ニコンF保護キャップ?
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ニコンのアクセサリーでは異色?の物で1975年11月に発売された引伸機RA-350がありました。
これは専用の付属エルニッコール(50mmF2.8)と組み合わせると高精度なオートフォーカスでの引き伸ばし作業が可能でした。
名刺判から全紙判までが台板上で伸ばす事が可能な35ミリ専用機としてはとてもしっかりした造りの物で価格もモノクロ用としては高価な160000円でした。
また、ヘッド部はアオリが可能で機能的には申し分ありませんでしたが、モノクロ用のヘッドしか用意されておらず、カラーでの引き伸ばし作業は一応カラーフィルターポケットは設けられていましたが煩雑を極めこの機械でやっておられる方はあまりいなかったのではないかと思われます。
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ニコンS3のいわゆるオリンピックモデルと言われている再生産型のS3ブラックですがこれは新聞記事の切り抜きコピーにありますように昭和40年の9月半ばから販売が開始され限定2000台が11月末までに出荷されたようです。
ただ、時期からも判るようにオリンピックというのはふさわしくありません、なぜS3オリンピックと言われるようになったか、それはこのカメラに着けられているガウスタイプの新タイプのレンズにあります。
東京オリンピックが開催される前、昭和38年前後くらいに、SPが報道機関からの要請もあり再生産されたのですが、そのときは新しいガウスタイプの50mmF1.4付きでSPが販売されました。
しかし、実際に報道機関で使われていたSPにはオリンピックニッコールではなくほとんどが3.5cmF1.8などの広角レンズだったようです。
その頃はまだオリンピックニッコールという呼び名は無かったのですが何年か後に新タイプの50mmをそう呼ぶようになり、それが着けられていた再生産型のS3もいつしかS3オリンピックと言われるようになったそうです。
また、2000台の限定だったにも関わらず暫くは売れ残っていたS3がいくつか有ったようで、もし、当時その売れ残りを買い占めていたら・・・って、ステレオニッコールの時にもそう思ってしまったのですが、そんな感想を持ったのは私一人だけじゃない筈です。
因みにS3オリンピックがケース付きで当時74000円、 S3 LIMITED EDITION BLACKが530000円(税別)でしたので時代を考えるとこの価格は妥当な気がします。今の中古(未使用品)価格からなら更に買い得感は高いですね。
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ニコンF3のアクセサリーMK-1はモータードライブMD-4と併用した場合に撮影コマ速度を変換するアダプターです。
開発当初の目的はニコンF3AFをモータードライブMD-4で連続撮影する場合にAF機能に連動した秒あたり1コマ、2コマ、3コマ撮影できるように制御する為です。
その為発売もAFファインダーDX-1と同じ時期となりました。
しかし、普通のF3プラスMD-4でも縦位置でのレリーズや三脚アダプターとしての使い易さなどからF3AFで使われるよりも遥かに多くのMK-1が使われる事になりました。
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1983年3月1日発売のニコンFE2は「シンプルニコン」のコピーはそのまま受け継がれさらに「Auto4000 X250」のシンボルマーク?が追加されました。
これは電子シャッターでは世界初の速度のアピールの為でした。ニコンはこの辺の世界初を結構意識しているメーカーですね。
ニコンFEとFE2の違いですがシャッター速度範囲の拡大(1/4000~8 M250)、シンクロ同調速度1/250、TTL自動調光採用、クリアマットスクリーン、レリーズボタン半押し時測光ONレリーズボタン離しても16秒測光を維持、フィルムカウンターが「1」になるまで高速一定秒時(オート時は1/250)、露出補正リング操作時はファインダー内警告、メモリーロック時メーター指針もロック、データバック用接点の追加、マニュアル秒時はクォーツ制御などです。
設計着手は1981年4月で機能試作1回、量産試作3回を行い製品化されたとの事です。
販売終了は1987年6月で4年3ヶ月の間におよそ333000台が出荷されました。
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ニコンF2用モータードライブMD-1、MD-2、MD-3の仕様や違いを簡単にまとめました。
[MD-1仕様]
撮影速度 最高1秒間に5コマ
フィルムコマ数計 自動復元残数式、手動セット可能、
0位置でモーター停止
使用シャッタースピード 1/4~1/2000秒(連続)
B,1~1/2000秒(1コマ撮影時)
巻き戻し 自動巻き戻し可能、時間約7秒
使用電源 直結式バッテリーケースMB-1
AC/DCコンバーターMA-2
