ニコンF最初のズーム オートニッコールテレフォトズーム
昭和34年11月ニコンF用に最初に出されたズームレンズはオートニッコールテレフォトズーム8.5cm~25cmF4~4.5、重さ2030グラム、8群15枚構成の大きなレンズでした。
出た当初はズームリングと距離リングが分かれていて操作性はけっして良くなかったそうです。
その為割合早い時期に改良が施され距離リングとズーミングが一操作で出来るようになりました。
図は初期の発表資料の物です。
試作品は距離リングは銀色をしていますが販売時には距離リングも黒色になり最初期は三脚座のねじも大ねじでしたがすぐに普通の細ねじへと切り替わったようです。
左下のフィルターのような物はクローズアップレンズ(ピント調整範囲2.2m~4mまで)で、距離目盛の上に刻まれている数字はクローズアップレンズ使用時の実際の距離を表示しています。また、メートル表記ものとフィートものと分かれてました。
おそらく表示が煩雑になるのを危惧して距離表示はフィートとメートルの併用表記にはなっていなかったのではないかと思います。
こちらが直進式に改良された物の画像です。クローズアップレンズが装着されてます。
画像では判り辛いですがズームリングが自重で下がらないようするつまみの付いたネジが付いてます。
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