全天カメラ
昭和32年4月に出た魚眼レンズ専用カメラです。
4群5枚構成の中判用フィッシュアイニッコール16.3mmF8とセイコーシャMXシャッターの組み合わせで120フィルムに5cm径の画像を12枚写しこめる事ができました。
絞りはF8~16、シャッター速度は初期のものはB、1~1/400秒、後にB、1~1/500の倍数系列に変わりました。
フィルムの巻上げはスタートマーク式の装てんで本体上部のハンドル往復での自動巻き止め式との事です。
サイズはW132.5mm、H107mm、D130.5mm、重さ1500グラム、価格は120000円でした。
写りは色収差が割合多く残っていたようでカラー撮影の場合周辺部での色にじみは結構目だったようです。
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