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ニコンF3 ル・マン仕様

1982年にニコンがスポンサーとして付いた時、そのレースカー(サバンナRX-7)にニコンF3が搭載されました。

そのF3ですが振動対策として電気部品の基盤への実装をより強固にし、MD-4+MF-4を着けた物をリモートコントロールでドライバーが操作できるようになっていたそうです。

IMSA-GTXクラスに2台参戦しそのうちの1台が総合14位となりました。
翌年以降も何年間かニコンはスポンサーとなりましたがそれらに車載カメラが提供されたかは未確認です。


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ニコンスピードライトSB-E

EMと同時に発売されたコンパクトなストロボ(スピードライト)ですが、安価でコンパクトな割りに使い勝手がよいものとなっています。
このストロボは外部調光専用でマニュアル発光もできませんがEM、FG-20とAiレンズ(含むシリーズEとAI-S、Ai改造はNG)の組み合わせで使う場合フィルム感度に対応した2段階分の絞り値内なら中間位置でも調光が可能なのです。
これはレンズマウント内にある追加されたピンからの絞り情報とフィルム感度情報がストロボ側へ伝達される為可能になりました。
現在はTTL調光が広く普及していますので使える絞りの範囲も広く中間値でも当たり前に使えますが、これが出た当時は外部調光で中間絞りが使えることは結構画期的なことと個人的には思っておりました。

その後出た上位機のSB-19は更に使える絞りの範囲が5段分に広げられGNも20となりました。

他に使い勝手のよいところはシャッター位置がAUTO位置でもストロボ電源オンで自動的に1/90にセットされ、絞り値などが調光範囲外に外れるとレディランプが点滅して知らせてくれる事です。(今では普通の機能ですが・・・)

Sbe

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ニコンFM

ニコンFMはそれまでのニコンカメラ全体に大きくて重いがっしりしたカメラというイメージからの脱却を図りコンパクト化したカメラのはじめの1台です。


Fma









ファインダー内の露出表示は画像のように3個のLEDによる5段階表示でF2フォトミックSBのDP-3やASのDP-12と同様になってます。
Fma_1








しかしDP-12などと違い受光素子はこの頃新たに使われだしたGPD(ガリウム・ヒ素・リン・フォトダイオ-ド)が採用されましたがGPDはその後の後継機などに採用される事なくこのモデルのみで終わっています。
温度特性や受光感度分布(赤外線域を拾わない)などSPDと比べても有利な点が多かったらしいのですが猛毒の砒素が使われている為に製造現場での人体への影響や廃棄された場合の環境問題などからGPDの製造が難しくなったのではないかと想像しております。

ニコンFMの設計着手は1974年9月、発売までに2回の機能試作と3回の量産試作が行われました。
出荷台数ですが1977年5月から83年4月までの間に843233台が出荷されました。
内訳は、生憎白黒別のデータは持ってませんが国内分は230681台、輸出分が612552台となっています。


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MD-4の巻上げ巻き戻し機構概要

ニコンF3用モータードライブMD-4の巻上げ巻き戻しはニコンF2用のMD-2同様に1つのモーターで行っています。
駆動ユニットには巻き上げ用クラッチ、巻き戻し用クラッチを使用する事によりモーターの回転方向は常に一定になっています。
また、モータードライブのレリーズはMD-2のように機械的な連動ではなく、モータードライブとカメラとはパルス信号による電気的な連動になっています。

画像は巻き上げ及び巻き戻し機構の概要を説明したものです。
デザイン的に傾斜を持った形になってますし、MD-2と違いバッテリー部とは一体構造になってますのでギヤなどのスペースは薄くシンプルですが機能的に収められているのが分かると思います。

反面画像にはありませんのでイメージし難いかと思いますがグリップ部はFPCとスイッチ関係の部材しかなく中はほとんど空いてますのでデザインの変更などの自由度は高かったのではないかと想像できます。

