ニコンSのS接点のシンクロ速度
ニコンSの頃はフラッシュバルブが主流でしたが海外ではその頃からそろそろスピードライト(ストロボ)がメインの光源になりつつありました。
その為輸出がメインのニコンカメラもそれに対応するため同調速度の高速化などの改良がしばしば行われていたようです。
具体的にはニコンS初期の頃(所謂MS黒目など)はS接点の同調速度は1/8でストロボに使用してました。
その後の取り説を見ますと、MS型の赤目の頃くらいからその同調速度が1/20になったのではないかと思われます。
で、普通に見られる通常のSの黒目は1/20での同調で大丈夫ですが実際には1/30でも画面のケラレ無く使用できます。
幕速は画面幅34mmを20ミリセカンド程度で横切っているので本当ですと1/40でも大丈夫なはずですが私のカメラではNGでした。もしかしたらしっかり調整をすれば大丈夫なのかも知れませんが一応ニコンSでは1/30秒でもストロボの同調は可能と覚えておいても良いかと思います。
今ではあまり考えられませんが、当時のストロボはタイムラグが大きいものが多数存在していたとのことですので、おそらくそれらを考慮しての遅めの同調速度ではないかと考察しております。
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