本も「明るい暗箱」同様に復刻出版して欲しかったのですが、朝日ソノラマが解体してしまい、この望みはほぼ叶わなくなってしまったのが残念です。

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初期型ニコンF2のマイナスネジ

ニコンF2の初期の頃は、擬革(貼り革)がニコンF同様の物で、各部のネジ類もマイナス頭のネジが使われている事は、以前紹介しました。
F様の擬革とマイナスネジの変更時期が同時期と思われている方が結構いますが、実はそうではありません。
擬革がFと同様の物は720~721万台辺りまで使われてましたがマイナスネジはそれより少し前にプラス頭のネジに切り替わっていきました。
それらネジの中で最も早くにプラスネジに切り替わった部分は蝶番の部分だと考えてます。
だいたい712~714辺りで1972年夏頃に切り替わりました。
蝶番部分以外は、ブラックモデルでも見える部分のマイナスネジは、クロームのネジが使われていたのですが、蝶番部分はマイナスネジでも黒い塗装が施されていましたので、何か関係があるのかもしれません。

さて、初期型のF2でも修理やオーバーホールなどでかなりプラスネジに取替えられて戻ってきますが、その中でもマウント部のネジはプラスネジに取り替えられて戻ってくる頻度が高く、底板部取り付けのネジはマイナスネジの生存率(汗)が高かったようです。

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ニコンF2初期の価格表

ニコンF2カタログ初版に挟み込まれていたニコンF2システムの価格表です。
F21a
F22a

発売1ヶ月前の段階での価格で「*近日発売」の物も多数ありますが、発表後間もない段階としては結構充実していたのではないかと思います。

とはいえ、自動露出撮影に関するシステムは開発が遅れていて、DP-2やDS-1などはこの2年ほどあとの発売となりました。

F2専用品の型番に**-1と一番の数字が多く見られることからも型番をこの頃から使い出したことが伺えます。

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