Md4b

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F2H+DP-12+DS-12=露出オーバー

高速モータードライブカメラニコンF2Hはご存知のとおりハーフミラーによってファインダーへ1/3の光を導き、普通絞り(開放測光で言う絞込み状態)で使用します。
またピントを合わせやすいように通常モデルのプレビューボタン位置に絞り開放ボタンが付いています。
このカメラにDP-12とEEコントロールユニットDS-12を着けて普通のF2のように扱うとどうなるでしょうか?
(勿論ファインダーへの光は通常の1/3しか行かないのでその分の補正はあらかじめしておきます。)

答えは絞込み状態ですと露出計には絞りリングの位置と、実際に絞り込むことにより、暗くなった状態の情報を二重に露出計に伝えてしまいますので、開放から適正絞りまでの段数の半分のところに絞りを制御してしまいます。(例えば開放値F1.4のレンズで開放測光で適正値F5.6だとしますとプレビューを押したまま動作させますとF2.8付近で絞りは止まります。)
普通のF2にDP-12+DS-12でもプレビューボタンを押したまま動作させて確認する事が出来ますので暇な方は(汗)は試してみてください。

また、F2Hの先の組み合わせで開放ボタンをおしたまま測光しますと適正値まで絞りは動きますが撮影のタイミングに合わせてボタンを離す必要がありますのでこれも結構難しいですね。

勿論DP-2或いはDP-3+DS-1或いはDS-2の組み合わせでも同様の動作をします。

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全天カメラ

昭和32年4月に出た魚眼レンズ専用カメラです。
4群5枚構成の中判用フィッシュアイニッコール16.3mmF8とセイコーシャMXシャッターの組み合わせで120フィルムに5cm径の画像を12枚写しこめる事ができました。
絞りはF8~16、シャッター速度は初期のものはB、1~1/400秒、後にB、1~1/500の倍数系列に変わりました。
フィルムの巻上げはスタートマーク式の装てんで本体上部のハンドル往復での自動巻き止め式との事です。
サイズはW132.5mm、H107mm、D130.5mm、重さ1500グラム、価格は120000円でした。
写りは色収差が割合多く残っていたようでカラー撮影の場合周辺部での色にじみは結構目だったようです。

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グリコのニコンF

数年前に出たタイムスリップグリコのおまけ第2弾の中にニコンFが含まれていました。
これは縮尺およそ4.4分の1で結構細かいディティールまで再現されていてニコンファンには人気がありましたので皆さんの中にも結構お持ちの方はおられるのではないでしょうか。

クロームボディバージョンには本体+標準レンズのほかに画像にある説明書のようにBC-7型と思われるフラッシュガンとブロアブラシが付属してました。
また、ブラックボディの方には本体+標準レンズに他にレフレックスタイプ望遠レンズとブロアブラシが付属してました。
さて、この望遠レンズですが縮尺率などから照らし合わせますとおそらく初期の500mmF8がモデルだと思います。
不満はレンズの露出計連動爪が説明書のようには真上に来ない事でしょうか。


F_6


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ニコンF3 イルミネーターボタン

ニコンカメラではF2以前は暗い時にファインダー内情報を照らし出すイルミネーターが用意されていましたが、ニコンF3以降では本体にそれが内蔵されるようになりました。
しかし、F3の場合はそれがとても使い辛く不評でそのスイッチ部分を小さなディップスイッチに交換して使っているプロも見かけました。(プロサービス引き受け)
F3AFではファインダーが大きく横にもせり出していますし、アクセサリー用ターミナルに何か繋がっていますとほぼ利用は無理?と思えるほど使い辛いものでした。

このイルミランプを点灯させますと結構電池の消耗が激しい為頻繁に使われないように?あえて小さく使い辛くしたのではという意見もきかれましたが実際のところは未確認です。

さて、このイルミランプを露出計ONと連動させて点灯させる事は自己責任での簡易改造になりますが、それほど難しいことではありません。
本体のイルミスイッチ部分の内部にアルミ箔などをつめて短絡させればOKです。
ただ電池の消耗が激しいのでMD-4併用などMD-4側から電源供給されている場合のみそのようにするのが望ましいと思います。
因みに私はこの方法で120万台の初期のF3を使い続けてますが使用頻度も落ちてきている事もあり未だにイルミランプの球は切れていません。(この機体のオーバーホールは過去に一度のみでその後改造したものです。)

