日本光学工業(株)
ニコンカメラを作っていた日本光学工業株式会社はご存知のように現在は株式会社ニコンとなっています。
では現在日本光学工業株式会社はどうなってしまったんでしょう。
実は大井製作所内に残り、主に修理品の発送業務を担当している明光サービスがグループ会社として活動をしていたそうで、それをニコンの旧社名を残しておくという主旨で日本光学工業株式会社としてあるということらしいです。
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ニコンカメラを作っていた日本光学工業株式会社はご存知のように現在は株式会社ニコンとなっています。
では現在日本光学工業株式会社はどうなってしまったんでしょう。
実は大井製作所内に残り、主に修理品の発送業務を担当している明光サービスがグループ会社として活動をしていたそうで、それをニコンの旧社名を残しておくという主旨で日本光学工業株式会社としてあるということらしいです。
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Fマウント用の古めのレンズフードの中でたまに色が褪せて紫っぽくなっている物や緑っぽくなっている物を見かけます。私の持っている中では50mmF1.4用や105/135mm用でそのような物が見られます。
大抵の物は塗装と思われますが、これら色が褪せたように見える物はおそらく染色かメッキのような化学処理で色付けをしているのではないでしょうか。
詳しい方のコメントをいただけましたらありがたいです、宜しくお願いします。
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マニュアルフォーカスAi-Sの50mmF1.8の標準レンズでは薄型の国内物は先日少し紹介しました最短撮影距離が45cmの物が馴染み深いですね。
また、海外では薄型のレンズシリーズEの50mmF1.8がポピュラーですがこちらは最短撮影距離が60cmになってしまいます。
また、これら薄型は絞り情報連動爪、いわゆるカニの爪が付いていません、国内物には絞りリングを交換する事によって爪付きになりますがこれもあまり見かけることはありません。
海外では爪付きのAi-Sタイプが売られていました、ただし薄型ではなく、従来のAiタイプの鏡胴とほぼ同様の物で番号も国内版薄型が200万台の数字から始まるのに比べ300万台からとなっています。
当然こちらの鏡胴の物は従来のAiタイプ同様に最短撮影距離は45cmとなっています。
この画像の物に似たAiタイプは国内でも普通に売られていましたがAi-Sタイプは薄型が国内版で出てましたのでEシリーズの28mmなどと同様にあまり見かけないレンズの1つだと思います。
50mm F1.8はAFレンズも出ていますがこちらのレンズも光学系の構成は同じです、Dタイプではニコンスーパーインテグレーテッドコーティングが採用されていますのでカラーバランスや色再現性に違いがありますし逆光での特性も良くなっています。
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NIKKOR-H 300mmF2.8はニッコールとしては初期の低分散レンズを使用した大口径望遠レンズで数十本(一説には72本)が1971年末頃に作られたそうです。この頃はEDレンズが間に合わずショット社の硝材を使ったと言われてます。
絞りは自動絞りではなく、プリセット絞りにもなっていませんでした。1/3段クリックの普通絞りでサッポロモデルは29枚と非常に多い枚数でほぼ円形の絞り形状、後に出たモントリオールモデルは絞りの枚数が18枚となっているそうです。当初はこのレンズとニコンF高速モータードライブモデルが組み合わされて使う事を想定していたようで自動絞りの必要性は考慮されていなかったと聞いてます。
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1980年春にニコンF3やEMと同時に発売された薄型50mmF1.8は国内ではおそらく最初のAi-Sレンズの1つになっていたと思いますが、これの裏側を見ますとマウント部の5時から7時辺りにかけて動く見慣れない爪(?)が付いているのが分かると思います。(開放F値連動爪のすぐ近くです。)
下の画像は薄型のAi-S50mmF1.8のマウント面です。
他のレンズにはこの爪は見当たりませんし、今までこの爪を活用したカメラは無いようです。
実はレンズの絞りリングを回したときに絞りを変えるためのレバーで、カメラやアクセサリーと連動するものではありません。
このレンズの構造上繰り出し量以上の長さがこのレバーに必要となる上、鏡筒全長が短いレンズのため鏡筒繰り
込み時に、後部保護環との緩衝を避けているためレバーが見えるという訳です。
しかし、レンズシリーズEの50mmF1.8にはこの爪は無いんですよね、最短撮影距離の違いなど構造上の違いが理由らしいですが素人の私には何か釈然としません。
下の画像は新旧ニコンレンズシリーズE50mmF1.8のマウント面です。
開放F値連動爪の上には先の絞り連動の爪は見当たりません。
