クローム下地のブラックニコンF
ニコンFの黒塗り、それも割合早い時期のモデルには黒い塗料の下からクロームの下地が見えている個体があります。(通常品は真鍮の下地が見えます)
これは当初黒モデルの受注が黒い外板部品の数を大きく上回ってしまった為出荷が遅れ、急遽在庫のあるクロームの外板を流用しプライマーなどの下地処理を施して黒塗装した物を使用したからだそうです。
多くは右肩部品やペンタカバーが流用されたようですが他の部位でも在るそうです。
詳しい時期などは判りませんでしたが6408***台でもそのような機体が見られますので発売1年ほどの間は流用品も使われていたのではないかと想像できます。
また、これとは別件で中期以降でも補修用部品としてクロームから黒へ塗装しなおした流用品が使われた事があるそうです、当時クロームモデルから整備の時など黒モデルへ換装したりその逆をしたりを依頼できましたが、それらに使われたらしいとの事です。
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コメント
640代のペイントは3000、5000、7000番台に集中し、4000番台にもあるという記事がニコンF40年に出ていますが、8000もあるそうですね。6000も写真で見ましたが、もう少し信頼できるデータというのは存在するのでしょうか?
投稿: leicaman | 2008年3月18日 (火) 21時58分
6408***台のブラックニコンは私も見せてもらったことがあります。
こちらは2本バネのミラーボックスの特徴を持っている古いタイプの物でした。
投稿: MARU0 | 2008年3月19日 (水) 07時24分