30FB A17-1

クイズです、下の画像は何でしょうか?
F2a
ファイルに2枚重ねたままはさんだ物をスキャンしましたのでヒモ状のものが2本づつ出ているように見えますが、実は1枚に上下1本づつです。
また、ファイルごしですのでボヤけて分かり難いですが表面にエンボス状の凸凹があります。

ということで、答えは、もう皆さんお分かりだと思います。

ニコンF2の新品のチタン製シャッター幕です。

縦横の比率から判断できるかと思いますが、24×36mmの露光面より充分長いことが分かりますね。
これは後幕になります、下の画像を見ると分かるかと思いますが、先幕は露光面を覆い、且つ巻き取りドラムに僅かに巻かれるだけの長さがあれば良いのですが、後幕は画面左の大きなシャッタードラムに巻かれていて、さらに露光面を被わなければなりませんので、長さが先幕より長くなります。
そして、ドラム接着面はつや消し処理がされてませんが、その面が大きいことからも後幕と判断できます。
F2


因に表題はF2のシャッター後幕部品アッセンの型番です。また、これはニコンF(20FBI)にも流用は可となっています。
また、型番末尾の「-1」はその部品が改良版であることを示しています。(改良がさらに進むと「-2」となります。)
ただ、この幕の何処が変わっているのかは分かりませんでした。

私はこのF2用のシャッター幕を先巻、後幕とも各2枚づつあるところから興味本位で譲っていただいたのですが、果たして使うことは有るのでしょうか。1枚3000円ほどしたので結構な無駄遣いをしたような・・・(汗)

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日本光学、昭和32年7月の生産品

下は會社創立40年目の昭和32年7月現在の日本光学工業の生産品です。
327a

少し気になったものにモータードライヴ装置という品目があります。
S2時代には連続撮影用装置にモーターワインダーと呼ばれてましたので、おそらくそれを挿しているのだと思います。

この表は日本光学四十年史に掲載されていたものです、四十年史は発行が遅れて昭和34年に出ていますので、この時には既にSPが出ていて、連続撮影装置はモータードライブとして、ほぼ同様の装置が発売されていました。社史編纂室では後者の表現をしたのではないかと想像しています。

そのほかに、戦車用の測距儀が、品目だけですが掲載されているのも、余り公表されるものではないという認識でしたので意外でした。

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マルチコート

ニッコールオートレンズがマルチコート化されだした頃の広告です。
A

1972年の7月に代表的なニコンの標準レンズ50mmF1.4からマルチコートを前面にだした広告が始まったようです。(実際には1971年3月発売の35mmF1.4がニッコールオートでは最初です)
当時既に旭光学は、スーパー・マルチ・コーテッドタクマー(SMCタクマー)を相当数のラインアップで出していて、テレビCMや雑誌広告、専用カタログまで出して宣伝していました。
Smc1a当時の専用カタログの表紙です。

その中に一様に7層コートしたレンズのカラーバランスの良さを説明したページがあります。
Smc2a

ニコンの文面は、旭光学が大きく宣伝していたスーパー・マルチ・コーテッドタクマー(SMCタクマー)をたぶんに意識したものになっているように感じませんか。

ただ、ニッコールオート35mmF1.4は、現在、硝材の関係からかとても黄色く見える物ばかりです、これも総合的にマルチコートを施した結果なのでしょうか?(苦笑)


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アポ・ニッコール

画像は1970年代半ばのアポニッコール専用カタログの1部です。
Aponikkor2a
Aponikkor3a
アポ・ニッコールは写真製版用として広く知られていますが、これにかつて海外ではシャッターを組み込み8×10や11×14で撮影に使えるように改造していたところもあると聞いています。
北米で8×10よりも大きいフォーマットで撮る人には、いわゆる大判レンズではない製版用アポレンズの評判は良いとのこと、また、組み込みではなくジナーシャッターのようなビトウィーンシャッターと組み合わせる事もあるそうです。

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