ベローズニッコール105mmF4
ヘリコイド式距離環の無いベローズアタッチメントを併用して使う接写用レンズとしてはニコンF用としては3代目にあたるこの105mmF4は昭和45年1月に発売されました。
これまでの135mmの物より拡大率が高く、ワーキングディスタンスも適度にとれる為照明がし易い事、自然な遠近感が得られる事などが利点で、等倍近くでも全画面でシャープな像を得られるよう設計されてます。
焦点距離が改められたのは当時発売されてコンパクトなベローズアタッチメントPB-3(当初ベローズ3型)で使ってほぼ等倍(0.9倍)撮影が出来るようにというのが理由のようです。
しかしベローズを使うため屋外などでの機動性や使い勝手がやや犠牲にならざるを得ませんでした。
これを改良し昭和50年11月にヘリコイドと自動絞りを持つ(New)マイクロニッコールが出ました。
この光学系ですがベローズ用とほぼ同じですが後群で僅かに違いがみられます。画像を見て比較してみてください。3枚目は前の2枚を重ねた物ですので違いが良く判ると思います。
ベローズニッコールの取り説です。
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