AC/DCコンバーターMA-4、MA-2
大きさ 148X147X78.5mm(MB-1付)
重さ 約695g(MB-1付、電池別)
その他 250フィルムバックMF-1使用可能
発売 1971年10月
価格 70000円
*初期タイプは貼革がニコンF同様で巻き戻しレバーロック解除ボタンがありませんでした。また、その頃は底板にも貼革が施されておりませんでした。
[MD-2仕様]
撮影速度 最高1秒間に5コマ
フィルムコマ数計 自動復元残数式、手動セット可能、
0位置でモーター停止
使用シャッタースピード 1/4~1/2000秒(連続)
B,1~1/2000秒(1コマ撮影時)
巻き戻し 自動巻き戻し可能、時間約7秒
使用電源 直結式バッテリーケースMB-1
直結式バッテリーケースMB-2
AC/DCコンバーターMA-4、MA-2
大きさ 147X110X77mm(MD-2のみ)
147X147X78.5mm(MB-1付)
重さ 約470g(MD-2のみ)
約695g(MB-1付、電池別)
その他 250フィルムバックMF-1使用可能
750フィルムバックMF-2使用可能
カメラバックMF-3使用可能
発売 1974年9月
価格 80000円
*MD-2はMD-1の改良型で基本的な仕様はMD-1と同一です。
相違点は背面にLEDランプが追加されシャッターを切ると点滅する、SCユニットの形状の変更、MF-3を併用するとフィルム先端を感知しランプが点灯して自動巻き戻しが終了する。(その為の端子部の追加)
[MD-3仕様]
撮影速度 最高1秒間に4コマ
フィルムコマ数計 残数式、手動セット可能、0位置でモーター停止
使用シャッタースピード 1/80~1/2000秒(連続)B
1~1/2000秒(1コマ撮影時)
使用電源 直結式バッテリーケースMB-1
直結式バッテリーケースMB-2
AC/DCコンバーターMA-4、MA-2
大きさ 147X106X62mm(MD-3のみ)
重さ 約355g(MD-3のみ)
発売 1977年10月
価格 39000円
*MD-3はMD-2からフィルム巻き戻し装置、駒速度変換装置等を省略した普及型のモータードライブ。
[バッテリーケース]
F2用モータードライブに接続できるバッテリーケースには、MB-1とMB-2があります。
MD-2とMD-3、MB-1とMB-2は相互に着けられますがMD-1、2にMB-2を使用する場合コマ速度低下の他に撮影可能本数の大幅な減少がありますのであまりお勧めできません。
[MB-1仕様]
価格10000円
単3ホルダーMS-1に入れた単3電池10本か、専用ニッカド電池MN-1を2個使用。
前期と後期でバッテリーチェックの表示で、針式のものと、LEDランプ2灯式のものがあります。針式の方が前期タイプです。
[MB-2仕様]
価格6000円
単3ホルダーMS-2に入れた単3電池8本を使用。
連続撮影時のコマ数
F2用モータードライブは使用する電源で、連続撮影時の1秒間のコマ数が
変わります。
MD-1&MD-2の場合
コマ速度 MB-1 MB-1 MB-2 AC/DC 使用できる
リング 単3電池 ニッカド電池 単3電池 コンバーター シャッタースピード
H 4 5 2.7 5 1/125~1/2000(ミラーアップ)
M3 3.5 4.3 2.5 4.3 1/125~1/2000
M2 3 3.8 2.1 3.8 1/60~1/2000
M1 2 2.5 1.7 2.5 1/8~1/2000
L 1 1.3 0.9 1.3 1/4~1/2000
MD-3の場合
MB-1 MB-1 MB-2 AC/DC 使用できる
単3電池 ニッカド電池 単3電池 コンバーター シャッタースピード
3.5 4 2.5 4 1/80~1/2000
*1コマ撮影(Sポジション)の場合はいずれも使用できるシャッタースピードはB(バルブ)、1~1/2000
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ニコンF3、またはMD-4付きでMDのレリーズボタンを押してのタイムラグは、
レリーズボタン半押し(測光回路ON状態)から先幕が開き始めるまでは0.04秒
この状態でさらにミラーアップしての場合は0.03秒
レリーズボタン半押しなしからレリーズした場合は0.1秒
同ミラーアップからの場合は0.09秒とレリーズ半押しが無い場合からのタイムラグは一般的なコンパクトカメラ同様で特別遅くもないが決して速くは無いといったレベルのものです。
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ニコンFEはニコンEL2の小型軽量化を目的に企画され、マニュアル露出専用機のニコンFMの姉妹機としての位置づけで出されました。発売は1978年4月、在庫払底は1984年10月でおよそ1240000台が出荷されました。
FMの姉妹機らしく全部品の40%ほどが共通部品で構成されているとの事ですがAEの主要部品などはEL2と共通化されさらに耐湿性・信頼性の向上が図られているそうです。