さて、この国内向けAi-S50mmF1.8ですが、いわゆるガチャガチャ動作を必要とする旧タイプの開放測光カメラに対応する為のカニの爪がありません、また、そのままでは爪のみを付ける事もできません。
しかし、そこは日本光学ですから、絞りリングを交換してカニの爪つきになりました、とはいえ、このレンズに爪付き絞りリングになっているのはほとんど見かけませんね。
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ニコンの交換レンズを購入しますとリアキャップにLF-1が付いているときと乳白色の柔らかいキャップが付いている時があります。
これらはレンズの種類によって区別され、主に初めてのユーザーが購入すると想定したレンズには乳白色の簡易キャップが使われています。ようは最初はカメラにレンズを着けて使用しますのでレンズキャップやボディキャップは不要、その為のコストを下げる目的との事です。
簡易キャップが使われているのは標準レンズと標準域を含むズームなどです。
リアキャップですが型番が出てからの物にはLF-1の他にLF-2というOPフィッシュアイや2.1cmなどミラーアップレンズに使う物やLF-3(プロネア用)、LF-2A(ニコノスRS用)などがあります。
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画像は雑誌に掲載されたものをニコンが冊子状にまとめてカタログとして出した物の1ページです。
こちらは別のカタログのNASA納入カメラを紹介した部分です。
所謂ニコンFアポロははじめ1971年アポロ15号に搭載されました、これはそれと同仕様で73年にスカイラブ計画の際使用された物のようです。画像右下のモデルではレンズがUVニッコールで以前紹介した55mmF4とは全くの別物、2段明るくなっており、着けられているカメラもファインダー無しモータードライブ付きのニコンFとなっていてとても興味深いです。
これらカメラは難燃素材や防爆仕様などNASAの厳しい要求基準を満たしているとの事でプラスチック素材は金属削り出しのワンオフ物と取り替えられ、擬革も金属のプレートに変えられているそうです。
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画像はニコンF2の後期、昭和53年から54年までの1年間に届いた愛用者カードからニコンを選んだ理由の集計結果と同時期の東京でのニコンショウで行われた来場者アンケートでニコンのブランドイメージ部分の集計結果グラフです。
これの選んだ理由部分を見ますと、ニコンF2などは機構が優れていて頑丈で日本光学製だから選んだという方が多く、反面、格好が良くて使いやすく、価格が手ごろと思っている方は非常に少ない(汗)といえそうです。
私の感想はこのアンケート結果を反映したものとほぼ同じですが使い勝手も及第点ですしデザインもスマートとはいえないが機能美を感じさせる良いデザインだと思っていますのでグラフにするともう少し起伏の少ないものになりそうです。
ニコンのブランドイメージのアンケート結果は私の意見を反映しているといっても良いほどで違和感はありません。
古いデータで現在のユーザーの意見とは多分にズレがあると思いますが、これらの結果を見て皆さんはどう感じましたでしょうか?
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ニコンFシリーズでのレリーズタイムラグですがFからF6までは次のようになっています。
ニコンF 約32.5ms
ニコンF2 約28ms
ニコンF3 約40ms
ニコンF4 約55ms
ニコンF5 約37ms
ニコンF6 約37ms
これら数値が同一条件でのものかは判りかねますが、F、F2に関してはミラーアップから先幕が開き始めるまでの時間です。
数字上はF3の40msが意外と遅いように感じられますがF一桁機初の電子シャッター機でAEを搭載しましたので同時期の他社の機種と比べて劣っている訳ではないようですし、F3でFAなどのようにタイムラグが話題になった事はほとんどなかったと思います。因みに同時期のライバル機NewF1も約40msのタイムラグです。
また、AFを組み込んだF4もEOS1と同等です、F5出現当時のタイムラグ37msは相当速かったことが分かります。
(デジイチ含むSLRのAFカメラにおいて10年以上経た現在でもほぼ限界と言われているタイムラグが37msです。)
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ニコンF2のブラックボディの裏ブタ開閉キーは初期から中後期頃まではキーの三角マークが有る方半分が黒、残りはクロームボディ同様の梨地メッキでした。
これが後期になるとクロームボディと共用になり全て梨地メッキの物になりました。
この変更時期ですが昭和53年後半頃、番号でいうと77*万番台の遅い番号辺りからです。
ですのでF2チタンでは開閉キーは通常品クロームモデルと共通の梨地メッキの物が採用されています。
