F4・F5でフィルムのベロ出し
ニコンF4以降の縦走り電子シャッター機ではそれまでのようなフィルムのベロ出しで停止するフィルムバックが用意されていません。これはベロの端が幕面に触れてシャッターの破損を招く可能性がある為でそれまでの横走りチタン幕シャッターとはデリケートさが違うようです。
しかし、それでもフィルムのベロを残しておきたい方はカウンターを利用して可能です。
ニコンF4やF5でフィルムを巻き戻す際、カウンターもちゃんとカウントダウンします。
これは手動でクランクを利用してやっても同様です。ただし電源オフの時は無効になってしまいますのでご注意ください。
で、撮り終えたフィルムをベロ出しで管理されている方はこのカウンターが「E」になった時に止めればベロが数センチ残った状態で取り出せます。
余談ですがニコンがコンパクトカメラを出した時、ニコン製品はプロ志向が高いとの理由からベロ残しでの巻き戻しが仕様でした。しかし、この仕様も最初の数機種で後には全て巻き込む仕様となったと聞いています。
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コメント
毎回楽しく拝見しております。
F4は、サービスセンターで、
ベロ出しの状態で巻き戻しがストップできるように
改造をしてくれました。
(今は受け付けてくれるか分かりませんが…)
現像時の手間を考えて、ベロを出したまま
フィルム交換をする習慣だった私には、大変ありがたい事でした。
F5については、使用したことが無いので不明です。
では…
投稿: SPブラック | 2007年7月 9日 (月) 22時26分