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ニコン新型ユニバーサルファインダー

この新型ユニバーサルファインダーは等倍のファインダー像の中に各焦点距離の画角のフレームをターレットを回して現すシンプルなファインダーでした。
例外として広角28mmは縮小光学系アダプターを追加して35mmフレームを28mm視野まで広げています。
シンプルながら等倍で実用にも良さそうなファインダーでしたがなぜか商品化は見送られたようで私自身は市場でこのファインダーを見たことはありません。
1_1

2_1


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250枚撮りフィルムバック

ニコンFからF4までは250枚撮りのフィルムバックが用意されてましたがF5以降はそれが無くなってしまいました。
理由は商業上成り立たないほど売れなかったからと言われてます。
因みにニコンF4用フィルムバックMF-24ではおよそ1000台ほどの販売とのことです。

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リプロニッコール

カタログの説明によりますと35mm判サイズで等倍の複写及びリレーレンズとして開発されたようです。

絞りもこの類のレンズですと不等間隔の絞りが多く見受けられますがこちらは等間隔で7段分の絞り操作ができます。(画像でも判りますように170mmの方は1/3段でクリックがあるようです。)

鏡胴基部はネジマウントになっているようです。(85mmの方は53mmピッチ0.75mmとの事です。)

A_3

日本光学工業株式会社ものとしてはこのレンズ関係で昭和46年1月に特許広告46-2940されてますのでそれの少し前に製品化されたのではないかと思います。

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Rニッコール5cmF3.5

Rニッコールは発売時にマイクロニッコールと改称されたました。
Rニッコールの「R」とはreproduceのことではないかと思いますが記事にはこの事はふれられていませんので実際の所は判りません。

Micro5cmf35


1956年6月の写真工業の記事です。

リプロニッコールという産業用レンズも有りますがこれは昭和40年代の登場ですしニコンマウントやニコンFマウントの物は出てはなかったと思います。
詳しくは知りませんが概要程度をまたの機会に紹介したいと思います。

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ニッコール5cmF1.1

これは写真工業昭和31年6月号に掲載されたニッコール5cmF1.1の記事の画像です。

5cmf11

大口径高速レンズ故、レンズフードは大型で効果の高い物が用意されました。

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ニコノスシリーズ 製造台数

水深50mまで(RSは100m)撮影可能な全天候型カメラ、ニコノスシリーズのおおよその製造台数です。
頻繁にモデルチェンジをする機種ではなく、期間がながかったので各モデルとも販売台数はそれほど少ないという印象はありません。

ニコノス(初代) 29000台  販売期間 1963年8月~68年10月
ニコノスII     93000台  販売期間 1968年6月~75年6月
ニコノスIII    78000台  販売期間 1975年6月~81年3月
ニコノスIV-A   97000台  販売期間 1980年7月~84年11月
ニコノスV    200000台以上(1999年3月末で192000台)  販売期間 1984年4月~01年10月
ニコノスRS   5000台  販売期間 1992年6月~96年9月  

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Nikon1

ニコンカメラの第1号機と言われている画像です。
シリアルは判別できませんが近年公開された6091のドンガラと軍艦部の刻印などが同じですのでそれに近い番号のモデルか6091のバラされる前の機体ではないでしょうか。

6091a

ニコンI型初期の頃はダブルマガジンの物が有ったといわれてます。

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ノクトニッコール58mmF1.2

1977年3月にニッコールがAi化された時期にこの精研削非球面レンズを採用した高速標準レンズは発売されました。価格は150000円、後84年4月にAi-S化され1998年3月まで販売されました、このときは価格改定され165000円となりましたが高価ゆえ他の標準レンズのように多量には流通はしませんでした。
SMAIL機種コード:LS100 オーダー:20FL58N
58mma


