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ニコンFG

ニコンFGは絞り優先自動露出専用機ニコンEMにマニュアル露出、プログラムオート、TTL調光機能を追加して昭和57年春に発売されました。
プログラムオートをAi-S以前のAIレンズやAi改造レンズで実現するためにミラーアップ直前のレンズが絞り込まれた状態を測光しシャッター後幕を制御する「瞬間絞込み測光」を取り入れてます。
古いAi改レンズでもプログラムオートが使えるのは良いことですがその為に若干タイムラグが大きくなってしまったのは残念です。
このFGでは露出警告音のオン・オフが出来るスイッチが設けられた事は当時なにげに気に入っていました。
それまでEMを使ってましてあのピーピー音が結構わずらわしく思っていましたのでこのスイッチはちょっと嬉しかったですね。
さてニコンFGですが82年5月発売から86年12月在庫払底までに735000台が販売されました。

モータードライブMD-14はこのカメラが出たときEMと兼用のアクセサリーとして発売されました。
このMD-14ですが巻き上げ速度の向上、巻き上げ可能本数の増加、グリップが大きく持ちやすいなどMD-Eと比べてよい事ずくめなんですが、その大きくなったグリップ部にレリーズスイッチが無いので使い込んでいなかった私はとても戸惑ったものです。
グリップ上部はカメラ本体のレリーズボタンを押すのにそれほど不都合はないようにはデザインされていますが、私が使っていた今までのモータードライブはMD-2やMD-4でグリップ部にレリーズスイッチが必ず設けられていて自然とそこに指がいっていたのでそこにスイッチが無いのはシャッターチャンスを逸する事になりホント困りました。

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