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ニコンF2用モータードライブバッテリーケースMB-1のバッテリーチェックは前期は針式のアナログメーター、後期は赤色LED2灯による表示でした。
これらチェックにはMD使用時と同等の電流を流して実際に使える容量を表してましたので結構あてに出来るものでしたが、長時間チェックボタンを押すと無用に電池を消費してしまうので注意が必要です。
この方法は古くはS-36やF-36などの為に用意された針式の専用バッテリーチェッカーから採用されてました。
現在は測光から測距、巻き上げ、各種チャージ、表示などあらゆる為に電池を消費しますので当時とは比べ物にならないくらい電源管理をキッチリとやってはいると思いますがバッテリー残量の表示は今の機種の方が不満が残る場合が多いように私は感じております。
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ニコンのストロボ(スピードライト)SB-18はニコンとしては割合軽量コンパクトな部類の物で当時ニコンFGとのセットでの使用を想定して販売されたようです。
ただし、残念ながら海外への輸出専用で国内販売はありませんでした。
国内では主にSB-15との組み合わせを想定していたようです。
因みに仕様は下記の通りです。
TTL自動調光可能(外部自動調光機能は無し)
マニュアル発光可能
照射角度:垂直45°/水平60°(35mmレンズの画角をカバー)
ガイドナンバー:20(ISO100の時)
電源:単3電池4本使用
直列制御方式
大きさ:約66(幅)×113(高さ)×42(奥行)mm
重量:約150g(電池を除く)
EMにSB-E、FGにはSB-18、FG-20にはSB-19と縦型コンパクトストロボが用意されていて、個人的にはこれらの組み合わせはバランスが良くて好きでした。
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AFマイクロED 200mmF4D(IF)の絞り環をよく見るとカニの爪状の連動爪をつける為の位置決めマークがF8辺りを中心に3つあります。
ご存知のように通常のレンズですと爪はF5.6辺りが中心になりますからF8を中心にする何か訳があるのでしょうか?
実はAFマイクロED 200mmF4D(IF)の絞り環部品はAFニッコール180mmF2.8と共用しています。
勿論絞りの表示は開放F値が違いますのでそれぞれのレンズに合わせて変えています。
この環の爪の位置決めの3つあるマーキング中央のものはちょうど開放位置から3段目になっています。
これは180mmの場合は開放F2.8から3段目でF5.6の位置になり、3つのマーキングの左右をビス穴にするとキッチリ取り付けられるようになっています。
マイクロ200mmの場合は開放F値が4ですので、そのままの点を使うと先に記しましたように一段ずれることになります。このため開放F値が4の場合の点が必要になりますので真ん中に点を1つ追加し、この場所に爪の左側のビス穴がくるように位置を合わせますとちょうどF5.6辺りが中心になるという訳です。(この場合絞りF16の辺りに1つマーキングが残って見えます)
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ニコンF4以降の縦走り電子シャッター機ではそれまでのようなフィルムのベロ出しで停止するフィルムバックが用意されていません。これはベロの端が幕面に触れてシャッターの破損を招く可能性がある為でそれまでの横走りチタン幕シャッターとはデリケートさが違うようです。
しかし、それでもフィルムのベロを残しておきたい方はカウンターを利用して可能です。
ニコンF4やF5でフィルムを巻き戻す際、カウンターもちゃんとカウントダウンします。
これは手動でクランクを利用してやっても同様です。ただし電源オフの時は無効になってしまいますのでご注意ください。
で、撮り終えたフィルムをベロ出しで管理されている方はこのカウンターが「E」になった時に止めればベロが数センチ残った状態で取り出せます。
余談ですがニコンがコンパクトカメラを出した時、ニコン製品はプロ志向が高いとの理由からベロ残しでの巻き戻しが仕様でした。しかし、この仕様も最初の数機種で後には全て巻き込む仕様となったと聞いています。
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画像は1969年頃のレンズフードとキャップ類の紹介ページです。
当時はまだ型番ではなくレンズの種類で区別してました。
この表にある中で割合珍しいものに105mm用ねじ込み式と55mmF1.2用のねじ込み式フードがあります。
55mmF1.2用ねじ込み式は型番が割り振られてHN-6になりましたがこれを現在の50mmF1.2に使用しますとフィルター無しではケラレなくOKですがフィルターを着けますと僅かにケラレてしまいます。
画像の4と5ではほとんど違いがないように見えますが5の方が僅かに深く、こちらは現行のHN-1に相当しこれを20mmや2.1cmに使用しますとフィルター付きではこちらも僅かにケラレてしまいますので注意してください。
