ニコンF2のタイムラグ
ニコンF2はニコンFを改良したモデルですがその機構のほとんどが新設計でした。
シャッター幕はチタンでFと同じ素材ですが機構は改良され幕速も14.5msから10msと高速に、露光開始までの時間も32.5msから28msとタイムラグが少ないと評判だったF以上に短くなっています。
また、F2のシャッターダイヤルの「X」の位置で1/80なのですが、その時のシャッター幕スリットの幅がおよそ45mmと広く、幕速の高速化で安定したものとすることに寄与しておりますし、1/2000secの信頼度や秒5駒の連続撮影の安定性は高いものとなっています。
とはいえ20数年以上経っているカメラですので、今では1/2000secがきちんと出ているカメラは少ないかと思います。
永く使えるカメラですので、できれば定期的に点検して、場合によってはオーバーホールをしましょう。
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