58mma_1


このレンズはエラーネームでも有名ですが販売が終わる少し前(96~7年頃?)でしたでしょうか、国内で製品の回収が始まり、それがきっかけでエラーネーム品の存在が広まってしまいました。
しかし国内では相当数が回収されましたので実際にはそれほど出回らなかったらしいのですが、海外分は回収が進まず、それを手に入れられた方も居られるようです。
「Nocf」と彫られたネームリングのロット数は公表されてませんので実数は判りませんが、Nocf-Nikkorの所有者を数人知ってますのでそれほど少なくないのかもしれません。

Nocfnikkor


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ニコンFリピーティングフラッシュのAC電源

ニコンスピードライトSB-6が出る以前のリピーティングフラッシュの交流電源は最終価格が70000円でしたが、その電源は海外でも使えるよう交流入力電圧が可変になっていました。
しかし、その価格のわりに不便で自分でケースを開け内部の電圧切り替えタップのネジをはずし目的の電圧のタップにつけ直す、その電圧表示の円盤も回してパネル表面から入力電圧が判る様にしてやるなどの手間が必要でした。電圧の切り替えは100V、117V、220V、240Vが選択可能でした。(50/60Hz)

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ニコンF/F2 A型スクリーン

画像はニコンF時代からF2時代にかけてのA型スクリーンです。
(右から左に徐々に新しくなっていきます)
最初期(画面右)は白文字刻印で枠も艶のある塗装が施され、上面の切り欠きも左右両方に有りNikonFの文字が前面に来なくても取り付けられました。
次の白文字プリントの物も同様ですが枠の塗装は少し艶が無くなってます。
白文字に点が打ってあるタイプからネジが大きくなり切り欠きも片方のみでNikonFの文字が前面にこないと取り付けられなくなりました。
黄色文字は以前書きましたように白文字よりフレネルのピッチが細かくなりました。
赤文字は更にフレネルのピッチは細かくなり以後F2まで共用アクセサリーとして続きました。

Aa_1

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開放F値設定動作(ガチャガチャ)

ニッコールオートレンズを使っている古いユーザーにはお馴染みのレンズ開放値設定の為に絞りリングを開放から最小値までの往復動作を俗にガチャガチャとか言いますが、あの動作はニコマートFTn以降に始まりました。
それ以前のニコンFフォトミックTや、フォトミックTn、ニコマートFTなどのTTL露出計内蔵機種はレンズ装着のつど開放値を設定してやる必要がありました。
これは意外と馴染みがなく知らない方や忘れて?しまった方も結構いますので古い機種を持ち出しレンズを交換する場合は(ガチャガチャやっても設定されない)注意が必要です。
ガチャガチャ動作で設定できるカメラはニコンフォトミックFTn、ニコマートFTn、FT2、ニコマートEL、ELW、ニコンF2フォトミック、フォトミックS、フォトミックSBの1967年10月以降新発売、1977年3月のAi対応機種以前の間に出たTTL露出計内蔵ファインダーやカメラです。

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ニコンF F-36

ニコンF用のモータードライブF-36や同様の後期S-36などはカメラ本体との調整は結構微妙なもので取り付けた状態でのガタやレリーズのタイミングストロークなどをコンマ1ミリ単位で行うのだそうです。
その為1台のF-36を使いまわしすることは使用頻度の異なるカメラを複数台同じように微調整で合わせることが難しいことから実質無理だとのことです。(以前お願いして断られました)
同ロット内などでたまたま誤差の範囲内で使える場合もあるかもしれませんがキッチリ調整してないと故障の原因になるとサービスの方に言われました。
その為私は予備のシーソー付きプレートを3枚ほど持ってますがそれを試してみた事はありません。
無調整で取り付けできるF2以降の機種をお使いの方にはあまりピンとこないかもしれませんね。

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ニコンF プラスチックの指あて

ニコンFの巻上げレバーですがおよそ6種類ほどあるかと思います。
具体的には、最初期の機械加工の物、打ち抜きの物(主に640台)、SP型と同様の打ち抜きの物、金属プレスの物、その金属プレスの物にプラスチックの薄い指あてをつけた物、ニューFのF2と似た指あての付いた物の6種類です。(他にもあるかもしれませんが少なくとも私が確認しているのはこれだけです。)
そのうち最も少ないのは最初期の機械加工で裏側に肉抜きの穴のあいた物だと思うのですが、おそらくその次に少ないか同等の少なさなのは薄い指あてのプラスチックが付いたタイプだと思います。
これはクラシックカメラ専科No.46 ニコンワールド P.81右上の、UPIモデルと呼ばれている画像の物に付いている巻き上げレバーがそれにあたります。

F_5

F2が出る少し前頃に報道向け用に製作された物で通常の金属のレバーに3箇所穴を開け、プラスチックのカバーを加締めで止めたものですが、Fの後期のニューFやF2のレバーに比べプラスチック部の厚みが薄いので巻き上げ時に指が痛くなり、改善の効果は薄かったようで評判は良かったとは言えなかったようです。
数量は約500個前後と言われていますが、報道機材を点検の際レバーを交換していたようですし、一般顧客へも交換のサービスは行ったようでそれらが一部中古で流れてでている程度ではないでしょうか。

下の画像ではニューFのレバーと限定製作レバーを比較しやすいよう並べてみました。


Nikonflever1a

Nikonflever2a


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モーターワインダー

S2型用の連続撮影機構は1957年3月、ワシントンでの「国際写真機材展覧会」で発表され、その後報道向けに出荷されましたが当時は「モータワインダー」と呼んでいたようです。
一方、SP用の連続撮影機構はカメラの発売と同時期の1957年9月でしたが、発表当初より「モータードライブ」と呼称していました。

呼称が変わった理由としてはS2型用はカメラのレリーズ釦でシャッターを切るためワインダーとし、その後改良されたSP型用からはモータードライブとなったそうです。


後のワインダーとしてはニコマートELW/ニコンEL2用のAW-1がありますが、この頃は連続巻上げが出来ない物をワインダーとして区別していたので後のEMなどカメラ本体のレリーズ釦のみでシャッターを切るモーター巻上げ装置でも連続巻上げ可能な物はモータードライブと呼称しています。

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ニコンSのS接点のシンクロ速度

ニコンSの頃はフラッシュバルブが主流でしたが海外ではその頃からそろそろスピードライト(ストロボ)がメインの光源になりつつありました。
その為輸出がメインのニコンカメラもそれに対応するため同調速度の高速化などの改良がしばしば行われていたようです。
具体的にはニコンS初期の頃(所謂MS黒目など)はS接点の同調速度は1/8でストロボに使用してました。
その後の取り説を見ますと、MS型の赤目の頃くらいからその同調速度が1/20になったのではないかと思われます。
で、普通に見られる通常のSの黒目は1/20での同調で大丈夫ですが実際には1/30でも画面のケラレ無く使用できます。
幕速は画面幅34mmを20ミリセカンド程度で横切っているので本当ですと1/40でも大丈夫なはずですが私のカメラではNGでした。もしかしたらしっかり調整をすれば大丈夫なのかも知れませんが一応ニコンSでは1/30秒でもストロボの同調は可能と覚えておいても良いかと思います。

今ではあまり考えられませんが、当時のストロボはタイムラグが大きいものが多数存在していたとのことですので、おそらくそれらを考慮しての遅めの同調速度ではないかと考察しております。

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ニコンフォトミックFTn

ニコンFシリーズで唯一ニコンFと命名されてないのがニコンフォトミックFTnです。

このカメラをよく「ニコンFフォトミックFTn」って呼ばれる方がおりますが実は先に書いたように「ニコン」の後に「F」は付かないのが正式名称です。

ニコンFのファインダーの名称ではフォトミック(外部測光)→フォトミックT(TTL平均測光)→フォトミックTn(TTL中央部重点測光)→フォトミックFTn の流れでFTnファインダーはTnにF値簡易セット機構の追加なのでそのFを付けた?のでしょうか。
または先に発売されたニコマートFTnに倣ったのでしょうか。

まあとにかくファインダー単体での名称での流れでは不自然さはないのですが、露出計付きニコンFでの名称の「ニコンフォトミックFTn」は何でニコンFじゃないの?って感じで疑問に思ってました。

相当前ですが一応この件もニコンのサービスなどへ問い合わせた事があるのですが、納得のいく明確な返答は得られず、結局分からなかった素朴な疑問の1つです。
これは先日のニコマートの読みの疑問とセットで長年解決してない問題の1つなんですよ。(笑)

ニコンFシリーズで一番売れてる筈のフォトミックFTnはじつニコンFとは呼べなかったっていう落ちです。

余談ですがニコンF2の場合、日本ではF2、F2フォトミック、F2フォトミックS、F2フォトミックSB、F2フォトミックA、F2フォトミックASと呼びますが、米国などではF2、F2Photomic、F2S(Photmic)、F2SB(Photomic)、F2A(Photomic)、F2AS(Photomic)と呼んでいますし取り説の表記もそのようになっています。また、括弧でくくった部分のフォトミックは省いている方が多いように思います。

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ズノー5cmF1.1

写真工業に掲載されたズノー5cmF1.1の解説記事画像です。

Zunow5cmf11a_1

このレンズはライカマウントとニコンマウント、コンタックスマウントがありました。
解説でも分かるかと思いますが旧型は後玉がビー球のように飛び出ていて着脱に非常に気をつかうそうです。

ニコンマウントの新型5cmF1.1の画像です。
Zunow5cmf11a_2

以前ニコンSPで撮った知人のズノー5cm旧型のモノクロ作例写真を見せてもらいましたが全体にかなりフレアが出ていて幻想的な感じでした。(笑い)

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ニコンFM10 変り種

ニコンカメラで現在発売中のフィルムカメラはF6とFM10ですが、そのFM10の変り種を紹介します。
1つはステレオカメラに改造してあり、国内ではレモンで購入が可能です。レモネット
本家?はこちらです。http://www.stereoscopy.com/3d-concepts/camerafilm.html

また、ハーフサイズに改造して販売している所もあります。
私は数年前にこちらから購入して薄めの20mmF4レンズを付けてスナップなどにたまに持ち出しています。
http://www.procamerarepair.com/half.php

上記2種と通常モデルを揃えると画面面積比で4:2:1のFM10トリオが出来ますね。(こじつけですが・・・)

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ニコンS2の出来るまで

写真工業1956年2月号のグラビアページに掲載されたS2製造の画像です。
S21a



















S22a



















S23a



















S24a
これらを見ますと熟練者の手作業がいかに多くて大切だったかがうかがい知れますね。

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ニコマート、ニコマット、ナイコマット???

ニコンの一般向け一眼レフニコマートFT/FSが出たのは昭和40年の7月でした。
当時から日本光学は「Nikomat」はニコマートとカナ表示して発表、宣伝など一貫してとおしてます。
しかし、普通に読むとこれってニコマットになるんじゃないかな?ってずぅ~っと前から思っているんですが・・・

で、75年史が出て暫く後にその社史なども一応見て調べてみましたが名称やスペルの理由は結局分からなかったのです。

とりあえず私の場合、ニコマート読みで慣れてしまいましたし、まあ、「ニコマート」も「Nikomat」も商標か何かで登録してあってそういうものなんだという事でむりやり納得させている部分があります。

海外モデルでは「Nikkormat」ですがこれを普通に読むとたぶんニッコールマットになると思うんですがこれもニッコールマートになるんでしょうか?私はニッコールマットと呼んでますがこれらの理由などご存知の方がいらっしゃいましたらコメントなどいただけますととても嬉しいです。

Fsa

ニコマート登場当時の広告です。「Nikomat」及び「ニコマート」の文字が正面の目立つ位置に配してあります。

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