ニコンF2 モータードライブ ガイド部材
ニコンF2用モータードライブにはMD-1、2、3と3種類出されていました。
これらモータードライブをカメラに着ける際のガイドとなる小さな爪状の小部品がモードラ上面巻き戻し側前後に各1箇所づつ付いています。
この爪状の部品ですが初めの頃は銀色の金属製の外観に段差の無い物が使われていました。
その後上部が薄くなった段差付きの黒いプラスチック製へと替わりました。
変更理由ですが金属製の爪ですと急いで装着している時など乱暴に扱うとその部分に当てて傷になりやすかったのでプラスチック製に代わったのではないかと想像できますが、反ってこれがアダになって弱いプラスチック部品の折れてしまったMD-2が売られているのをみかけます。
プラスチック製の物は薄くなっているので、もしかしたらわざわざ強度を弱くしてカメラ側へのダメージを回避してあるのかもしれませんが、今ではこの部分の部品すら払底してしまい、付け替える事も出来ませんので、モードラ単体の時は目につきやすく爪が折れているとちょっと気になってしまう部分ではありますね。
変更の時期ですが、MD-3が出て以降はこの部分が黒いプラスチック製で段差が付いた物に変更されました。MD-3が1977年10月発売ですから、その前後くらいからMD-2でもこちらへ変更されたようです。
また、ほぼ同時期にMD-2のコマ速変換ダイヤルのあるプレート部の表示が「MADE IN JAPAN」から「JAPAN」へと変わりました。
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