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今日は忙しいのであっさりと書き込みます。(汗)
アクションファインダーの接眼部のキャップですがF用、F2用は一応F3用やF4用で代用が可能です。
F5用は持ってないので判りません、ご存知の方のフォローのコメントがいただけると嬉しいです。
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ニコンF2もニコンFのように初期から後期までに若干の部品などの形状の変更がありました。
とはいえニコンFほどの変更はありませんが以前書き込みした分も含めて判っている範囲で記したいと思います。
下記の他にも中期以降に変更された部分もありますが、取りあえず初期型から中期までに変更されたと判断できる部分を記しました。
分かり易い変更では、貼り皮がFと同じシボです。
スプールの溝が6本です。
巻き戻しボタンに、マイナス溝が無く点が刻印されている。これは中期頃まで続いてます、巻き戻した際にフィルムカウンターが進むか否かの変更に関係があるのかもしれません。
各所に マイナスネジが使われてます。
分かり易いのはマウントのネジですがこちらは割合早い時期にプラスネジへ変わってしまいました。
また、オーバーホールなどでも積極的に変更されてます。
ミラーロックアップレバーがワンアクションから押して回すツーアクションへ変更されました。
これは1972年6月に公式にお達しがありましたので時期もその通達の少し前に変わったと思われます。
巻き上げレバーの形状が違う?これは巻き上げ軸の化粧のメクラキャップ?の丸い部品の形が違います。
初期型の方がちょっと平らに近く面もエッジが鋭角な感じです、またレバーのプラの部分も一見すると形状は同じに見えるのですが、裏のプラの合わせの形が初期型はラウンドの付いた角型ではなく丸くなっています。
しかし、こちらは710台でも角型が多数見られますのでステンレス無垢材アイレットのように初期の少数ロットのみなのかもしれません。
シャッターボタンの上面の面取りのアールが僅かに大きいようですがこれは比較しないとほとんど分からないレベルのものです。
底板の巻き戻しボタンの周辺のへこみ部分が、ボディーの長手方向に長くなっています。
裏ブタのメモホルダーの押さえ板に溝様な縦線が無くスッキリしています。
マイナスネジの使われているモデルは黒ボディーでもネジはクロームのネジで白黒モデル共用となっています。
ミラーボックス内側の向かって右側についている部品(緩衝用?)がI型から、L型に変わっています。
フィルムガイドレール4本のうち内側2本の左端曲がり部分が初期型は小さくダイキャストの変更があった事を示しています。バラすと分かるのですが他にもダイキャスト部分の変更が見られます。
フィルム巻き戻し軸のパトローネ側の仕上げが変更されています。梨地のようなくすんだ仕上げからクロームメッキのような仕上げになっています。また、形状も初期から中期までは先が三角状に面がとってありますが、後期は角型で太めです。
フィルム巻き戻しクランクの先が円錐状だったものが球面状へとカシメ方?が変わっているようです。
多忙ですのでいつになるか分かりませんが、時間が取れましたら変更部分の画像を撮りましてアップしたいと思います。
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ニコンカメラ用高倍率ファインダーはF/F2用のDW-2とF3用DW-4、F4用DW-21、F5用DW-31があります。
これらの接眼部にはアイピースゴムが付属してますがDW-2など古い物は変形や保存が悪い物はヒビ割れが出てきている物など替えたいと思っている方も居られるのではないでしょうか?
DW-2用の物はメーカーにも在庫が無く他の物を流用するしか方法はないようです。
一応DW-4用の物は在庫が有るようですのでこちらを使う事をお勧めします。
とはいえ若干DW-4用の方が大きいのですが装着は可能です、こちらの形状はツノ型ですので初中期のDW-2用の円形アイピースゴムとは雰囲気が変わってしまいますがメガネを使用していない方には使い勝手は悪くありません。
また、DW-2に円形のアイピースゴムが着いている方は双眼鏡の対物キャップの内径が47~8mmの物を流用してその上から被せると変形の予防と保存性の向上も期待できて良いと思います。
アイピースゴムの流用をまとめますとDW-2用とDW-4用は若干サイズに違いは有りますが流用可能。
*その場合でも組み合わせによってはツノ型の物は接眼部のネジを締めこむと回転しなくなってしまいます。
DW-21用とDW-31用は径が同じで流用可能ですがそれ以外のDW-2や4では径が違い過ぎてNGです。
随分前に購入しましたので改定があったかもしれませんが、在庫の無いDW-2用以外どれも数百円以内で購入可能です。
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