FEの露出制御系ですがEL2にも採用されている制御用ICを使用してますがEL2は6ボルトの電池を使用しているのに比べFEは3ボルトでこれに対応できるよう6.5ボルトから2ボルトまでの広範囲に制御できる回路設計がされていたとのことです。
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ニコンF2の中期頃までは巻き戻しの際フィルムカウンターがカウントアップされていました。
これがいつの頃かはっきりしませんが中期頃から改良されましてカウンターは進まないようになりました。
因みに私の手持ちのF2では740万台前半までの4台は全て進み、770万台後半以降のデータやチタンボディなど4台は進まない仕様になっていました。
現在はこの部品も在庫はないので変更は出来ませんが初期の物でもオーバーホール時に顧客からの要望などで進まないように換えられている物もあるそうです。
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昭和23年の「ニコンカメラ」(所謂ニコンI型)から昭和50年頃までは多少の例外はあるものの「Nikon」を冠したカメラというのはプロや高級アマチュアを対象としたシステムの発展製に富んだ高機能高級機をニコンカメラと総称していたように思います。具体的にはニコンカメラ(ニコンI型、Nikon1)、ニコンM型、ニコンS型各種、ニコンF、F2です。
その他に35mmフィルムカメラではニコレックスやニコマート(海外ではNikkormat)などは普及機、一般機として区別され当時「Nikon」は一目置かれた存在だったように思います。
例外はニコンオート35がありますが、こちらは国内向けで海外輸出はニコレックスオート35ででてましたので対外的には特に意識していたように思います。
しかしAi化以降はNikomatELWの後継機がNikonEL2と「Nikon」を冠したのをはじめ、NikonFM、FEと後のカメラにも全て「Nikon」を使うようになりました。
時代の流れから言えばそれが良かったのかも知れませんが、私、個人的にはやはり「Nikon」カメラは高級機のイメージがありましたので当時は違和感を持っていました。
とはいえ、F3が出てすぐにEMという当時最普及一眼レフも同時に買ってたりしてますので違和感はあったものの抵抗感はそれほどでもなかったようです。(汗)
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ニコンF2用モータードライブにはMD-1、2、3と3種類出されていました。
これらモータードライブをカメラに着ける際のガイドとなる小さな爪状の小部品がモードラ上面巻き戻し側前後に各1箇所づつ付いています。
この爪状の部品ですが初めの頃は銀色の金属製の外観に段差の無い物が使われていました。
その後上部が薄くなった段差付きの黒いプラスチック製へと替わりました。
変更理由ですが金属製の爪ですと急いで装着している時など乱暴に扱うとその部分に当てて傷になりやすかったのでプラスチック製に代わったのではないかと想像できますが、反ってこれがアダになって弱いプラスチック部品の折れてしまったMD-2が売られているのをみかけます。
プラスチック製の物は薄くなっているので、もしかしたらわざわざ強度を弱くしてカメラ側へのダメージを回避してあるのかもしれませんが、今ではこの部分の部品すら払底してしまい、付け替える事も出来ませんので、モードラ単体の時は目につきやすく爪が折れているとちょっと気になってしまう部分ではありますね。
変更の時期ですが、MD-3が出て以降はこの部分が黒いプラスチック製で段差が付いた物に変更されました。MD-3が1977年10月発売ですから、その前後くらいからMD-2でもこちらへ変更されたようです。
また、ほぼ同時期にMD-2のコマ速変換ダイヤルのあるプレート部の表示が「MADE IN JAPAN」から「JAPAN」へと変わりました。
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ニコンピカイチカリブは1986年4月に発売されました。
このカメラの特徴は黒と青の2色で発売された事(海外向け?橙色有り)、防水、防塵機能があり水中も水深3メートルまでOKの全天候型カメラである事、オートデート搭載(非搭載モデル有り)などです。
他に別売りのアクセサリーでフロートストラップAN-9が有りこれをつけると水上から万一落としてもカメラが沈まずに紛失や水没による漏水故障を免れる事が出来ます。
これが探してみると意外と見つからないアクセサリーの1つでもあるんです。
在庫払底が1989年12月、3年半でおよそ220000台が販売されました。価格は54800円、デートなし(黒のみ)49800円でした。
このカメラは普通のコンパクトカメラとほぼ同じ使い勝手で良いのですが、ニコノスほどの気密性はありませんのでスキー場など寒冷地で使ったあとすぐに暖かい部屋へ持ち込むなどすると内部へ結露する可能性がありますので注意が必要です。
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