ニコンF2 SB-2とSB-7の違い
ニコンF2(ニコンF含む)用のクリップオンタイプスピードライト(ストロボ)にはSB-2が1972年頃用意されていました。
その後1977年にSB-7へと刷新されましたがこの2つの違いについて少し書いてみます。
まず、ひと目で判るのが大きさですが、これはSB-2が110×104×40(mm)、SB-7が100×79×37(mm)とSB-7が一回りほど小さくなっています。
放電管のサイズにも違いがあるようでSB-7のほうが発光面が小さくなっています。
重さは130グラムも軽くなりました。これらコンデンサの大きさの影響が大きいと思われます。
機能の違いはガイドナンバーは双方「25」で変わりはありませんが自動調光の際選べる絞りの段数がSB-2は3に対しSB-7は2に減っています。
発光可能回数はSB-7になって10%以上増えました。
単3電池ホルダーは双方電池の挿入方向は同じで互換性がありそうなのですが実は幅や取り外しのつまみの形状が少し違い使いまわしはできません。
余談ですが、このSB-7用の電池ホルダーMS-2は同時期のSB-8や後のSB-10、モータードライブバッテリーケースMB-2のホルダーとして共用されていました。
またF3時代のSB-17やSB-15、SB-21の単3電池ホルダーMS-6はMS-2と互換性があります。
ですのでこれらとは使いまわしは可能です。
SB-2のホルダーの共用ですがこちらはSB-3の他ML-1の送信機とレアな後期のニコンF高速モータードライブカメラの外部電源が有り、この電源ケースにSB-2、3で使われているホルダーが4つ入り計16本の単3電池を収めていました。
SB-2は\22000、SB-7は\18000でした。
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