Fマウント用マイクロニッコール5.5cmF3.5
ニコンF用に最初に用意されたマイクロニッコールはレンズ単体で等倍まで撮影が可能でした。
画像内の説明にありますように発売は1961年8月、オートレンズの出るまでの1年半の発売期間の間におよそ2000本が出荷されました。発売時の価格は23500円でした。
(Peter Braczko (著)Nikon Pocket Bookより)
絞りはプリセット式で、距離環は2回転し、1回転目で撮影倍率1/2まで、残りの1回転でそれから等倍までの撮影ができました。
このレンズも短い期間に改良がなされレンズ先端のアタッチメントリング部が当初鏡胴より出ていなかった為(画像参照)そのままでは干渉しBR-2リングが付かず逆付けができませんでしたのでM-Bリングというアダプタが用意されていました。(単体価格は800円でしたが本体に付属していたのかは不明です。)
しかし、その後改良され直接BR-2リングなどを付けられるようになりました。
後期型の画像が無いので判りにくいですが、レンズ先端部にフィルターリングを1つ分程度追加した状態になったと思ってください。
おそらく製造数はこの後期型の方が少ないと思いますが、前期型でM-Bリングまで付属して持って居られる方はそれよりも少ないのではないでしょうか。
私は以前この前期型を持っていたのですが、唯一の張り合わせレンズがひどいバル切れになってしまい使えないので知人に安価に譲ってしまいました。よくよく考えたらオートレンズの玉と交換できたかもしれなかったですが当時はそんな考えに至らず、その後、縁がなく今に至ってます、今度は後期型を見つけようと思っています。
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