ニコンF2 フォトミックファインダーの摺動抵抗
F2フォトミックファインダーDP-1は中期になって摺動抵抗帯を耐久性(耐磨耗)向上の為に変更がありました。
時期的には75年頃からでメーターも長時間の非使用での固着防止効果の高いアンプル型の物へ変わりました。
その後のDP-11でも同じ物が使われておりますのでご存知の方も多いかと思います。
一応変更の見分けはいささか曖昧ではありますが、ファインダー単体を裏から見て、本体シャッターダイヤルとのカプリング部分にDP-11同様で赤い点か緑の点がある物はそうなっているらしいとのことです。
曖昧というのは古い物でも修理調整に出されたものはこの頃ドンドンこちらに替えられたのでそれらは裏からみても見分けがつかない場合があるからです。(この場合でもメーターと抵抗帯がセットで替えられた物は多い)
因みにニコンカメラで最初に耐磨耗性の高い金属薄膜の抵抗体(FRE)を使い出したのはニコマートELで1972年発売でした。
余談ですがニコンカメラで初のAE一眼レフはニコマートELと思っている方が多いようですが実はそれより数年前にニコンオート35というレンズシャッター式シャッター優先EE(当時)の一眼レフがでていました。
| 固定リンク
「NikonF2」カテゴリの記事
- S→SB→AS(2014.05.25)
- +50℃~-30℃と20万回 この過酷な条件に耐えられるか(2014.04.24)
- 最後のM-1広告(2014.04.17)
- ニコンシステム画像(2014.03.30)
- 狙いや用途に応じて変貌できるか(2014.02.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント