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F2H+DP-12+DS-12=露出オーバー

高速モータードライブカメラニコンF2Hはご存知のとおりハーフミラーによってファインダーへ1/3の光を導き、普通絞り(開放測光で言う絞込み状態)で使用します。
またピントを合わせやすいように通常モデルのプレビューボタン位置に絞り開放ボタンが付いています。
このカメラにDP-12とEEコントロールユニットDS-12を着けて普通のF2のように扱うとどうなるでしょうか?
(勿論ファインダーへの光は通常の1/3しか行かないのでその分の補正はあらかじめしておきます。)

答えは絞込み状態ですと露出計には絞りリングの位置と、実際に絞り込むことにより、暗くなった状態の情報を二重に露出計に伝えてしまいますので、開放から適正絞りまでの段数の半分のところに絞りを制御してしまいます。(例えば開放値F1.4のレンズで開放測光で適正値F5.6だとしますとプレビューを押したまま動作させますとF2.8付近で絞りは止まります。)
普通のF2にDP-12+DS-12でもプレビューボタンを押したまま動作させて確認する事が出来ますので暇な方は(汗)は試してみてください。

また、F2Hの先の組み合わせで開放ボタンをおしたまま測光しますと適正値まで絞りは動きますが撮影のタイミングに合わせてボタンを離す必要がありますのでこれも結構難しいですね。

勿論DP-2或いはDP-3+DS-1或いはDS-2の組み合わせでも同様の動作をします。

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