初期型ニコンF2のマイナスネジ
ニコンF2の初期の頃は、擬革(貼り革)がニコンF同様の物で、各部のネジ類もマイナス頭のネジが使われている事は、以前紹介しました。
F様の擬革とマイナスネジの変更時期が同時期と思われている方が結構いますが、実はそうではありません。
擬革がFと同様の物は720~721万台辺りまで使われてましたがマイナスネジはそれより少し前にプラス頭のネジに切り替わっていきました。
それらネジの中で最も早くにプラスネジに切り替わった部分は蝶番の部分だと考えてます。
だいたい712~714辺りで1972年夏頃に切り替わりました。
蝶番部分以外は、ブラックモデルでも見える部分のマイナスネジは、クロームのネジが使われていたのですが、蝶番部分はマイナスネジでも黒い塗装が施されていましたので、何か関係があるのかもしれません。
さて、初期型のF2でも修理やオーバーホールなどでかなりプラスネジに取替えられて戻ってきますが、その中でもマウント部のネジはプラスネジに取り替えられて戻ってくる頻度が高く、底板部取り付けのネジはマイナスネジの生存率(汗)が高かったようです。
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