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ニコンFE2のシャッター羽根

ニコンFE2ではその前年(1982年春)に出たFM2のXシンクロ速度1/200を高速化し1/250に改良して出てきました。
そのFE2に使われている高速シャッターについての解説記事が写真工業1983年7月号に掲載されてます。
その中にあるチタンのハニカムパターンシャッター羽根の部分詳細図などの図を紹介します。

記事によりますと、各種パターンを検討した結果、強度と平面性が良好だったハニカム状の肉抜きに決定した事などが記されています。
また、このパターンを片面のみに行った場合は、組み付け後湾曲によって羽根同士に隙間が発生し、漏光原因になってしまったそうです。
他に湾曲により、互いに接触している羽根同士の摩擦も大きくなってしまい、円滑な作動が損なわれたとあります。
羽根同士の接触において、肉抜き面と平面の接触では接触面積が小さく、肉抜き部から漏光しやすいともあります。
それら問題点の多くは、片面のみに肉抜きを施す事により残留応力のバランスが崩れたためで、検討した結果、下の図のように羽根の面積の半分づつをそれぞれ裏表両面から肉抜きする事になったそうです。
Fe2
羽根を組む際も、隣り合う羽根の平面同士を接触させる事により、漏光防止効果も高くなり先のような多くの問題点が解決され実用化に向かった事が記されています。


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