« ニコンレンズシリーズEズーム36~72mmF3.5 | トップページ | フォトミックFTnファインダー »

ニコンSPやS2の多重(二重)露光の仕方

ニコンFやF2以降の世代の方にとっては、ニコンSP以前の一軸回転式シャッターダイアルのニコンカメラでは、説明書などの資料がないと多重露光を行うのは結構戸惑うのではないでしょうか。

そこで、今回はニコンSPやS2での多重露光の手順を紹介します。

ニコンFやSPでは1回目の露光後A-RリングをRに合わせて巻き戻しクランクを回しフィルムをシャッターダイアル中央の赤い点が1回転を少し超えるまで巻き戻し、その後A-RリングをAに戻し、再びレバーを巻き上げて任意の速度で撮影を行えば多重露光は可能です。

S2以前では回転式シャッターなのでこの方法は使えませんが手順はSPなどより簡単です。
まず1回目の露光後再びシャッターボタンを押しながら、高速側シャッターダイアルをやや押し気味に左回転にとまるまで回してやればシャッターのみチャージできます。その後任意の速度で再露光を与えればOKです。
A-Rリングや巻き戻しクランク、巻き上げレバーは使いませんので注意してください。

ニコンFやSPでは多重露光を使いますとフィルムカウンターがその分進んでしまいますし、A-Rリングの操作や巻き戻して巻き上げる動作をしなければいけませんが、S2ではシャッターダイアルを回してシャッターのみチャージできますので簡便でカウンターも進まないのが利点だと思います。
とはいえ、私は、S2やSP、Fで多重露光を数えるほどしか使ったことが無く、最近はこれらでは全く多重露光を使っていません。私の場合、ニコンF2の多重露光が使いやすく信頼性も高い為そちらをメインにしているからなのですがそれでもめったに使わない行為には違いがないです。

|

« ニコンレンズシリーズEズーム36~72mmF3.5 | トップページ | フォトミックFTnファインダー »

Nikon RF Camera」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ニコンSPやS2の多重(二重)露光の仕方:

« ニコンレンズシリーズEズーム36~72mmF3.5 | トップページ | フォトミックFTnファインダー »